私の住んでいるところは、都会の郊外で
その昔は大変環境のよい所であった。
ところが、まわりの都市化にともなって急激に環境が悪化していったのである。
悲しいかな一昔前までは、
街には放置車両が溢れ
不法投棄のゴミは道をふさいでいた。
夜になると放置車両が次々に放火され、至る所で火の手が上がった。
中には盗難車もあったようだが車の状態を見て被害者も回収に来ない。
新入りの放置車両は、まず最初にタイヤが外され
毎日少しずつ部品が盗まれて行く。
最後には、窓ガラスも割られて、
車の中は不届き者が捨てたゴミで一杯になった。
バブル崩壊後は車の中で寝泊りしている人もあり
朝には、その車の中で亡くなっている人もいた。
それはそれで気の毒な話ではあったが
住民としては、気持ちのよいものではない。
なんとかしなければ。
とても子供や女の人が歩けるような環境ではない。
あるとき私は行動にでた。
まず警察と道路を管理する土木事務所に相談した。
警察はめんどくさそうにやってきたが、形だけ様子を聞いて帰っていった。
どうもあまり期待できそうにない。
土木事務所は個人的な要望では動けないとの回答だった。
そこで恐縮だが町会長に相談し、
しかるべき要望書を作成し、土木事務所に提出した。
一方私は実力行使にも出た。
終日駐車の車をピックアップし、警察に警告してもらうというものだ。
彼らのやり方はこうだ。
まず朝方に普通の自家用車でやってきて、路上駐車をしているトラックなどの営業車に乗り換える。
乗ってきた自家用車をまたそこへ止めて現場へ向かう。
帰りも同じ。
かれらは道路をまったく私的な駐車場として利用しているのだ。
終日駐車は、直接口頭で注意したこともあったが、
こちらは地元で、相手はどこの誰かもわからない。
こちらの素性はすぐに相手にバレてしまう危険があったので頻繁には行えなかった。
それでもいろいろ工夫をして、違法駐車との対決が何年か続いた。
そのうち、土木事務所も放置車両の撤去に積極的に動いてくれるようになった。
また自動車リサイクル法などの成立により新たな放置車両が激減した。
すかさず私は道路の清掃活動を行った。(ゴミを放置しておくとゴミを呼ぶのである)
あれから10年以上経つが、土曜の朝はゴミ拾いが日課となった。
かつての放置車両やゴミで溢れていた所を中心として
300mほどの区間のゴミ拾いを自主的に行っているのだ。
ところが、粗大ゴミを捨てられてしまうと個人ではどうすることも出来ない。
ある程度量が多くなると土木事務所が片付けてくれるが、
わずかな量では撤去費用がかさむので動いてもらえない。
その量も年々減ってきているように思う。
ゴミは大別すると次の3種類が多い。
1.営業車などで昼休みにやってきて、弁当のトレイや空き缶、タバコの吸殻などを捨てていく。
2.引越しで出た粗大ゴミ、(家の普通ゴミも含む)などを夜中に捨てに来る。
3.業者の不法投棄。建築廃材や取り壊した家の家具、使い残しのペンキ缶など様々だがこれが一番やっかいだ。
土曜日に拾い集めたゴミの量は当初は毎週ゴミ袋にして3、4袋になったが、
今では一袋のみで済むようになり、ゴミ袋がいっぱいとなることも稀だ。
あと一息といったところだが
景気が回復すると、また業者のゴミが多くなるのではないかと心配する。
その昔は大変環境のよい所であった。
ところが、まわりの都市化にともなって急激に環境が悪化していったのである。
悲しいかな一昔前までは、
街には放置車両が溢れ
不法投棄のゴミは道をふさいでいた。
夜になると放置車両が次々に放火され、至る所で火の手が上がった。
中には盗難車もあったようだが車の状態を見て被害者も回収に来ない。
新入りの放置車両は、まず最初にタイヤが外され
毎日少しずつ部品が盗まれて行く。
最後には、窓ガラスも割られて、
車の中は不届き者が捨てたゴミで一杯になった。
バブル崩壊後は車の中で寝泊りしている人もあり
朝には、その車の中で亡くなっている人もいた。
それはそれで気の毒な話ではあったが
住民としては、気持ちのよいものではない。
なんとかしなければ。
とても子供や女の人が歩けるような環境ではない。
あるとき私は行動にでた。
まず警察と道路を管理する土木事務所に相談した。
警察はめんどくさそうにやってきたが、形だけ様子を聞いて帰っていった。
どうもあまり期待できそうにない。
土木事務所は個人的な要望では動けないとの回答だった。
そこで恐縮だが町会長に相談し、
しかるべき要望書を作成し、土木事務所に提出した。
一方私は実力行使にも出た。
終日駐車の車をピックアップし、警察に警告してもらうというものだ。
彼らのやり方はこうだ。
まず朝方に普通の自家用車でやってきて、路上駐車をしているトラックなどの営業車に乗り換える。
乗ってきた自家用車をまたそこへ止めて現場へ向かう。
帰りも同じ。
かれらは道路をまったく私的な駐車場として利用しているのだ。
終日駐車は、直接口頭で注意したこともあったが、
こちらは地元で、相手はどこの誰かもわからない。
こちらの素性はすぐに相手にバレてしまう危険があったので頻繁には行えなかった。
それでもいろいろ工夫をして、違法駐車との対決が何年か続いた。
そのうち、土木事務所も放置車両の撤去に積極的に動いてくれるようになった。
また自動車リサイクル法などの成立により新たな放置車両が激減した。
すかさず私は道路の清掃活動を行った。(ゴミを放置しておくとゴミを呼ぶのである)
あれから10年以上経つが、土曜の朝はゴミ拾いが日課となった。
かつての放置車両やゴミで溢れていた所を中心として
300mほどの区間のゴミ拾いを自主的に行っているのだ。
ところが、粗大ゴミを捨てられてしまうと個人ではどうすることも出来ない。
ある程度量が多くなると土木事務所が片付けてくれるが、
わずかな量では撤去費用がかさむので動いてもらえない。
その量も年々減ってきているように思う。
ゴミは大別すると次の3種類が多い。
1.営業車などで昼休みにやってきて、弁当のトレイや空き缶、タバコの吸殻などを捨てていく。
2.引越しで出た粗大ゴミ、(家の普通ゴミも含む)などを夜中に捨てに来る。
3.業者の不法投棄。建築廃材や取り壊した家の家具、使い残しのペンキ缶など様々だがこれが一番やっかいだ。
土曜日に拾い集めたゴミの量は当初は毎週ゴミ袋にして3、4袋になったが、
今では一袋のみで済むようになり、ゴミ袋がいっぱいとなることも稀だ。
あと一息といったところだが
景気が回復すると、また業者のゴミが多くなるのではないかと心配する。