ハリウッド大型映画完全復活！「ポセイドン・アドベンチャー」

７２年ロナルド・ニーム監督作「ポセイドン・アドベンチャー」

これより前、ハリウッドは低予算のいわゆる「ニューシネマ」が全盛で、お金のかかった大型娯楽映画は鳴りを潜めてしまっていた。

でも、映画もいろいろあっていいじゃない～～ってな感じで、この「ポセイドン・アドベンチャー」が完成！うたい文句はアカデミー受賞者が名前をつらねている主要キャスト。ジーン・ハックマン、アーネスト・ボーグナイン、シェリー・ウィンタース、レッド・バトンズ、ステラ・スティーブンス・・

豪華客船ポセイドン号はニューイヤーを処女航海で過ごそうと考えた多くの人々を乗せ、遭難する。理由は無理をおしての航海、大波を横からくらい、船は180度真逆になってしまうのだ。船底が海面になってしまう！！

ニューイヤーのパーティーにいた乗客は船底へ！そのうちの数人がこのままここにいては危険と判断、船底（今は海面）を目指していくことになる。

リーダーのジーン・ハックマン演じる牧師がものすご～～くステキ！ファザコンの私にとっては、しびれる役！

あと、みんなを救うために太った体への負担をかえりみず、潜水して心臓発作で亡くなるシェリー・ウィンタースも印象的！

この映画は当時ロードショーで有楽座（今はない）で見ました！

公開時「ゲッタウェイ」もほぼ同時に公開され、ハリウッドに娯楽映画が帰ってきたって感じがありましたな～～～

この「ポセイドン・・」のヒットを受けて以後グランド・ホテル型の映画が続々！「タワーリング・インフェルノ」「大地震」・・

キャロル・リンレー演じる歌手と、相手役（おっさんだったが名前尾は忘れました）とが相当不仲だったらしく、キャロルはインタビューでも「彼は演技のとき、邪魔！カメラをさえぎって前に立つし！も～～～！」と怒り心頭だった。共演してるだけでも、いろいろあるんだな～と当時思いましたね。

映画の中では最初の事故のシーンで弟を亡くしたキャロルを優しくなぐさめる役のおっさんだったのにね。わからんもんです！