とうちゃんのぷらぷら日記

アウトドア系の日記及びうんちく

哲人 串田孫一さん

2014-06-28 12:44:12 | 本、作家
昔FM放送で「朝の小鳥」という番組をやっていました。

日本各地の山麓で
夜明けと共に小鳥たちが一斉に鳴きはじめる様子を生録したのを
そのままFM放送で流していた番組ですが、
そのナレーターを勤めていたのが串田孫一さんだったと思います。

「日本の自然」という本は、私が初めて読んだ串田さんの本なのですが、
あとがきを見るとNHKの「自然とともに」というラジオ番組の放送原稿に
若干手をくわえたものと書かれていました。
それで、串田さんの本としては、比較的平易な山の紀行文となっています。

この本の中で特に印象的なのが
道すがら見かけた小鳥たちのことです。
鳥の鳴き声や生態から、
いちいち名前を特定して記録しているのが印象的です。
もちろん植物についても手を抜かず、
植物図鑑と照合できるよう正確な名前が載っています。

ラジオ番組の制作ということで、
串田さん自身が録音機を持って取材したそうです。
小鳥の鳴き声は山を感じさせてくれる格好のアイテムですからね。
「小鳥が鳴いています」だけでは、やはりダメでしょう。

精緻な登山記録がベースとなっているは当然ですが、
本には、ご自身が描いたスケッチや、行程の略図なども添えられていて
紀行文のお手本のような作りになっています。

70年代、「カセットデンスケ」などで生録が流行ったことがありましたが、
串田先生はそれよりはるか前、
山旅を写真ではなく、生録という方法で記録することに挑戦していたのでした。

やはりなにをやってもカッコイイ、マルチな才能の登山家なのでした。

葛葉川本谷 (6月21日)

2014-06-21 18:13:37 | 山行
<富士形ノ滝>

今日は葛葉川本谷へ行ってきました。
沢登りなんて久しぶりです。

私が、朝出かけようとすると
うちの奥さんは
「いいよね!誰かさんは、気楽で、
○×☆Д÷※◆↓~★~×××・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
そこのゴミ捨ててってね。」
(うちの奥さんは、今日仕事で機嫌が悪いのです)

私は、返事の代わりに「ニャオ、ニャオ」とだけ言って出かけました。
(私は猫なので人間の言葉は、わからないふりをする)
(ちなみにゴミはちゃんと持って出て行ったからね。)

国道246を走っていると 東名横浜青葉インターの出口で恒例の「ねずみ取り」をやっています。
「チュウ、チュウ」(気を付けて)

今日の葛葉川は空いていました。
(沢で会ったのは、一人だけ)

駐車場は整地されていて、あたりは公園のようになっています。


久しぶりのわらじ。


8時30分出発です。


西丹沢みたいに磨かれた谷ではありませんが、なんといっても近いのがうれしいです。


ひさしぶりの沢なので、三点支持や、ルートの確認など初心者のように緊張します。
実際10数年ぶりの沢は、初心者とかわりません。
おまけに体重も当時から10Kほど増えているので15㎏のザックを背負って登っているようなものです。



なんとか少しでも水流沿いに登ろうとしますが、
滝の落ち口目指して登るシャワークライミングは、
喜んでくれるギャラリーもいないし
なにより確保してくれるザイルもないのでやめにしました。

ミズ(うわばみそう)




これが葛葉川本谷最上流の水の湧き出し口(ここが葛葉川の流れの始まりです)


ここでわらじを脱いで、スニーカーに履き替えました。
ちなみにこのヘルメットはオートバイ用。(やや頭が蒸れます)


ここから先ガレていて岩がずるずる崩れ落ちます。
出来るだけ早めに尾根筋にルートを取った方がよいと思います。

表尾根に到着


表尾根に着いたあたりから
ドドーンという重低音のサウンドが山の中から響いてきました。
どうも午後のコンサートに備えて雷神様がリハーサルを始めたようです。
二ノ塔で、ごはんをほおばると早々に下山しました。(二ノ塔着11時30分)




<コース概況>
沢の上部には新しい倒木もある。(周辺の沢が崩れている)
水が無くなるとガレているので、前後にパーティがいる場合には落石に十分な注意が必要です。
水流沿いに忠実に滝を登るにはザイル等が必要。

一般的には、最後は沢の左から三ノ塔尾根へ登るルートを取るようです。(たぶんそれらしい看板が沢の左側に置かれていました)
私はかなり上部までそのまま登り、右からまいて直接表尾根に出ました。

葛葉の泉8:30-林道下9:30-富士形ノ滝10:00
葛葉川最後の水の湧き出し口10:30
表尾根11:15-二ノ塔11:30-菩提峠12:15
葛葉の泉13:00

追伸
二ノ塔からの下山ルートは二ノ塔尾根を下るつもりだったのですが、
下り始めてすぐに「日本武尊足跡入口」の看板を発見。

なんだ。なんだ。と好奇心で行ってみると、
すぐに鳥居が見えてきて、
鳥居をくぐると、岩を祭った。ご神体がありました。
道はそのまま下山道になっているようなので、そのまま尾根筋を進むと菩提峠の駐車場に着きました。
地図には載っていない道なのですが、きちんと整備されています。

しばらく歩いて思い出しました。
やはり何年か前にも、例の看板に導かれてここを歩いたことがあったのです。
どうも最近、記録に残さないと自分が何時何処へいったのかも忘れてしまうので困ります。
ブログを書くと月日が経ってもわかるので助かります。


パワー全開 剪定マシーン

2014-06-15 17:43:21 | 庭、花木、畑、ガーデニング
2年前弟が持ってきた刈込用の機械
2サイクルエンジン搭載の優れものだ。

なんとなくおっかなそうなので、今まで使わなかったが
便利に使えるかどうか、エンジンをかけてみることにした。

まずはガソリン。
エンジンオイルと混ぜて使わなければならないので
ちょっと厄介だ。

チョークを引いて。
スイッチオン。
スターターのはずみ車を引く。
引く
引く
弾く
曳く

かからない。

う~ん
やはり2年間エンジンを掛けていないと簡単には掛からないようだ。
ひさしぶりのガソリン投入に
刈込機もこの液体はなんだったけか、となやんでいるのだろう。
エンジンの掛かり方を思い出してもらうために。
しばらくひなたにそのまま置いておく。

その間に仕事、仕事。

今日は道の方に張り出した木の枝の切り落としから始める。
早く切っておかないと
通行する車を止めて作業をしなければならないという
とんでもないことになってしまう。

梯子をかけて
ギーコ ギーコ

2時間ぐらいで作業終了。

戻ってきてから
再び刈込機に取りかかる
やはり2、3回やっても掛からないので
こにゃくそと
ひもを引きまくり
ようやく始動。

剪定を開始する。
切れ味はさすが

ところがこの機械
エンジンの付いたマシンを抱えたまま振り回さなければ
ならないのでけっこう大変。
エンジン音もかなりのもの。
ちょっと隣近所にこっぱずかしいぐらいの音量だ。

なんだか気分は削岩機を手に「パワー」と叫んでいるシュワちゃんの雰囲気だ。
(テレビのコマーシャル)
とりあえず笹竹のはびこっていた斜面をなで斬り。
30分ぐらいで、腕がけいれんを起こす。
やはりシュワちゃんのようなタフな男でないと
長時間は使いこなせないか。


午後は普通の大ばさみに切り替えて
つつじの剪定作業をする。














白物花壇

2014-06-14 19:18:49 | 庭、花木、畑、ガーデニング
トラノオ


カシワバアジサイ


半夏生


白いアジサイ


ほたるぶくろ

梅雨時の花壇はモノトーンになりがち
ひときわ華やかなのは花ザクロの花


南高梅 なん個?

梅が採れまくり。親類に配る。近所に配る。
兄のところでは、梅酒を30リットル漬けたとか、(業者か?)


なんだかんだでお疲れさん。
今日の夕飯は炊き込みご飯に豚汁です。



おとうさんのごはん

2014-06-14 10:50:05 | 日記
今日は久しぶりに私がご飯を作らなければなりません。
ところがいまひとつ身が入らないのです。
めんどくさい、お惣菜でもいいかと思ってしまいます。

子供が小学生ぐらいまでの間
うちの奥さんは、土日は外に働きに行っていたので
家のごはんは、私が作っていました。
毎週末、朝昼晩と三食の食事を作るのはけっこう大変です。
朝ごはんといっしょに昼の弁当を作って、それで済ますこともありました。

それでも毎回何を作ろうかと、考えなければなりません。
今はネットがあるので、わからないメニューは作り方を検索することが出来るのでありがたいです。

不思議なことに当時どんな物を作っていたのか、今ではあまり思い出せません。
オムライス
ハンバーグ
炊き込みご飯
煮物
肉じゃが
コロッケ
他にもいろいろあったように思うのですが、忘れてしまいました。

あのころは、特にどうとも思わず、ごはんをつくっていました。
子供の顔をみると、自然と体が動きます。
ところが、それからさして時が経っているわけでもないのに
このごろは、ごはんを作ろうというテンションも低くなっています。
自分がぐうたらになってしまったのでしょうか。

言い訳かもしれませんが、
当時は何か本能的なものもあったのではと思います。
小さい子供の口から「おとうさん」と呼ばれれば、それだけで
なんとかしなければと思いました。

幼い我が子を鍵の掛かった部屋に置き去りにして、飢死させた。
というニュースがありましたが、
子供の最後の言葉が「パパ」であったとか。
そんな話を聞くとなんだか身もだえするように切なく悲しくなります。

ところで、うちの小さかった子供達ですが、
今では、一人は私よりはるかに背が高く、
もう一人も、今にも私を追い抜こうかという勢いです。

当時2歳ぐらいだった娘が、
どこで覚えてきたのか
食事の時に言った言葉が忘れられません。

「おとうさんのお料理ってステキ」

あのころはかわいかったです。(ため息)

わさびーず

2014-06-11 20:04:58 | 昔の話
わさびーずとは長野県で活動していた地元密着型フォークソンググループの名前です。
私はFM放送で流れたライブ演奏をカセットテープに取ったのをよく聞いていました。

「信濃の人とお茶の話」はグループのテーマソングのような曲で、
安曇野の「八面大王」も歌詞の中に出てきます。
以下録音していた曲
「わさびの花」
「山国の祈り」
「月見草」
「信濃の用心棒」
「どうしても信濃ゆき」
「あばなあばな」

FM放送のDJ、高橋もとこさんは「どうしても信濃ゆき」を聞いて涙をながしたとおしゃっておられました。(高橋さんは長野出身の方だったと思います)
そんな郷愁をさそわれるフォークグループでした。

ネットで検索したら今でもリーダーのろっぺいさんは活動しているようです。
機会があればコンサートを聞きたいものです。

当時は他にも、(40年近く前)

秋田県の「田吾作」というグループ
「秋田田吾作節」
(荒々しく、泥臭いがとてもインパクトのある曲)
「ポンポン船」
(漁に出かける漁船をイメージした曲だが、曲の初め、とっくりの口を手のひらで叩き、
ポンポンポンという音を漁船のエンジン音に見立てた粋な演出で始まる曲)

宮城県の吉川団十郎一座
「ああ宮城県」
「きゅうぴーちゃん」
などの曲が有名
団十郎さんは一時東京のラジオ局のレギュラー番組も持っていましたね。

当時地方のフォークグループが魅力的でした。
残念ながらその後に続く歌手は現れませんでした。
(あるいは私が知らないだけで今でもそんなグループがあるのでしょうか)


いきなりくろよんダム

2014-06-10 20:22:16 | 旅行
天気はいまいちでしたが
くろよんダムです。

正面の立山もよく見えます。


ところで、私はくろよんダムに来たのは初めてかもしれません。
黒部湖は、山の上からは何度も見ているので行った気になっていました。


戦後日本復興の象徴でもある黒部川第四発電所ですが、
171名もの死者を出しています。
(高熱隧道で有名な黒部川第三発電所は戦前の話ですが殉職者300名とか)
まるで戦争でもしているかのような凄まじい犠牲者の数です。
慰霊碑には花が手向けられ、おりんも置いてあります。
チーン・・・・黙とう。

帰りは大王わさび農場へ
お約束のわさび入りソフトクリーム


大王わさび農場の守り神
八面大王の像(信州安曇野の昔話に出てくる伝説の人物)


いきなり善光寺 6月7日

2014-06-08 21:48:10 | 旅行
なぜか善光寺へ行ってきました。

お昼ごはんを食べ終え
善光寺の参道を歩いていると、
お勤めをおえられたお上人様が本堂の方からお帰りになられるところでした。
あわてて跪き 両手を合わせると
お上人様の数珠が頭にコン

これを「お数珠頂戴」というのだそうですが、
大変ありがたいもので、
普通ならもっと朝早い時間でないと
お上人様にお会いすることはできないようです。
今日はたまたまなにかのご用があって本堂へお参りされたのでしょう。
ラッキー
ブラボーでした。



続いて本堂に参拝し
「びんずる尊者」の像をなで
お戒壇巡りへ

階段を下りると本当に真っ暗
右手に触れる壁や柱の感触を頼りに進みます。
やがてコの字形に折り返した辺りに「極楽の錠前」があります。
「極楽の錠前」は、ご本尊と繋がっているそうです。

(戒壇の中では前後に人がいたとしてもさっぱりわかりませんので、お戒壇巡りのときはゆっくりとした歩みを心がけましょう。また「極楽の錠前」を見つけたら後ろの人にも教えてあげてください。)


うーんこれで極楽往生まちがいなしといったところでしょうか。

ワークマン

2014-06-01 18:46:07 | 庭、花木、畑、ガーデニング
今日は丹沢に沢登りに行きたかったのですが
今週はお料理教室でお客様が何組もおいでになるというので
庭の掃除です

暑い! 1時間やっては1時間扇風機にあたるというありさま

それでもなんとかここまでこぎつけました。
いかがでしょうか
ツツジはマルガリータにカット


芝は隅のほうまできちんと刈り上げるのがコツです。

2時過ぎになって気分転換に横浜のカモシカスポーツへオートバイでお出かけ
庭仕事用兼、夏山用アイテムを購入


ご褒美のビヤガーデン