とうちゃんのぷらぷら日記

アウトドア系の日記及びうんちく

お正月に門松を飾らないわけ

2015-12-27 20:06:15 | 独り言
私の家では長年門松を飾ったことがなかった。
そのことを私は、年中行事に関心の薄い父が、
めんどうくさがって門松を飾らないだけなのだろうと思っていた。

ところが、郷土史の本を読んでいたら、次のような記述に目が止まった。
平安時代末期のこと、鎌倉権五郎景政は、私の住んでいる辺りの地域を所領としていたが、当地で年の暮れに亡くなった。
村では暮れのこの時期にご領主様がなくなったので正月どころではなくなった。

またそれ以来、正月に門松を飾って祝うのは恐れ多いということになり、この地域では、門松を飾らなくなったというのだ。
本当にそうなのかは怪しいが、あくまでも伝説だ。
確かに昔は、近所で門松を飾っているのを見た記憶がない。

鎌倉権五郎景政といえば坂東武者のカリスマで、ミスター鎌倉武士というような人物だ。
後三年の役での景政の武勇伝はつとに有名である。
そんな人物が私らの住んでいる村と縁があるというのは意外だった。

今でも鎌倉には御霊神社という景政を祭る神社があるが、当地にもやはりあったそうだ。
そうとは知らず私は禁を犯して門松を飾ったことがあったが、その話を読んでからは飾らないようにしている。

魅力ある街の復活を願う

2015-12-26 21:01:19 | 独り言
地方都市の個性が急速になくなってきた。
どこへ行っても大手チエーン店の看板ばかりだ。
住宅だってハウスメーカだ。
街にはバイパスが走り、地元の商店街は置き去りにされている。

最近の若者は旅をしなくなったようだが
むりもない。

日本はこれから成長分野として
観光に力を入れていくようだが、
観光を意識するあまり無理にお化粧をした街は、
まるで時代劇のセットのようで少し恥ずかしい。
(薄化粧くらいがちょうどいいのです)

先ずは、今ある地方の文化を守り育てることが一番だと思う。
生活に根付いた文化こそが尊く、魅力的です。

ラジオで第九を聴く

2015-12-23 21:37:44 | 音楽 美術
会社から帰ってきてラジオをつけたら第九をやっていた。
ごはんを食べながら、思わずボリュームを上げて聴いた。

そういう季節だ。
それにしても素晴らしい演奏だ。
疲れてニュートラルとなった体に音楽が素直に入ってくる。
第四楽章
力強い演奏と、美しいコーラスに魅了される。
ああ、やはり第九のコンサートへは行けばよかったかなと思った。

演奏が終わりNHK交響楽団のライブ演奏だったとわかった。
こんなに心に響く第九の演奏は久しぶりだ。

年末にこんどはテレビで放送するそうだ。


昭和のおじさん達がもう危ない

2015-12-12 21:11:27 | 独り言
野坂昭如さんも亡くなってしまった。
水木しげるさんが亡くなったとき
つい先週、そういえば野坂さんはどうしちゃったんだっけ、と
ふと思い出し
ネットで検索したら、ただ今リハビリ中と出ていたから
安心したのだが
やはり、そんなことになってしまった。

これで昭和のうるさがたのおじさん達もかなり怪しくなってきた。
大島渚に小沢昭一はすでに亡く、
永六輔さんも最近はあまり見かけない。

世の中、我慢できないことには歯に衣着せずもの申す
あの、あくの強い昭和の男たちが絶滅しようとしている。

サントリーホール シューベルト交響曲第8番12月12日(年末年始は尾高忠明フェア)

2015-12-12 18:49:02 | 音楽 美術
今年の年末は、第九をやめてシューベルトの交響曲第8番にしました。
ザ・グレートは、個人的にとても好きなのです。
重量物が突き進むかのような曲調は、第九をも上回る存在感があります。

今日の指揮者は尾高忠明さんで、
来年行くニューイヤーコンサートの指揮者も尾高忠明さんです。

尾高さん、あれ、と思ったら指揮棒は使わないんですね。(ストコフスキーみたい)
クラリネットとチューバの曲もあったけど、今日はシューベルトが目的だったので感想は割愛。

ザ、グレートは、第一楽章からいきなりサビのメロディーが出てきてテンションが上がります。
オーケストラの咆哮。
指揮もそれに負けないようにするため、
指揮棒なんか使ってられないということですかね。

でも、なんだかわかりました。
尾高さんのあの指の動き、どこかで見たことがあるなと思ったら
あれです。
スターウォーズです。
マスター、ヨーダがフォースを使うシーンです。
指先に精神を集中させて、宇宙船を持ち上げる。

同じようです。

マスター・オタカは、フォースを使って指揮をしているのです。
納得しました。

マスター・オタカ 
来年のニューイヤーコンサートもよろしくお願いいたします。
そうそう
フォースとともにあらんことを

がんばろう、日曜日限定植木職人

2015-12-06 21:58:21 | 庭、花木、畑、ガーデニング
大変だ
なんとかしよう
一年のしめくくりとして、
この時期に、強めの剪定をして
庭を掃き清めれば
それなりにきれいになるのはわかっているのだが。

ところが
最近は明るくなるのが遅くて
暗くなるのは早い

もたもたしていると一日が終わってしまう



それにしても
この枝の山はどうしよう


また来週考えよう




あゝ 水木しげる死す

2015-12-05 19:30:49 | 日記
水木しげるさんが亡くなってしまった。

最近は、よく水木さんの戦記ものなどを読んでいた。
水木さんの昔の漫画も復刻版として再販されている。
あらためていろいろ読んでみた。

初期のものには荒い作りのものもあるが、
今の人には絶対に描けない
時代の裏付けのある作品ばかりだ。
中でも傑作、駆逐艦魂は劇画のような迫力があり
表現も斬新だ。

南方の戦地で、部隊が全滅してもただ一人生き残り
片腕が無くても漫画を描く
自身がある意味妖怪のような人だった。

ゲゲゲの鬼太郎は私の小学生時代だ。
鬼太郎そのものには、それほど思い入れはないが
当時マガジンの別冊のようにして発売された
妖怪図鑑(題名は忘れた)には、くぎ付けになった。

妖怪たちがいかにも現れそうな
背後の風景の描き方も逸品だった。

おしろいばばあ
てんじょうさがり
どろたぼう
すねこすり
ふるそま
までん
がしゃどくろ

最近の作、
南方熊楠を描いた猫楠などまで
精力的に描かれていた

読むとその世界に吸い込まれていく
細くて長い付き合いの作家だった。