とうちゃんのぷらぷら日記

アウトドア系の日記及びうんちく

きせきのキンラン

2022-04-30 20:41:35 | 庭、花木、畑、ガーデニング
庭木の後ろの草むしりをしていたら驚愕した。
き、き、キンランが咲いている。
にわかには信じがたい光景だ。


実は、2年ほど前、近くの雑木林を残した自然公園に咲いているのを見て驚き、ブログにも書いたことがあったが、まさか自分の家の庭に咲いているとは夢にも思わなかった。
むろん盗掘してきたわけではない。
天然ものだ。
しかしどうして、生えてきたのか?
まったくわからない。

本当は、昨年キンランらしき植物が生えているのに気付いていたのだが、花が咲いていなかったので確証はなかった。まさかという気持ちもあった。

これが昨年のカブの枯れたもの

キンランは1997年に絶滅危惧II類 (VU)(環境省レッドリスト)に掲載されたそうだ。人工栽培も難しいランのようだ。
そんなランが私の家にやってきてくれた。
まるで妖精のようだ。



仕事の対応と業務の引継ぎ

2022-04-29 19:28:32 | 独り言
決算期は忙しい。
忙しいというより、毎年のように解決しなければならない課題があるので悩ませる。
今年は企業会計基準の適用指針の改正に対する対応だ。

私の担当は貸借対照表の注記項目、金融商品の時価開示などだ。
時価レベルの区分、第三者から入手した相場価格の検証作業など、
どうしたものかと悩ませる。

暮れにはLIBORレートの公表停止があり、代替金利指標の選定と、検証作業があった。
関連文書を読み込んで、使用システムと、自分の会社のレベルとで対応できる管理方針を立てなければならない。
60を過ぎた自分にはいささかきつい仕事だ。

自社には相談できる人もいないので、ベンダーの説明会や業界関係者から情報を収集する。一番不安なのは自分の解釈が間違っていないかということだ。
それで時間があれば、再度基本文書を読み返し、多角的にシミュレーションを繰り返えして、問題点を探る。
若い人への引継ぎを始めてるとはいえ、社外へ出るような文書は再度数値をチェックする。
省力化にプログラミングなどは有効なのだが、そういうのは若手に任せる。

法令等の改正などが頻繁にあるので、シンプルなエクセル管理の方が私には理解しやすい。
数式を組込み、一定の数値を越えた場合に、別途の対応が必要となる所には数値が赤く表示されるように設定、解説文も専門用語は統一的な表現にして、第三者が理解できるか、常に佼成に努めている。
同一の係数を複数の計算で使用する所は、一回の入力で計表が完成できるようにし、また数値の関連性が理解できるよう色を使い工夫している。
自分も年に一度の作業だと、よく理屈の方を忘れていて、思い出すのに苦労することも多い。
理解しているうちに書き留めておくのも大切なことだ。


春のガーデニング2

2022-04-24 15:55:34 | 庭、花木、畑、ガーデニング
春は草むしり。
用がない日には朝からセッセとやる。
庭には、残すべき野草と雑草が混在しているので、そういうところは指で一本一本引き抜かなければならない。
はびこる雑草は、シダ類、ドクダミ、他帰化植物。

叔父からもらった黄エビネ。
今年もきれいに花を咲かせた。

半日影で、常時湿度がある微妙な環境が好みのようなので気を使う。
陽の光さえ当たれば、どんな所でも育つ強靭な植物もあるが、
陽の光の強弱、湿度、土の酸性度などで生育の変わる気難しいのもある。
自然界では、自分に適した場所にしか生えないだろうが、庭では、そういうのとは関係なく持ち込んでいるのだから手入れをしないとやがて消滅してしまう。

アマドコロは比較的丈夫

つつじは酸性の土がこのみなので、灰をかけてはいけない。
湿度が高すぎるのもNGだ。
日が当たるほど花をつける。
冬場や花が終った後に発酵油粕をあげるとよい。


つつじの花は、甘い香。
庭でぐだっとしていると幸せ。



午後から雨になってしまった。
だから出来る時には草むしりをしておかないと、ボーボーの庭となつてしまうのだ。



金山神社(通称かなまらじんじゃ)から川崎大師

2022-04-23 20:42:42 | 神奈川散歩

なんだかくずもちが食べたくなり川崎大師へ行く。
コロナで参拝客が少なくなり、くずもちのお店が心配。
崎陽軒のシウマイとくずもちは、個人的に地元熱愛お土産だ。

大師駅を降りると、お大師様近くに、ある有名な神社があることを思い出した。その名を金山神社(かなまらじんじゃ)といい、祭りの時には、男のなにを神輿にして町を練り歩くという。

行ってみると、まさにうわさのなにが神社の境内に、置かれていた。

今日はお祭りなのだろうか。
聴いてみたら、本当は4月初めの日曜らしいのだが、コロナのせいでお祭りができないから、4月の週末はこのようにして、おひろめしているそうだ。(今日が最終日だそうだ。)

日露戦争で活躍した28センチ榴弾砲のような御神木


ピンクのは、エリザベスと言うんだそうだ。


奥の方に黒いのもある。


これは売店の売り物。

コロナ前までは外国人にも人気だったそうだ。

旅雑誌の「るるぶ」にも、花巻温泉の根勢様を紹介した記事があったのを思い出す。
ここのよりさらに大きそうな根勢様が、温泉に鎮座していて、お祭りの時にはみんなで湯船に入れるんだとか。
大きさの大小はあるが、根勢様は古い湯治場でよく見かける。
日本の観光にはかかせない存在だ?

こういうのは日本だけかというとそうではない。
これはデロス同盟で有名なデロス島アポロン神殿の男根柱頭。

発想は日本と同じと思われる。


インドのヒンズー教の寺院の彫像(中央インド カジュラーホのミトゥナ像)は、
もう一歩踏み込んで、ダイレクトな表現


ギリシャ神話も日本の神話も根本的発想は一緒のような気がする。
自由奔放な神々は、一神教からは生まれない発想。

そうそうお大師様へも行かないと


春のガーデニング

2022-04-17 18:09:11 | 庭、花木、畑、ガーデニング
このところ暑かったり寒かったりで体にこたえる。
暑い日には春の花も一気に咲き、それとともに雑草も伸びる。
ひがな一日草むしり。
腰が痛くなるので、適当に休む。

道ゆく人のつぶやき。
「ここの石楠花きれいなのよね。だから毎日通ってるの。」
友達とべちゃべちゃやりながら通る。
植え込みの間にしゃがんで作業をしているので、向こうからは見えないだろうが、
なんだかプレッシャーだ。あまり手を抜けない。

ギボウシの葉が出そろった。


つつじもだいぶ咲いてきた。




フリージア


勝手に生えてきた、ウラシマソウ(最近シダ類もはびこるようになった。)




15年ぐらい前に自分ところのお寺に植えた桜の幹がだいぶ太くなってきた。

これもそのうち剪定しなくてはいけないかな。

散歩ついでにお買い物
ヨーグルトにカシスをふりかけて食べる。
ラム酒はカクテル用


コロナワクチン3回目接種

2022-04-17 09:59:11 | 日記
今月初めにコロナワクチンの3回目接種をした。
前回は午後に受けて、翌日会社へも行ったが、みるみる具合が悪くなってきた。(特に午後がいけなかった。)結局ろくに仕事も出来なかった。
今回は休みを取って、午前中に受けに行ったが、翌日は事前に休むと言っておいた。

はたして、打って1時間ぐらいで違和感がでてきた。
翌日、37度ぐらいの発熱がある、食欲はあるが、どうもいけない。
やはり会社は休みにした。
副反応というやつだろうが、前回より、反応が早かった。
1回目はたいしたことがなかった。
2回目に比べ3回目の方が反応が早くなっている。
ウイルスに対する体の攻撃態勢が俊敏になってきているようだ。
それは良いことなのか分からないが、コロナウイルスワクチン接種はしんどい。

今日、3回目接種済みの山梨県知事が感染したとニュースで言っていた。
うちの会社でも3回接種済みの者で、陽性反応が出て休んでいのがいる。

根本的には感染するということだ。
まあ変異株も多くなってきているようなので、インフルエンザの予防接種と同じに、DNAに違いがあると中々防御できないということか。
当初に比べれば重症になる人は少ないようなので、それがワクチン効果なのかもしれない。

なんにしてもマスクはうっとうしい。
夏を迎える前になんとか解決しないものかと思う。

養鶏場でもあった私の家では、昔、鶏のワクチン接種を手伝わされたことがあった。
雛から育て、若鳥となった鳥を、鶏舎へ移し替えるタイミングで混合ワクチンの接種を行った。
一羽一羽、脚の羽毛をむしり、皮膚があらわになった所に、小さな剣山のような注射針にワクチンを付け、押し当てた。
そのおかげかもしれないが、私の家では感染症で死んだ鶏は出なかった。

移動には20羽ほどが入る小判状の竹籠を使った。上の部分がクモの巣状の紐で組まれていて、端の紐を引っ張ると入口が閉まった。
駕篭は竹細工の職人さんが作ったもので、軽くて大変じょうぶだった。
すばらしい工芸品と言えるだろう。
今ではそんなものを作れる職人はいない。
(鶏が好きな東南アジアあたりなら今でも使われているかもしれない。)


大型輸送ヘリCH‐47が家の上を飛んでいた

2022-04-10 21:09:13 | 日記
二三日前、家の上を自衛隊の大型輸送ヘリ2機が飛んでいた。
春先にはよくあることだ。
時には、8機ぐらいの編隊で飛んでいくこともある。
この時は、2機で行ったり来たりしていたので飛行演習のようだった。


神奈川県は基地が多い。
有事の際には、要となる県だ。
ウクライナのこともあり、今後は自衛隊のありかたの議論も活発になるだろう。

自衛隊は、災害救助活動でクローズアップされることが多いが、本職はむろん戦闘だ。
航空自衛隊のスクランブル発進だけでなく、このごろは海外派遣も多くなった。
今後は専守防衛でも、合理的に国を守るための作戦行動が行えるよう、法整備を含めきちんとする必要があるだろう。
それでこそ有効な抑止力となる。
どだい米軍基地があるのだから、きれいごとを言っても始まらない。
その上で拡大解釈が行えないよう、歯止めをかける算段をすることが大切だと思う。

自衛隊員が自らの任務に誇りを持てるよう、
国民に尊敬される軍隊でなければ、いざという時に役にたたない。
すでに世界有数の軍事力を有する自衛隊なのだから、有効に機能させるべきだと思うのだが。



武蔵小杉あたりの中原街道

2022-04-03 15:59:16 | 神奈川散歩
昭和7年版の武蔵小杉周辺の地図を見たら、中原街道が多摩川を渉る所が渡し舟だったことに驚いた。
今日はその丸子の渡しのあたりを見に行った。

中原街道を丸子橋へ曲がらずそのまま真っすぐ多摩川へ進み、河原をあるいてゆく。


渡し舟の発着所だったあたりへ。
ここから舟で沼部へ渡り、桜坂から雪谷へ向かっていたイメージだ。

丸子橋が出来たのは昭和10年なので、それまでこんな感じだったということだ。


中原街道沿いの武蔵小杉あたりでは、観光案内板がちらほらある。


原家陣屋門 

原家は千葉一族のながれをくむ旧家で付近の名主も勤めた銘家。

安藤家長屋門


徳川家康も宿泊したという小杉御殿跡 


小杉御殿脇の最明寺
正面が中原街道


小杉に古くからある大西学園

今では大西研究所かと思うような近代的な校舎になっている。


小杉の北側はあまり用もないのでめったに歩かないが
再開発の波はここへも押し寄せている。



帝国主義の時代 江口朴郎著

2022-04-02 21:03:20 | 本、作家


今日の朝刊の記事の中で、防衛大学の校長先生が「帝国主義の時代」江口朴郎著を愛読書の一冊として挙げられているのに目が止まった。高校生のころ読まれたようだが、その筋の専門家でもあり、おおと思った。

この本の中で1853年のクリミア戦争のことに触れている所がある。
クリミア戦争は、その地名からトルコとロシアの戦争なのかと思っていたが、ところが、フランス、イギリス、オーストリアなどの国々も暗躍し、はてはエルサレムの聖地管理権のようなものまでからみ、さらにトルコ(オスマントルコ)領だったエジプト、クレタ、モルダビア、ワラキア、セルビア、の列強分割工作を進めたりと、ヨーローパ全体を巻き込んだ戦争であったことを知った。
ロシアはロシアで、前のトルコとの戦争で勝利(1774年)した時のクチュク・カイナルジ条約をもちだしてトルコに無理難題を突き付ける。

結果クリミア戦争が始まるが、モザイク模様のような戦闘が東ヨーロッパの各地で行われていて、誰が何処と戦っているのか、どこをどうしたい戦いなのか、今読んでいてもよくわからない。
戦っている当事者でないと理解できないような複雑な戦争なのだ。

その後、第一次、第二次世界大戦を経て、セルビアなどバルカン諸国は、一時ユーゴスラビアとしてまとまるかに見えた。が、やがてクロアチア紛争、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争、コソボ紛争と、我々には容易に理解できない紛争が各地で勃発、悲惨きわまりない闘いを再び繰り返している。

今回のウクライナへのロシア軍の侵攻も、表看板はロシアとウクライナの戦争と分かりやすいが、先のロシアによるクリミア併合、ドンバス地方の紛争、はてはジョージアやチェチェン紛争などといろいろあり、ロシア悪人説だけでかたずけられるものなのか、内情はよくわからないことばかりだ。

それにしても、核兵器までチラつかせる本式の戦争が、過去の歴史の反省もないまま行われているというのは、人類は歴史から学ばず、少しも進歩していないということなのだ。