昔FM放送で「朝の小鳥」という番組をやっていました。
日本各地の山麓で
夜明けと共に小鳥たちが一斉に鳴きはじめる様子を生録したのを
そのままFM放送で流していた番組ですが、
そのナレーターを勤めていたのが串田孫一さんだったと思います。
「日本の自然」という本は、私が初めて読んだ串田さんの本なのですが、
あとがきを見るとNHKの「自然とともに」というラジオ番組の放送原稿に
若干手をくわえたものと書かれていました。
それで、串田さんの本としては、比較的平易な山の紀行文となっています。
この本の中で特に印象的なのが
道すがら見かけた小鳥たちのことです。
鳥の鳴き声や生態から、
いちいち名前を特定して記録しているのが印象的です。
もちろん植物についても手を抜かず、
植物図鑑と照合できるよう正確な名前が載っています。
ラジオ番組の制作ということで、
串田さん自身が録音機を持って取材したそうです。
小鳥の鳴き声は山を感じさせてくれる格好のアイテムですからね。
「小鳥が鳴いています」だけでは、やはりダメでしょう。
精緻な登山記録がベースとなっているは当然ですが、
本には、ご自身が描いたスケッチや、行程の略図なども添えられていて
紀行文のお手本のような作りになっています。
70年代、「カセットデンスケ」などで生録が流行ったことがありましたが、
串田先生はそれよりはるか前、
山旅を写真ではなく、生録という方法で記録することに挑戦していたのでした。
やはりなにをやってもカッコイイ、マルチな才能の登山家なのでした。
日本各地の山麓で
夜明けと共に小鳥たちが一斉に鳴きはじめる様子を生録したのを
そのままFM放送で流していた番組ですが、
そのナレーターを勤めていたのが串田孫一さんだったと思います。
「日本の自然」という本は、私が初めて読んだ串田さんの本なのですが、
あとがきを見るとNHKの「自然とともに」というラジオ番組の放送原稿に
若干手をくわえたものと書かれていました。
それで、串田さんの本としては、比較的平易な山の紀行文となっています。
この本の中で特に印象的なのが
道すがら見かけた小鳥たちのことです。
鳥の鳴き声や生態から、
いちいち名前を特定して記録しているのが印象的です。
もちろん植物についても手を抜かず、
植物図鑑と照合できるよう正確な名前が載っています。
ラジオ番組の制作ということで、
串田さん自身が録音機を持って取材したそうです。
小鳥の鳴き声は山を感じさせてくれる格好のアイテムですからね。
「小鳥が鳴いています」だけでは、やはりダメでしょう。
精緻な登山記録がベースとなっているは当然ですが、
本には、ご自身が描いたスケッチや、行程の略図なども添えられていて
紀行文のお手本のような作りになっています。
70年代、「カセットデンスケ」などで生録が流行ったことがありましたが、
串田先生はそれよりはるか前、
山旅を写真ではなく、生録という方法で記録することに挑戦していたのでした。
やはりなにをやってもカッコイイ、マルチな才能の登山家なのでした。