とうちゃんのぷらぷら日記

アウトドア系の日記及びうんちく

娘とダリ展へ行く

2016-11-27 17:08:26 | 日記
ダリダリダリだー
ダリダリダリだー
(ビリーバンバン琥珀色の日々の曲で)

というわけでダリ展だ。
いまごろになって行ってきたが、
ネットで見たら、入るのに30分待ちになることもあるらしい。
少しビビったが、今日は娘の宿題のお付き合いなので出かけた。
待ち時間は11時時点で10分だった。

混んでいることには閉口したが、初期の作品から晩年の作品まで、映像、写真、関連本など多方面からダリの芸術にアプローチしていて飽きさせない。
必ずしも著名な作品が数多く揃っているわけでもないが、作家のトータルな部分がコンパクトに掴めるような内容だった。
特に晩年の大作「テトゥンの大会戦」は圧巻

調子に乗って、図録やグッズまで買ってしまった。


矢倉沢から矢倉岳、洒水の滝、河村城跡へ

2016-11-20 21:59:17 | 山行
矢倉沢-矢倉岳-浜居場城跡-洒水の滝-河村城跡-山北駅

新松田を8:10発の地蔵堂行バスに乗る。

日当たりのよい斜面をヒーフー言いながら登っていると集落の方から鉄道唱歌が流れてきた。みんな10時だよー!「ちょっと休まない」というお知らせメローディーのようだ。(午後3時にも同じメローディーが街中に響いていた)

茅の広がる矢倉岳山頂に到着10:30

お約束の富士山の展望だ (ベリーグット)


金時山と愛鷹山


「ほんとうは火山なんだぞ」と大涌谷の噴煙がアピールしている。


今日のお昼は洋風弁当。


続いて浜居場城跡へ向かう。
案内板がなければそのまま通り過ぎてしまいそうな所にある。
足柄峠(足柄之関)に続く国境地帯の番所のような所だったようだ。


この先、洒水の滝方面への林道は工事のため平成29年3月末まで通行禁止とのこと。

洒水の滝遠望 秋の洒水の滝は綺麗です。


続いて河村城跡へ向かう。

天然の要害、酒匂川を南にした小高い山の上にある。


この辺りの中心的な城だ。
城跡は公園として整備されている。


本丸北側にある茶臼廓(なんだか小さな真田丸みたいだ)本丸との間の堀には桝形の畝堀が復元されている。


この時期は午後3時を過ぎるとなんだか夕方ぽくなってくる。
山北の駅には3時30分ごろに到着した。


(切符を買うところがなかったのでそのまま乗ったら、清算は、降りた駅(横浜駅)でやってくださいと言われた。けっこうアバウトだ。)


建長寺でけんちん汁を食べる

2016-11-05 15:26:41 | 神奈川散歩

今日は建長寺の宝物風入れが最終日なので、一昨日の円覚寺に続いて建長寺にも出かけた。
夜討ち朝駆けではないが、9時前から押しかけ一番で宝物展に並ぶ。(9時からだった)
その前に境内の伽藍や庭園は、あらかた見学して気分を盛り上げておく。




宝物展には、中国伝来の絵画や磁器が多い。
順路の出だし「蓮華図」顔輝筆(元時代)が美しい。
第一会場の終わりの方には牧谿の猿猴図がある。(円覚寺にも小ぶりな掛け軸があった)
建長寺では、この二幅の猿猴図に釈迦三尊図(伝、張思恭筆)を真ん中にして三幅で掛けるんだそうだ。
宝冠釈迦如来坐像、獅子型大香炉にも注目。

第二会場には、有名な蘭渓道隆像がある。ところが思った以上にすすけていて何が書いてあるのかよくわからない。あの独特な頂相も判別できないような状態だ。円覚寺の無学祖元像や無準師範像なども同じような状態だった。
他では、大覚禅師遺愛の円艦(逗子のようなもの)蜀江錦(蜀の国で織られた生地だが、ち密な文様が織り込まれている)が心に残った。

第一会場と第二会場の間には、けんちん汁のコーナーがあった。
500円だったがもちろん食べた。
本家本元のけんちん汁が食べられる機会なんてめったにない。



具は

大根
里芋
ごぼう
豆腐
こんにゃく
干し椎茸
にんじん
蓮根
菜っ葉(なんの菜っ葉なのか分からなかった。癖のない味だった)
以上だったと思う。
汁は、あっさりとした味だ。

続いて法堂でお坊さんの法話を聴く。
般若心経なんかも一緒に唱える。
木魚でなく太鼓の拍子だ。

帰りはハイキングコースから北鎌倉駅へ抜けた。

やや靄がかかっているが、富士山も見えた。



円覚寺舎利殿を見る(宝物風入れ)

2016-11-03 17:29:30 | 神奈川散歩

円覚寺舎利殿は年に一度しかお目にかかれない幻の国宝だ。(今年は11月3日〜5日の土曜日まで)
今日は、天気が良いので混雑しそうだが出かけた。
8時30分に北鎌倉の駅に降り立つと舎利殿へ直行する。
やはり早朝の禅寺は良い。凛とした空気を感じる。

舎利殿は美しい。
繊細な建物は、ふだん非公開なのがわかる気がする。
観光客が大挙して押し寄せたら台無しだ。


続いて円覚寺の宝物を見に大方丈へ向かう。(こちらも特別展)


まずは、2階に展示されていた松平不昧公の「慎独」という大きな書を見る。
名君と言われた不昧公の人物を感じさせてくれるような潔い書だ。

歴史的価値の高い書状が沢山展示されている。軒並み重要文化財に指定されている。
昔の人は大した字を書くなと感心していたら、足利持氏の書がへたくそだったので、ちょっと安心した。

夢想疎石の頂相など、格式の高い絵は、お茶席でしか見られない仕組みになっていた。
別料金1000円が必要だが、覗いて見た。
通された部屋はけっこうな大広間で、一角に炉が切ってあり、客は赤い毛氈の上に一列に正座する恰好となる。裏で立てたお茶をいただくだけかと思ったら、本格的な作法でお点前が始まった。これはいかん、作法はどうだったか、まさか一つの茶碗を一人ひとり回すんじゃないだろうな。
どうしよう、と思っていたら、本格的なのは、始めの一人だけで、あとは修行僧の人たちが人数分持ってきてくれた。

茶席はこの建物



私の正面が夢想疎石の像であった。他に無学租元像、無準師範像もあったが、夢想疎石以外の絵は、暗くくすんでいる。
円覚寺も凝った演出だ。
円覚寺は茶道が大変盛んなようだ。
他の僧庵でも、多くの場所に茶室があったり、抹茶をいただけたりする。


粋だ



お土産も買ってしまった。




なんだか文化祭のようだった。