とうちゃんのぷらぷら日記

アウトドア系の日記及びうんちく

いとおかし、いとあわれ

2024-02-25 19:49:25 | 日記
このところ小澤さんの追悼も兼ねて、毎日ブラームスの交響曲第一番をyou tubeで聴いている。
何度聴いても胸が熱くなる。
すごいな~と思う。

楽団員の人達も超一流なんだろうけど、そういう人達から渾身の演奏を引き出せるのは、小澤征爾さんだからなんだろうなと思う。
一致団結した、まるで大きな波がうねるような演奏に圧倒される。

昨年の年末あたりのコンサートも世界の一流オケがやたら来日してすごかったが、だんだん潮が引くように少なくなってきた。よさそうと思う公演はすでにいっぱいなのが多い。

それでそろそろ山にも出かけたい。
家の花も咲きだして、また畑や庭の手入れもしなければならない。


椿や梅が見ごろ。

剪定の枝が山積み



椿の蕾の枝を取ってきたら、1時間もしないうちにポッと花が開いた。
なんか不思議。

合間のコーヒー

だけど今日は冷たい雨

インバルのカディッシュ 都響 2月17日

2024-02-17 19:44:50 | 音楽 美術
ショスタコーヴィッチ交響曲第9番
バーンスタイン交響曲第3番<カディッシュ>
東京都交響楽団
指揮/エリアフ・インバル
語り/ジェイ・レディモア
ソプラノ/冨平 安希子
新国立劇場合唱団 東京少年少女合唱団 
(合唱団の総勢120名ほど)

驚いた、こんなにすごい演奏だとは思わなかった。
おそらく都響の歴史にも名を残すような名演奏だったと思う。
指揮者のインバルさんは昨日の2月16日がお誕生日で88歳の米寿になられたそうだ。
渾身の一曲になるわけだ。



今日のコンサートはショスタコーヴィッチの交響曲第9番があったから選んだようなものだったが、バーンスタインのカディッシュの方を聴いたら、ショスタコーヴィッチの方はぶっ飛んでしまった。

かなり変則的な交響曲だった。
演奏と同時に語り(ナレーションというより演劇に近いものだ。)が入り、いわばソリストのような役割を担う。ソプラノのソリストもいる。
合唱団もただ歌っているだけではない、踊りこそないが、ある種の演劇的要素も入る。
そう、踊らないミュージカルのような雰囲気もある。
さすがはバーンスタイン芸が斬新。
語り部のジェイ・レディモアさんの言葉は、いつしかバーンスタイン自身がそこで語っているかのように思わせる。
なんだかよくまとまらなくなったがいろいろな要素を持つ曲と演奏だった。


「カディッシュ」とは死者のための祈りだそうだ。
亡き父のために、息子がカディッシュを捧げる。
そういうのがユダヤ教にはあるのだそうだ。

バーンスタインのカディッシュには、もっと広い意味がある。
ウクライナやシリア、ガザなど、世界では、紛争に巻き込まれ、理不尽にも命を落とす子供や一般市民が絶えない。
この曲はそんな彼らにささげる祈りのメセージなんだそうだ。
いかにもバーンスタインらしい。

バーンスタインは、かつてベルリンの壁が崩壊した1989年のクリスマスに、東西両陣営の楽団、音楽家と共に東ベルリンの劇場でヴェートーベンの第九を演奏した。

伝説となった演奏会は、そんなバーンスタインだからこそ出来たことだ。

まあ、そんな話まで語らせてしまうほど今日の演奏会はよかった。

令和の時代の流れ

2024-02-13 21:19:25 | 日記
絶対権力者が突然いなくなるとこうも変わるのか。
祖父の時代から続いた宗教団体との闇のつながりが公にされ、
手のひらを返したように断ち切る風潮が生まれた。

政治資金パーティー当たり前でしょ。
モリカケサクラ当然、文句あっか。
でも動じなかったグレーゾーン活動が世間の批判をあびるようになった。

国会の証人喚問
「うそのへんじ君」
「まったく記憶にございません」
「コーチャンさんとは紅茶を飲んだだけ。」
あれから50年近くの時が流れたが、今でも同じ答弁が繰り返される。
だが、この茶番劇が通じるのもこれが最後かもしれない。

昭和の時代、暗黙のお約束で通していたやり方が通じない時代になってきている。
政治だけでなく、企業もだ。

表参道ヒルズの北海道チーズ博へ行く

2024-02-11 22:43:59 | 料理 食 道具
日本の地チーズ(地ビール、地酒と同意)も、最近は魅力的なチーズが多くなった。
色がきれい。
肌艶がよい。
まだ食べてないけど、たいていマイルド。
こだわりが強く、まじめに取り組む人が多いので、雑味の少ないチーズが多いようだ。
ただ生産量が圧倒的に少ない。
販売ルートも確立していない。
そこが弱み。


地元で買うか、ネット販売だろうが、わかりづらい。
ネットなら、日持ちのするチーズは500g、1kぐらいの単位で買いたい。
価格も5千円から1万円以上だろうが、よいではないか。
ブルーチーズなど、2カ月ぐらいもつのと、長期保存が可能なものとを組み合わせれば、1kぐらいの購入も可能だろう。
性格的に私は、200gぐらいなんかをネットでちまく買うのは嫌いだ。



昨日は雪 2月5日

2024-02-06 20:27:33 | 日記
やばいやばい早く帰らないと。
早めに会社を出たが、家に近づくとこの雪。
バスも早くからチェーンを付けていたようだ。

雪ダルマになって帰宅。
家のコタツでまるくなっていると、突然轟く雷鳴。
なんだ、なんだ。
こんな雪が降る中、雷なんて聞いたことがない。
ネットで確認したら、やはり珍しいことのようだ。

そういえば「冬雷しんしんとして」あ~たらこ~たらという中国の詩があったのを思い出しネットで調べてみた。
以下ネット記事から拝借

上邪(じょうや)

我欲與君相知
長命無絶衰
山無陵
江水為竭
冬雷震震
夏雨雪
天地合
乃敢與君絶

上邪
我君と相知り
長命絶え衰ふること無からんと欲す
山に陵無く
江水 為に竭き
冬雷震震として
夏に雪雨り
天地合して
乃ち敢て君と絶たん

わたくしはあなたと出会い、命のある限り心変わりすることなく、
あなたとともにありたいと願います。
山に丘がなくなり、川に水がなくなり、冬に雷がどうどうと鳴り響き、
夏に雪が降って、天地が合わさるほどの
天変地異が生じるとき、その時始めて、
わたくしはあなたから引き離されることでしょう

やはり、そんなことふつう起きる分けないだろ、という意味のようだ。

「光る君へ」は面白そうだ

2024-02-04 16:54:32 | 日記
古い時代を取り上げるほど、大河ドラマの演出は困難さが増すだろう。
当時のものの考え方は今とだいぶ違うだろうし、不明な部分も多い。

そんな中、紫式部と源氏物語にスポットを当てたのはなかなか良いセンスだ。
紫式部の他、清少納言、和泉式部、赤染衛門など層々たる才女も同時代を生きる。
宮廷サロン文化が華やかだった時代、武よりも文化が貴ばれた気風、
しかも女性が少なからず活躍した時代背景も今に求められるものだ。



源氏物語の現代語訳には近年でも田辺聖子さんや瀬戸内寂聴さんのもあるが、申し訳ないが読んでいない。源氏物語は古典として絶賛されるわりには、理解するには、ある程度当時の常識というか、教養が必要となりハードルが高い。

おもいっきり現代風な演出にして、万人にも理解しやすくする大河ドラマとなりそうで期待する。

私が3年前に近江の石山寺へ行った時、紫式部が源氏物語の草稿を練った所がこの寺だと説明書きがあった。京でなくしかもお寺で源氏物語を書き始めたのかと以外に思った。今年は観光の面でも脚光をあびそうだ。


ドラマで主人公の一人となりそうな藤原道長は、史実でも紫式部とつながりがあったようなので演出的にもおもしろそうだ。
道長は、栄華を極めた後年に「この世をば わが世と思うもち月の 欠けたることもなしと思えば」なんて歌も詠んだそうだが、後の平清盛と大きく異なる点は、その後あっさり政治から引退したことだ。

道長は政敵であってもとことん追い詰めて殺戮するのではなく、一定の目的が達成されれば許して復帰させたりする。策略を巡らすわりには、ある意味平和主義者だ。

御堂関白記(道長の日記)を昔「和様の書」という展覧会で見たことがあるが、寛弘元年(1004年)寛弘4年(1008年)

忙しい中、こんな日記を書いていたのは、道長は温厚な性格でありながら、官僚的で、とてもまめな人であった証拠なのかもしれない。


節分のお祝い

2024-02-03 19:47:04 | 日記
姪っ子に男の子が生まれた。
よかった、よかった。
ちょこまかちょこまか歩いていた子が今ではお母さん。
いよいよ第三世代の時代となった。

世の中少子化が進展しているが、私の親からの目線で見ると、今のところ純増傾向。いわゆる子孫繁栄。

一方で、新しい世代が生まれたということは、ところてん方式でいくとわたしらは押し出される方。

そこで最近の合言葉。
「ポーとしてると人生終わっちゃうぞ。」

やりたいことは躊躇なくやろう。
で、今日はうちの奥さんと娘、ミーシャのコンサートへ行ってきた。
とってもよかったそうだ。
ニャロメ!


平日に表参道を歩く

2024-02-02 21:25:32 | 東京散歩

あれだが、平日の日中にバスに乗ると年寄りが多い。
自分ももうすぐ仲間入りかと思うと、少しやるせない。
動けたり、頭が回るうちは働く時間を短くしたりして働いた方が、人としての誇りのようなものを維持できて、精神衛生上も良いのではないかと思う。

むろん、賃金や収益にならない家の仕事をするというのも正しい働き方とは思うのだが、社会に対する見栄だろうか。

で、平日こんなふうに渋谷から原宿へ歩き、明治神宮に参拝して表参道を歩くと
特になんの目的もなくさまよう高齢者の図で、なんだか肩身がせまい。
今日のような曇り空の寒い日には、なおさらネガティブ、ネガティブ。

でもさすがは表参道、青山界隈は刺激的、街がアート空間に溢れている。
同潤会アパートの生き残り



表参道の交差点



青山界隈はさすが東京のトレンド地区、他の街ではあまり見ないようなものが、次々と現れる。

店内が工事中で足場を組んでいるわけではない。(ディスプレー)



やはり年よりだからと家に閉じこもっていてはだめだね。
街の空気を感じて進化し続ける必要がありそうだ。