シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

とて~~も好き!ボッコ、ブッコ、ノッコ~~♪・・「ワンダースリー」

2006-04-29 20:33:59 | Weblog
66年~67年にテレビで放映された手塚治虫原作のアニメ「ワンダースリー」

大好きで見ていた、でも、これって白黒なんすね。

カラーだとばかり思っていたのだが・・

見たとき、鮮やかな「色彩」を感じさせているってことだよね。すごいな~~

地球はもめごとばかり・・宇宙から見て、こんな地球をどうしたもんだか・・
滅ぼしたほうがいいのか否か・・そこで送り込まれたのが宇宙人の調査員、ボッコ、ブッコ、ノッコ。

彼らは調査のために地球に滞在しなくてはいけないので、怪しまれないように地球上の動物に姿を変えて生活、地球人の観察をしていく。

ボッコ(♀)はうさぎ、ブッコ(♂)はカモ、ノッコ(♂)は馬。

ボッコのうさぎ姿ってすごく女っぽくてね・・

詳しい物語は覚えてないが、なぜか主題歌の旋律は何となく覚えている。

この他にも手塚作品は「ジャングル大帝」「孫悟空」と大好きな夢中になって見ていたものがたくさんある。

「孫悟空」はニョイ棒プレゼントがあって、ニョイ棒の中におもちゃが入っていて・・すごく欲しかったけど、一度も当ったことなし・・

森永チョコボールのおもちゃの缶詰と同じくらい、まぶしい存在でしたね~

やっぱり顔の長い男はキライだ・・「レインディア・ゲーム」

2006-04-28 20:36:24 | Weblog
2000年ジョン・フランケンハイマー監督の遺作である「レインディア・ゲーム」

フランケンハイマー監督は「RONIN」が傑作で、これがラストだったらね・・と思う。

主演はベン・アフレック、シャーリーズ・セロン、ゲイリー・シニーズ。

犯罪アクションもので、何度もどんでん返しがある。

昨日テレビにて鑑賞。たぶんカットもされているのだろうから、そのあたり、おまけしちゃうとしても・・

相方に終わった後「どうだった?」と聞いたら「かわいい映画じゃないの?」

かわいい=まあまあ悪くない=特に良くもない=歯ごたえがない=テレビなら「かわいい」と余裕をかませる=劇場で見たら上島りゅうへい=立腹

っていう展開かと・・

女は怖い、キレイな女、運命の女のような顔で目の前に現れた美女・・シャーリーズがいいです。

とにかく足なげ~~~、足ほそ~~~~、バストもポロって見せちゃうので、シャーリーズ・ファンのそう、そこのあなた、絶対見た方がいいですよ!悪女の彼女もたまにはいい!

ベンは・・私は馬面の男がキライなので、どうしても「かっこいい」人には見えません・・ってかっこいい役じゃないけどね。

ベンって長い顔がアップになると「チクワブ、斜めに切ったみたいな顔」で「気が弱そうでムカムカ」します。

ゲイリーは・・いいですね!悪役もいい!うまいです!

でもさ~~この人が演じる役っていつも「ここへ行きたい」とか「これを成し遂げたい」っていう目標がはっきりしているのに、「絶対に実現できない」運命なのよね。

「アポロ13」では月に行けず、「ミッション・トゥ・マーズ」でも火星に行けず・・

まあ、話はね、何度かのだましがあって、面白いような・・何かひねりすぎで、特にラストは「あれ!あなた、どこに隠れていたの?どうやって、その場所に現れたの?」ってつっこみが入ります。

「RONIN」があまりにも精度も高く、アクションもハンパなく面白かっただけに・・残念。

でもフランケンハイマー監督が名監督であったことは事実です、あらためて合掌・・




「高倉健の健と菅原文太の太で健太っていうんですよ」・・「傷だらけの天使」

2006-04-27 21:01:39 | Weblog
74年~75年にテレビ放映された「傷だらけの天使」

すごく面白かったので、学校で話をしたら、再放送のとき(夕方5時~)クラスの友達たちは「今日は傷天見るんで、早く帰る」と言ってたのを思い出す。

ビデオではなくテレビ映画って感じ、毎回なかなかの監督さんたちが、楽しんで作っていたようだ。

ショーケンが最も魅力的だったころ、そして出始めの水谷豊、退廃的でしょっちゅうシャンソンの「レコード」をかけている岸田今日子・・

彼女がショーケンの役名、「オサムちゃん」って呼ぶ声は随分ものまねされたよね。

ショーケンと水谷豊が住んでいる屋上のロフトや、ショーケンのファッションなど日本のテレビドラマには珍しく「まねしたくなる要素」がいっぱいでした。

タイトルのセリフはショーケンが自分の息子のことを話すとき、必ず言っていたこと。(息子とは別居している)

水谷豊は当時、坂口良子とつきあっていたが、ショーケンにとられたようで、彼を本当に尊敬していた豊君にとっては衝撃だったらしい。

でも月日がたち、今や俳優としてのふたりを比較すると、豊君の安定度と人気、実力はショーケンのそれをはるかに上回った感じ。

人間、どうなるかわからんね。

豊君が「アマテラスオオミカミ(天照大神)」という掛け軸の漢字を「テンテルダイジン」と読んだのは今でも笑える。

童貞を捨てた初めてのベッド・シーンでも布団の中で右往左往、「わかんな~~い、わかんな~~いい」とオロオロしてたり・・

最終回は厳しい内容で、涙、涙・・でしたが、不良を泥臭くかっこよく描いた傑作・・でした~~




いっちょうかもろうぜ!・・「スティング」

2006-04-26 17:29:58 | Weblog
73年名匠ジョージ・ロイ・ヒル監督作「スティング」

ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード、ロバート・ショウ主演。

これは大人の粋な遊びですな~~いいよね~~

ノーマン・ロックウェルの絵が大好きなんだけど、「スティング」には彼の絵と同じ質感があるよね。

シーンの変わり目で丸く映像が消えていき、また次のシーンが丸く始まる。

クラシック・ムービーっぽくて大好き!

出ている人間がみな裏街道の人ばかり、まともな社会人は全然登場しない。
みんな嘘をついて金をかせいでいる。

レッドフォードの仕事のパートナーが殺される。大親分ショウの逆鱗にふれるようなことをしでかしたからだ。

レッドフォードは敵を討つべく、ニューマンを頼っていく。

彼にとっても、殺された仲間は戦友のような存在。
同じ気持ちをもつ人間たちに声をかけ、一世一代の大仕掛けな「だまし」の幕が切って落されるのであった!

何か講談ででもかかりそうなネタだな。

このだましの仕込みがすごいのよ!イベント関係の仕事もやっている自分にとっては、舞台裏を作っていく過程を見るのって本当にワクワクするよ!

幾重にもなっただまし、「え!」「へ!」「は~~~!!」

そして有名なラストは「くっちゃらはぴはぴ!!」である。

そう来ましたか、あなた!

あ、そうそう、音楽も素晴らしいってことを忘れちゃいかん!

基本的にアンハッピー・エンドは好きではないので、後味の良さも大満足。

大物の親分を演じたロバート・ショウも魅力的、早くに亡くなってしまいましたが間違いなく記憶に残る名優さんですな

もろに体にきます・・「プライベート・ライアン」

2006-04-25 23:14:37 | Weblog
映画は娯楽、エンターテイメントだけど、時につらいリアリティを見せる、そんな役目ももっている。

98年スピルバーグ監督作「プライベート・ライアン」

これはレンタルで見ました。

劇場のでかい画面で見たら、たぶん体の震えが止まらなかったと思う。

第二次世界大戦、ノルマンディ上陸作戦から始まり、行方不明になっているライアン2等兵を探し出す任務を遂行する8人の兵士を描いてます。

小隊のボスはトム・ハンクス。

とにかくね~~この映画のすさまじさは冒頭の上陸シーン。

「シンドラーのリスト」でも、頭を撃ち抜かれたユダヤ人捕虜の流血が雪にしみていくシーンで、白黒なのに、「黒い」血に「赤」を強烈に感じさせたスピルバーグ。

今回はブルーベースの映像(もちろんカラー)だけど・・

海から陸へどんどん進んでいくアメリカ軍、陸から迎え撃つ側からの銃撃で、内臓が飛び散り、手足がもぎとんでいき、上半身のみになってしまったものなど、そこは文字通りこの世の「地獄」となる。

うちで見ていて一切の言葉がなくなり、息が止まりそうになった。

これが戦地・・「ロング・エンゲージメント」もかなりすごかったけど、本当に戦争はひどい。

好きとかキライとかで単純にコメントできる作品ではないですが、できれば若い世代の人も見て「こんな殺し合い、絶対にだめだよ」って感じてほしいよね。










グロさの極地らしいぜ・・「最後の晩餐」

2006-04-25 00:09:22 | Weblog
マルコ・フェレーリ監督作「最後の晩餐」

マルチェロ・マストロヤンニ、ミシェル・ピッコリ、フィリップ・ノワレ出演。

当時カンヌ映画祭で大激論の的となったそうだ。

4人の男たち、それなりに社会で成功をおさめている男たちが、何をどうとち狂ったのか、みんなで自殺しちゃおってことになる。

その方法が、あなた!「食べること」ですよ!

「食べすぎで死ぬ」

まるでブラピの「セブン」の「大食」の罪で殺された男みたいだな。

とにかく美食の限りをつくして「まいう~~」な料理を食べまくり・・

その結果として引き起こされる生理現象の数々・・

そのあたりがカンヌ映画祭でプレスから猛反発を喰らい「あなた方はそれでも名優と言われる人たちなのか?映画の中で、オ○ラをするなんて!なんちゅ~~考えなんだ!」と質問攻め。

そう、出てる方たちは大した名優たちだからね、マストロヤンニは「私は俳優だ、監督が言えば映画の中で放屁もするし、ゲ○もする、それがどうした!何が悪い!」と反撃。

でも監督は恐怖心でこっそりカンヌを脱出したらしいね。

監督としてはプチブルっぽい世界、今で言うセレブの世界を皮肉りたかったんでしょうね。

これは見ていないですが、今年DVD化されるそうなので、体調が良ければ見ることもあり・・でしょう。

ただし、食前食後はだめだろうしさ。いつ見りゃええねん!



祝!トム君、初実子!・・「トップガン」

2006-04-23 20:33:41 | Weblog
86年トニー・スコット監督、ジェリー・ブラッカイマー製作「トップガン」

ブラッカイマーらしい大味でお約束の展開、古典的なドラマ運び、大掛かりなアクション・・そして初々しいトム・クルーズ。

最近ケイティ・ホームズとの間の女の子、スリちゃんが誕生。彼にとっては初めての実子だ。

ミミ・ロジャースとも二コール・キッドマンとも実子ができなかったのに、なんででしょ?やはりケイティの若さかな?

この「トップガン」のころのトムは、まぶしいばかりの白い歯、ふっくらした顔でアイドル路線。

私はこのパンパンの顔が気に入りませんでした、今の方がよく見えます。

それにしても大根だったのに、ここまでトップスターとして君臨してえらい!
口をぽっか~~んと開けて、首をフルフルと横にふる演技・・よくマネさせていただきました。

空中アクションはすごいです!目がまわるっちゅ~~の

音楽もたくみに使い、スピード感のあるっぽい展開で勝負。

その他にも、カワサキのバイク、美しいケリー・マクギリス、クールな田舎者、ヴァル・キルマー、めちゃイモなメグ・ライアン(この後、整形したのかってくらいすごい)などなど、見所満載な1本と言えましょう










何匹か猫が殉死したと聞く・・「子猫物語」

2006-04-21 22:38:36 | Weblog
86年ムツゴロウこと、畑正憲監督作「子猫物語」

小泉今日子がナレーションで登場。

これは確かテレビで見ましたね、劇場に行くわきゃありません。

まあ、子供向けなのかな・・って思ってた程度でしたが、噂によると撮影中に主人公のチャトラの猫、チャトラン役の猫が何匹かアクシデントで死んでしまったらしい・・と。

ほんまですか??

本当にそうなら、許しがたいです。

動物を使った映画では製作者側もかなり気をつかい、アメリカの作品などでは最後のテロップに「動物の扱いには最大限の注意を払って撮影しました」とか出てきます。

保護団体がうるさいからでしょ。

だいたい、この映画は何かうさんくさい。

見る人をバカにしているような感じもする。

かわいい子猫とかわいい小動物を出して、人気の小泉今日子をからませれば「きっとそこそこヒットするよ」って読んでてやっているだけってな感じ・・

動物ものなら「3匹荒野を行く」くらいのことはやっていただきたかったな~~

結局ムツゴロウさんは今はテレビのレギュラーもなくなり、どうやってあのスペースを支えているんだろ?(北海道から引っ越したと聞きます)
人生、いろいろだ・・

栄枯盛衰・・ですね


テレビ東京の「世界の料理ショー」

2006-04-20 20:24:25 | Weblog
グラハム・カーっていうおっちゃんが、スタジオ内のキッチンで、ひとりペラペラしゃべりながら料理を作る。

「ちょっと、どうよ、これ!うまそうでしょ~~~!!」とか言うとスタジオに観覧に来ているお客さんの顔(「うまそう!!!」っていう顔)が映る。

出来上がると、必ずお客さんのひとりを選んで、テーブルにつかせ、食べてもらう。

グラハム・カーの「世界の料理ショー」はそんな番組だった。

私が10代後半のころ大好きで見ていた番組だ。

グラハムのしゃべり(もち吹き替え)が流れるようで、笑いの質もよかった!

奥さんがプロデューサーだったんだって!初めて知ったわ。

ふたりは71年に事故にあい、かなり大怪我を負ったようで、番組も打ち切りになったようだ。

しかしね~今思い返しても、彼が作っていたレシピって「デブの素」みたいなメニューばっか。たっぷりのバターを溶かして、ガーリックを入れ、すごい量のクリームとかも使う。

このバターを溶かすあたりで「ね~~~たまんないよね、この香り」とか言うのよ。

事故からは復帰したけど、奥さんが心臓を患ってしまう。そこでグラハムは高コレステロール、高脂肪の料理作りにピリオドを打ち、体に良い、野菜中心、低脂肪、低コレステロールの料理に切り替えた。

奥さんは無事回復したんだって。食事ってすごいもんだね。

何となくあのバターを大量に溶かしていたグラハムのイメージが強いので、あっさり料理を作っているところは想像しにくいが・・

まあ、時代の流れですな。

とにかく、この「世界の料理ショー」はトークも楽しく、料理を作る過程もショーとしてきっちり見せていた魅惑の番組でした。

また再放送で見たいな~~

映画はしょうもないが・・「ドリブン」

2006-04-19 17:32:26 | Weblog
01年レニー・ハーリン監督作「ドリブン」

おい!こら!公道を爆走するアホはどこのどいつじゃ!とどなりたくようなシーンが満載。

主演のスタローン君は脚本にも名をつらねています。元々、本書き屋さん出身ですからね。

しかし~~全然印象に残っていないという点で、見事な作品です。

脳内のどこにも映像がひっかかっていない。こびりついて絶対とれない映像の映画もある反面、こうした「すすいだ瞬間キュキュっとおちてる~♪」系の映画もまた別の意味で大したもんです。

うちの相方がF1をはじめとしたカーレースが好きなので、あやうく劇場鑑賞するところでした。

もし劇場で見ていたら、怒りの上島リューヘイ状態になっていただろう。

ですが~~たったひとつ、キップ・パルデューが出ている点のみ評価の対象になります。

彼は本当に美しいね~~あまりちゃんとした画像がないのが残念だけど。

こんなちっこいやつしか見つからず、チ!

作品を選んで、立派な役者になるんだよ!










ペンギンがいいっすよ!・・「マダガスカル」

2006-04-18 20:04:15 | Weblog
05年ドリームワークスのアニメ、「マダガスカル」

アメリカではロングヒットとなり、日本でもそこそこのヒット。

劇場で絶対見るぜと思っていたが、なぜかタイミングを逃し、昨日レンタルにて鑑賞。

ニューヨークのセントラルパーク動物園のライオン、シマウマ、カバ、キリンの4頭は大親友。

シマウマ君が「野生の世界」を体験してみたいって思ったことから、平凡で幸せな日々がイッキョに大変化!彼らはマダガスカルに流れつく。

この作品は「シュレック」のようにパロディもあり(「キャスト・アウェイ」や「アメリカン・ビューティー」など)なかなかよいです。

何よりいいのはペンギン軍団、こうしたアニメの常でサブキャラである彼らが光っています。

この軍団はたぶん「大脱走」のパロディでもあると思う。

とにかくペンギンの動きがツボにはまるおかしさ。
相方に言わせると、このペンギンの動きは私の動きに共通しているところがあるそうで・・

劇場で見たら「まあ、いいよね」って感じだったかもしれないが、レンタルでの鑑賞なら「楽しくて十分いい感じ」っていう評価かな。

子供向けではないので、大人が見てもいいです。

でも「シュレック2」の爆発的なおかしさに比べると、いささか・・かな。

それにしてもCGの見事さ、その進化はとどまるところを知りませんな。
今後も楽しみ!


結構いけるじゃね~~の!!「Mr.&Mrs.スミス」

2006-04-17 19:40:59 | Weblog
05年ダグ・リーマン監督作「Mr.&Mrs.スミス」

スーパースター、アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピット共演のお正月映画でしたね。

劇場で見逃し、昨日レンタルで鑑賞。

ありゃ!

いい意味で予想を裏切られました~~

軽~~~~~~い作品です、だから、つっこみは禁止。

つっこもうと思えば、きりがありませんが、愛するアンジーとブラピのやりとりを見ているだけで満足して、その他は目をつむってあげましょう。

超有能な殺し屋、アンジーとブラピは、互いの「本職」を知らないまま一目ぼれ。結婚へとなだれこむ。

「あの人、ミステリアスだわ」なんて惹かれちゃった・・

でも結婚6年

ふたりはご他聞にもれず倦怠期・・
そして、ついに知ることになる互いの本当の顔!

知った後も、ふたりが「やり方」の違いなどで対立するシーンが笑える。

アンジー、何でこんなにスタイルいいの?っていうくらいナイス・プロポーション。

ブラピはもう青年期の美しさはなくなっているが、相方に言わせれば、男から見てもいい男なんだそうである。

単純に私はこの役での彼の「ヘアスタイル」が好みじゃない・・だけだが。

でも女であるアンジーとの殴り合いのシーン、やりにくかっただろうな。スタント使っているんでしょうが・・

この家をめちゃくちゃにする戦いのシーン、出だしのキッチンでのナイフの登場など、かなり笑えました。

期待せずに見れば、十分に楽しめますよ






グッモーニング!ミス・デイジー!・・「ドライビング・ミス・デイジー」

2006-04-16 20:48:23 | Weblog
89年ブルース・ベレスフォード監督作「ドライビング・ミス・デイジー」

主演はジェシカ・タンディ、モーガン・フリーマン、ダン・エイクロイド。

ユダヤ人の未亡人、デイジー(ジェシカ・タンディ)はひとり暮らし、今日も車を自分で運転、でもよる年波には勝てず車をおしゃかにしてしまう。

心配した息子(ダン・エイクロイド)は運転手ホーク(モーガン・フリーマン)を雇う。でも彼女は気に入らない。黒人だから!

長年通ってきていて慣れているメイドは黒人でも信頼しているが、新しい黒人が出入りなんて、とんでもない!黒人はすぐに物を盗むし!

彼の運転の車に乗ろうとしないデイジー、でも淡々と根気強く接するホークにほんの少しずつだけ心を許していく。

このふたりの25年の友情を描いている作品だ。

一部では「白人にとって都合の良い友情物語」として嫌悪されているらしい。

でも時代背景を考えると、映画の中の物語とは言え、こういうことがあっただけでも、大したもんじゃないかって思える。

だって、本当に黒人は人間であって、人間じゃなかったんだからね。

同じくジェシカ・タンディが出ている「フライド・グリーントマト」の中でも南部のカフェで裏庭を解放して黒人に食事を食べさせる主人公たちに対して眉をひそめるシーンがあった。

それに対して「なによ!めんどりの穴から出てきた卵は食べられるのに、黒人とはいっしょに並んで食事できないってどういう道理??」って憤慨する女性の黒人の発言があった。

だから、この「ドライビング~」での描写は「白人のご都合主義の友愛関係」というより「この時代では、これでいっぱい、いっぱい」だったのではないすかね?

何となく上質な肌触りで好きな映画です。モーガン・フリーマンの南部なまりもいい!

車がどんどん新しいものになっていくのをいいやね。

ジューイッシュ・ママ、タンディに頭が上がらない息子役のダンの腹の出方にも目を見張った。

いろいろ言われていますが、私にとっては、好きな映画の1本と言えます




濃いんだか怪演技なんだか・・「ガラスの仮面 テレビ実写版」

2006-04-15 22:00:29 | Weblog
数年前テレビで放映された「ガラスの仮面」

美内すずえ原作の大長編コミック(いつ終わるの?)の実写版です。

私は原作を読んだことないのですが、たぶん読んだらはまるんでしょう。

女優北島マヤの数奇な運命っちゅ~か、いろんな役に挑戦しちゃう様を描いている。主役のマヤは安達祐美、師匠の何やら片目のすごい人に野際陽子(これは絵にそっくり)

陰からマヤを支える芸能プロの社長に田辺誠一。

表向きはマヤの敵のようだが、彼女の舞台のたびに実名は隠して、紫のバラの花束を送り、マヤは感謝を込めて「紫のバラの人」と呼んでいる。

この実写版はかなり笑えました。だってさ、怪演技だよ、みんな。

天才マヤは演技のコツをつかむまでに時間がかかる。そしてコツをつかむための工夫がすげ~~~~

野生の狼少女を演じるために、山にこもるマヤ。

そこで岩場に四つんばいになり「ワオ~~~!!オゥ~~~~!!」と遠吠え

漫画だと結構それっぽく見えるんでしょうが、実物がやるとね~~
笑いしかありません

「マヤ、さあ、仮面をかぶるのよ」
の決め文句で様々な役になりきるマヤ。
古典的なドラマで、これってそれ相当のお金をかけて映画化(実写)すれば大作になると思います。

でも、このテレビ版は・・

私は田辺誠一が好きでした。高校のころに好きだった人になんとなく似ていたりして、なつかしい感じ。
でもたまたま自由が丘でロケ現場を見たんだけど、あまりにもやせていてガックリ。背は高いけど、頬がこけていて、ちょっと不気味でした。
恋もいっぺんに冷めた瞬間・・でしたな






謎めいた美女でした・・ドミニク・サンダ

2006-04-14 21:02:44 | Weblog
1951年生まれなので55歳になっているフランス女優、ドミニク・サンダ。

全盛期は25年くらい前で、映画雑誌スクリーンの年1回の人気スター投票で女優の第3位になったこともあります。(1位はオードリー・ヘップバーン、2位はカトリーヌ・ドヌーブ)

でも出演作品を見ていると、さほどメジャーにヒットした映画はありません。
むしろ、映画雑誌のスチール写真などでの美しさでアピールしたんでしょう。

私は大好きでした。
すごく神秘的でね~~第2のグレタ・ガルボって言われててね~

すごく年上のクリスチャン・マルカンが彼氏で「ドミニクは狂気の女神。彼女は私を狂わせる」といわせしめてた。

く~~~こんなセリフ、すごいね~~~
だっていっしょに生活しても、狂気の女神じゃさ~~~日常をやっていられないっすよね。

私は「破壊王」と呼ばれていたことはあります、よく物を壊していたから・・

凶器・・ですね、狂気じゃなく・・

ドミニクは「ベルサイユのバラ」を映画化したとき、オスカル役の打診があったそうです。ギャラがおりあわなかったのか、成立しなかったけど。

彼女が男装のオスカルをやっていたら、間違いなく見ていましたね。

彼女が世に出るきっかけになった「初恋」・・ツルゲーネフの原作を映画化した作品で、ジョン・モルダー・ブラウンと共演。美しいふたりの顔合わせ。
いつか見てみたいですね。