シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

もろに体にきます・・「プライベート・ライアン」

2006-04-25 23:14:37 | Weblog
映画は娯楽、エンターテイメントだけど、時につらいリアリティを見せる、そんな役目ももっている。

98年スピルバーグ監督作「プライベート・ライアン」

これはレンタルで見ました。

劇場のでかい画面で見たら、たぶん体の震えが止まらなかったと思う。

第二次世界大戦、ノルマンディ上陸作戦から始まり、行方不明になっているライアン2等兵を探し出す任務を遂行する8人の兵士を描いてます。

小隊のボスはトム・ハンクス。

とにかくね~~この映画のすさまじさは冒頭の上陸シーン。

「シンドラーのリスト」でも、頭を撃ち抜かれたユダヤ人捕虜の流血が雪にしみていくシーンで、白黒なのに、「黒い」血に「赤」を強烈に感じさせたスピルバーグ。

今回はブルーベースの映像(もちろんカラー)だけど・・

海から陸へどんどん進んでいくアメリカ軍、陸から迎え撃つ側からの銃撃で、内臓が飛び散り、手足がもぎとんでいき、上半身のみになってしまったものなど、そこは文字通りこの世の「地獄」となる。

うちで見ていて一切の言葉がなくなり、息が止まりそうになった。

これが戦地・・「ロング・エンゲージメント」もかなりすごかったけど、本当に戦争はひどい。

好きとかキライとかで単純にコメントできる作品ではないですが、できれば若い世代の人も見て「こんな殺し合い、絶対にだめだよ」って感じてほしいよね。










グロさの極地らしいぜ・・「最後の晩餐」

2006-04-25 00:09:22 | Weblog
マルコ・フェレーリ監督作「最後の晩餐」

マルチェロ・マストロヤンニ、ミシェル・ピッコリ、フィリップ・ノワレ出演。

当時カンヌ映画祭で大激論の的となったそうだ。

4人の男たち、それなりに社会で成功をおさめている男たちが、何をどうとち狂ったのか、みんなで自殺しちゃおってことになる。

その方法が、あなた!「食べること」ですよ!

「食べすぎで死ぬ」

まるでブラピの「セブン」の「大食」の罪で殺された男みたいだな。

とにかく美食の限りをつくして「まいう~~」な料理を食べまくり・・

その結果として引き起こされる生理現象の数々・・

そのあたりがカンヌ映画祭でプレスから猛反発を喰らい「あなた方はそれでも名優と言われる人たちなのか?映画の中で、オ○ラをするなんて!なんちゅ~~考えなんだ!」と質問攻め。

そう、出てる方たちは大した名優たちだからね、マストロヤンニは「私は俳優だ、監督が言えば映画の中で放屁もするし、ゲ○もする、それがどうした!何が悪い!」と反撃。

でも監督は恐怖心でこっそりカンヌを脱出したらしいね。

監督としてはプチブルっぽい世界、今で言うセレブの世界を皮肉りたかったんでしょうね。

これは見ていないですが、今年DVD化されるそうなので、体調が良ければ見ることもあり・・でしょう。

ただし、食前食後はだめだろうしさ。いつ見りゃええねん!