シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

天才は大変・・「ピンク・フロイド シド・バレット ストーリー」

2005-06-30 20:58:50 | Weblog
今日は最近発売されたばかりの音楽関連のドキュメンタリーDVD「ピンク・フロイド シド・バレット ストーリー」

ピンク・フロイドは何と言ってもモンスターバンドのひとつで「狂気」は長年にわたってアメリカのビルボードの売り上げベスト100に入っていた伝説のアルバムだ。
シド・バレットは比較的初期の主要メンバーのひとりで、作品作りを担当していた。

このDVDはシド・バレットを語る形でピンク・フロイドの歴史を振り返ってもいます。

若かりし頃のシドの写真が写るんだけど、これがも~~ものすごいイケメン。デビット・ギルモアももちろん当時からシドを知っており、彼がいかに美しく愛される存在だったかを語っている。

シドは一種の天才で、パートナーのロジャー・ウォーターズは秀才タイプだと誰かが書いていた。

天才につきものの表裏一体の狂気がシドにはつきまとっていたようだ。

彼はLSDをはじめ、ハードドラッグの過剰摂取で完璧に精神をやられてしまう。
売れ始めていたピンク・フロイドだったけど、シドはリハーサルではOKなのに本番で急にだんまりを決めたり、トラブルメーカーだったようだね。
もう「殴ったろ~か~」と思っていたメンバーもいたらしい。このDVDの中のインタビューでもメンバーのひとりが「シドには同情したことはない」とはっきり言っている。

今、渋谷なんかでドラッグが出回っているようだけど、そんな彼らにはこの「シド・バレット ストーリー」とアンジェリーナ・ジョリーがジャンキー(中毒患者)になってHIVを発症して死ぬ「ジア」を何回か見せたらいい。2本とも実話なわけだから・・

当時の白黒の映像でLSDをとった後らしい様子、シドの恋人の様子とかもでてくる。
何やら頭の中にはものすごく世界が展開しているんだか、よくわからんが、完全にいっちゃっているんだろうね~

結局シドはバンドを脱退、今は隠遁生活を送っているようだ。

その後世界的なバンドへと成長したピンク・フロイドだったが、シドへの想い、友情は変わらずあったようで、「あなたがここにいてほしい」という曲にシドへの想いをたくしている。
彼らは歌いながら、涙したらしい。

それにしても一時期はドラッグ漬けだったであろう他のメンバーは今はもう何やらすごくすっきりした感じで、健康的に見える。やることやって、つきぬけた人間ってところ・・かな。特にデビット・ギルモアはめちゃめちゃかっこよかったでした~~惚れちゃいました~



うっとりします・・「ステップ・イントゥ・リキッド」

2005-06-29 20:21:52 | Weblog
03年、デイナ・ブラウン監督作「ステップ・イントゥ・リキッド」はサーフィン映画だ。
監督のパパは伝説のサーフィン映画「エンドレス・サマー」の監督だそうで、親子そろってサーフィン野郎ということになるね。この「エンドレス・サマー」は未見ですが・・

「ステップ・イントゥ・リキッド」のすごさはカメラですね。水、水、水、しぶき、チューブ、その美しさ・・どうやったんすか~~~??っていうくらいすごい!

サーフィンをしない人でもただ海が好きなら絶対楽しめるし、うっとりできると思う。私もサーフィンしたことないけど、楽しめましたよ。

伝説のサーファー、ジェリー・ロペスも出てる。彼はある時点から完全に精神的なリーダーっぽくなっていった感じ。

まあ、何事でも極めた人は一瞬の中に神聖なものを見るんだろうね。バイク・レーサーの片山も昔、路面の先の温度を感じることができるって言ってたし、セナもレース中、神聖なるものを見たっていってたしな~

研ぎ澄まされるとそうなっていくのかもね。

波乗りの気持ちっていうのも、この映画ではよく描かれているので、彼氏がサーファーっていう人は見たらよいのでは?

でも、サーファーを彼にもつと大変よね。デートの約束していても波が良さそうだと、海に行っちまうし、海に入っている間はビーチで本でも読んで待たなければいけない。

自分も影響を受けて波乗り始める人以外は結構忍耐を要求されますよね。
私も大学生のころ、そんな男とつきあっていました。
この映画、そのころに見てたら自分でも波乗り始めていたかも・・









結構好きだな~「フィフス・エレメント」

2005-06-28 19:41:07 | Weblog
97年リュック・ベッソン監督作「フィフス・エレメント」

近未来を描いているめちゃぶっとびの映像の洪水がすごい!撮影はいつもベッソン作品でカメラを担当するティエリー・アルボガスト。ごひいきのひとりブルース・ウィルスが出ているし、キュートなミラ・ジョボヴィッチ、相変わらず奇妙なゲイリー・オールドマン、そして切れた役柄のクリス・タッカーなどいいな、いいな~

ベッソン監督って女性のヘアスタイルでおかっぱが好きなのね。「レオン」の彼女もおかっぱ。

ミラが演じるのは救世主みたいな存在で、いきなり現われた彼女を何の因果か守るはめになるブルース(タクシー運転手)。

この映画、ストーリーはどうでもいいっていうか、割とコメディ路線だと思うんですが、どうでしょう。

相方の友人で「グラン・ブルー」「レオン」以来のベッソン・ファンの人がいて、この「フィフス・エレメント」を劇場公開で見て怒っていた。

ベッソンの作品は深遠でなければいけないと思い込んでいたようだ。期待していたものを見せてもらえず、怒り心頭な彼だった・・だから私たちも彼が怒るくらいだから「駄作」あるいは「失敗作」に違いないと思ってました。

それでレンタルで見たとき、「な~~~~んだ。面白いじゃ~~~ん。これは、お遊びみたいな映画だよね~~シャレだよ、シャレ」と思って、ふたりとも楽しみました。

そう、たまに期待は裏切られるためにあるんですよね~

数年前のパット・メセニーのコンサートのとき、どうしても途中でトイレに行きたくなってしまい、トイレに行って席に戻ろうとしてロビーの喫煙コーナーの横を通ったら、何やらふたりのお兄さんが「こんなのパットじゃね~よ~」と文句をブチブチ。期待したものと違ったのでしょうね。お気の毒に。。でも、パットのこと、そんなこと言うなんてあなた方、100年早いわよ!と心の中で思った私でした。

仁侠映画のような・・「ハーダー・ゼイ・カム」

2005-06-27 15:52:08 | Weblog
78年レゲエ・シンガーのジミー・クリフ主演の「ハーダー・ゼイ・カム」はリアルタイムで劇場公開時に観た。細かいストーリーはまったく忘れたけど、荒っぽい作りの中でジミーの歌の印象は鮮烈だったな~

今見たらどんな感じがするだろう・・何せ、展開自体にはあまり意味がないからね・・

レゲエが日本に上陸し始めたころで、まだ知られているミュージシャンの数は少なく、ボブ・マーリー&ウェイラーズ、サード・ワールドくらいがメジャーに知名度があったくらい。

そのころ、男友達がジミー・クリフのライブに行き、めちゃめちゃかっこよかった~と言ってました。女の子なんかステージにかぶりつきで、うっとり・・だったらしい。まあ、ああいうエネルギーを体から発する日本人っていないしね。

私はボブ・マーリーの日本公演に行きました。2回も!続けて!中野サンプラザでしたな。
80年くらいだったかしら。

もう、もう、もうすごいコンサートで、今までのライブの中でまぎれもなくベスト4に入るものでした。ボブは完全に「きまっちゃって」いたと思われ、コンサートの最中、何度かギターを投げ捨てステージ上に組まれた器材に登ったりしました。ステージの奥から(つまり楽屋のほうから)何やら独特の匂いが・・って言ってた人もいましたね。どうだかね・・

彼の場合、奥さんがバックで歌っているせいもあるのか、セクシャルというよりも、まさに神の領域に近い存在感を感じさせます。

声はジミーよりもボブのほうが好きかな。ねばりつくような少しかすれた感じがいいよね~
とっても若くして病死してしまったけど、きっとやることはやった人生・・だったような気がします。

ちなみに私が今まで行ったコンサートのベスト4の残りの3つは
 ピンク・フロイド
 ジミー・ペイジ&ロバート・プラント復活コンサート
 
そしてもちろんパット・メセニーは書く必要もないくらい不動の1位・・だったのでした。




キャバリアのレオ君

2005-06-27 00:03:28 | Weblog
今日はちょいと脱線、犬の話題

金土日と3日間、仕事で千葉の本八幡にあるショッピングモールにお邪魔した。
大きなショッピングモールで「ここってバンコク?」って思いました。
キレイで通路も広く、なかなか快適・・

仕事が夕方終わり、おトイレに行ったらめちゃめちゃかわいい犬を見た。

ご主人の男性が大きなバッグに入れていて、顔だけ出しているんだけど、この顔の大きさが直径10センチちょっとしかない、キャバリアのお子様!!

キャバリアのお子様は初体験、聞くと生後2ヶ月、2週間前におうちに来たんだと・・

「かわいい~~~~~!!!」と絶叫する私にご主人様はメロメ~ロ、とてもうれしそうにしてらした。

お名前はレオ君、でも耳のところの毛がキャンディキャンディのようにカールしていて、とってもロマンチック。もう顔が小さくて超かわいい!バッグから顔を出したり、ひっこめたり、「あなたね~どうやったらかわいく見えるか知っているんじゃないの!?」ってつっこみを入れたくなるくらいかわいい。

本来キャバリアは私にとってあまり興味をそそられる犬種ではなかったんだけど、やっぱり子供はかわいいし、あのレオ君は特にかわいかったのかも!!携帯で写真撮らせてもらえばよかったかな~~~



一番輝いていたのはドナルド・サザランド・・「JFK」

2005-06-25 22:18:19 | Weblog
91年、オリヴァー・ストーン監督作「JFK」

63年テキサス州ダラスで暗殺されたケネディ大統領、その暗殺の背後のストーリーを当時ニューオリンズの地方検事だったジム・ギャリソンの著書などをベースに描いているのがこの映画だ。

とにかく長いし、登場人物は多いし、顔と名前が覚えられないし、展開もバンバンなので、1回だけでは・・私にはついていけませんでした。

オールスター・キャストで脇役もみんなすごい!オカマのケビン・ベーコンとかオカマのトミー・リー・ジョーンズとか、オカマのショーン・ぺシとか・・ってみんなオカマかい!!!と突っ込みをいられれそうだけど、みんな演技が濃くて大迫力。

主役のケビン・コスナーは・・まあね・・彼に演技をうんぬん言っても仕方ありませんから・・

この映画で描かれていることがケネディ暗殺の真実なのかは今のところ、神のみぞ知るで、あくまでもひとつの推論だ。

この映画でキーパーソンになっているのが元軍人「ミスターX」(トラの穴の人ではない)として登場するドナルド・サザランド。

彼がケビンに語りかける回想シーンが、私の最もお気に入りのシーン。もう何回見たかな~
台詞も覚えているくらい・・

ドナルド・サザランドってじいさんになってからのほうが圧倒的に魅力的。あ、好きな男優に名前を連ねるのを忘れた~~~

ま、暗殺の真実は何年後かに公開されるまで息をひそめてどこかで待っている・・のよね。
生きている間に知れるかな?




すご~~~く好き!!「真珠の耳飾りの少女」

2005-06-24 23:07:29 | Weblog
03年ピーター・ウェーバーの処女作「真珠の耳飾りの少女」

これはレンタルで見ました。もう!!!猛烈に美しい!!

「光と影の画家」として知られるフェルメールの有名な「真珠の耳飾りの少女」という絵の背景を描いている。

彼は奥さんと6~7人の子供、そして奥さんのママと暮らしており、マスオさん状態だ。

そんなフェルメールの家に奉公に来たのが少女、グリート。

どうしてこんなに絵で描かれている少女に似た女優さんをさがしてこれたのかっていうくらい、イメージ通り・・純朴な印象が美しい。
でもね、彼女、最新作「アイランド」に主演しているけど、顔がかなり違っている。つまりメイクの力でかなり変わっているってことだ。

フェルメールは彼女の中にある色彩や構図に関するセンスを見出し、自分の絵の手伝いをさせる。
もちろん、若くて美しい彼女に対しての欲望はあったのだろうけど、それよりも自分のアートのアシスタントのとしての彼女を欲していた感じだ。

もちろん奥さんは面白いわけがない。奥さんの持ち物である真珠のピアスを使い、グリートをモデルにあの伝説の絵を描こうとするフェルメール。

ほとんど出来上がり寸前で奥さんに内緒で真珠のピアスを使ったことがばれ、グリートは家からたたき出される。

当時の画家たちがパトロンからどうやって絵の注文を引き出したのか・・などが描かれていて面白い。

でも、何よりもこの映画を圧倒的に魅力のあるものにしているのは「カメラ」!「撮影」の力だ!
ほとんどどのシーンのトップもフェルメールの絵のようなのだ。
一瞬静止画のようなカットが本当に美しい。
これだけでも、この映画には黄金の価値がある。美術館に行って、絵を見るような気持ちで見てもいいよね。

フェルメールとグリートのどこか抑え気味のエロスも切なくて、よいですよ~


怖くない恐怖映画・・「ザ・リング」

2005-06-23 18:53:45 | Weblog
現在劇場公開されている「ザ・リング2」・・絶対に映画館で見ないことは決めている。だって、たぶん面白くないもの・・

「ザ・リング」はレンタルで見ました。02年、ゴア・ヴァービンスキー監督作。主演はナオミ・ワッツ。彼女「マルホランド・ドライブ」ではよかったですな~

しっかし、全然怖くない恐怖映画に2時間くらいつきあわされるのって一種いやがらせにも似ている。拷問だよね。

表現はなかなかスタイリッシュなんですけどね~ゾッとしないのよ、全然・・

日本の「リング」にはイヤ~~~な恐怖感があって、それが面白かったのに、やはりアメリカ人が描くとどうしてもお化け屋敷の「脅し」になっちゃうのね。

タマラ?サマラ?あの日本版の貞子ちゃんも、何かかわいいし・・
それでニュッと伸びた腕が半漁人のようなウロコっぽい肌でね~それがどうした・・って感じなのよね。気持ち悪いでしょ?ね?!!って言われているようですが・・

今回の「ザ・リング2」は日本人の中田監督(日本版「リング」の監督)がメガフォンをとっています。でも、全米の批評家からは酷評のようで、気の毒・・ハリウッドに移住までしたのに・・




思いっきり後味の悪い・・「悪魔の追跡」

2005-06-22 20:40:27 | Weblog
75年ジャック・スターレット監督作「悪魔の追跡」はピーター・フォンダ&ウォーレン・ウォーツの渋いアウトロー野郎たちが主演だ。

これはテレビで1回見たっきり・・たぶん大学生の時くらいかな~

日曜映画劇場だったように記憶している。まだ淀チョーさんが健在だった。

ピーターとウォーレンは2組のカップル(夫婦)でキャンプを楽しもうと郊外に出掛ける。
そのときに、ひょんなことからカルト集団の殺人儀式を見ちゃうのだ。確か殺人儀式だった(と思う)

お約束の展開だが、見られたことに気づいたメンバーはどこまでも彼らを追ってくる。

後半は4人が逃げて逃げて逃げまくるカーチェイス劇。それにしても、しつこ~~~!!!

怖いのは車で追ってくるだけではなく、逃げた先々に彼らの仲間がいてばれちゃうところ。つまりこういうカルト集団の人たちが日常生活の中で仕事をして、一見普通人のように装っていることだ。

75年当時ももちろんカルトというものは存在しただろうね。けど、この映画、今リメイクしても結構怖いかも・・だってオウムのことで、人々はこうした恐怖をよりリアルに受け止めるだろうから。この映画のカルト集団はKKKをモデルにしているらしいけど・・

この手のものって小説でも漫画でも取り上げられている題材よね。昔、少女漫画で美内すずえ(ガラスの仮面の作者)の「13月の悲劇」ってのがあって、全寮制の女子高に転入してきた女子学生が学校のただならぬ雰囲気に疑いをもち、ひとり調べていくと実はこの学校は組織ぐるみで悪魔教を信仰してた・・てのがあって、ひっじょう~~に怖かった覚えがあります。

だって、地下で行われている儀式では、いけにえとして小さな女の子(もちろんその学校の生徒)の首をはねちゃうんだもの。この映画ともかぶるところですな。

信じるもの、信仰するもののために、人の命をとることが正義となる恐ろしさ・・
しかも、この「悪魔の追跡」のように、こっそり儀式でやるのではなく、今やネットで公開儀式である。う~~ん

この「悪魔の追跡」はラストが悲惨、思いっきり後味が悪い・・何もこんな風に描かなくてもいいじゃな~~いと思うが、結構こんなことは世界のどこかしこで日常的に起っているのかも・・ね。





嫌いじゃないが、食欲わかない男優  ベスト5・・くらい

2005-06-21 20:25:16 | Weblog
今日は趣向を変えまして~嫌いってわけじゃないが、食欲のわかない男優さん、ベスト6人くらいを表彰してしまいます。

食欲のわかないってどういう意味かって?文字通りです。
なんかね~冴えないね~ってことかな。あと顔が生理的にちょっと苦手な人もいますかね~
でも、役によりますから、きっといつか「いいじゃ~~ん」と見直す日も来ることでしょう。

 第1位 ラッセル・クロウ

 第2位 ビル・パクストン

 クリスチャン・スレーター

 ウディ・ハレルソン

 マシュー・ブロデリック

 そ、そしてかわいそうなことに

 今現在の ケビン・コスナー

 以前は大好きだったのに~彼の「ファンダンゴ」は今でも私のベストムービーの1本・・
 あ~~それなのに愛ってきまぐれね・・

1位と2位はほぼ定位置です。あとは順位は関係ないですね。
こうして見ると、結構「かっぺ」な顔が入っていますね、ファンの方、申し訳ありません~~

マシューは昔「トーチソング・・」のころ、とってもキュートでよかったのに、最近は食欲減退です。

人気がある→顔が良くなる→ますますいい映画に出る→ますます人気がでる→ますますいい顔になる という好循環があるので、出演作によりますよね。でも、1位も2位も結構良い作品に出ているぞ!!人気もあるし・・あ、これはただただ私個人の好みか~
田舎っぽい顔・・だめなんですね・・





 

 

題名がかっこいい・・「俺たちに明日はない」

2005-06-21 00:53:48 | Weblog
67年、アーサー・ペン監督作「俺たちに明日はない」
リバイバル時に映画館で観ました。

冒頭のフェイ・ダナウェイの上半身裸のシーンが鮮烈で、背中から映しているんだけど背骨が見えるのよね。要するにかなり痩せているってこと・・

銀行強盗をやり、あげくに人殺しまでしてしまった犯罪者カップル、ボニー&クライドは実在の人物だ。ボニー役のフェイ・ダナウェイはリアル感を出すために、かなりダイエットをして、ギスギスした感じを出したらしい・・

クライド役はウォーレン・ビーティ。この人、シャーリー・マックレーンの弟なんて今でも実感ゼロです。顔、全然似てないし・・

それにしても、このウォーレン・ビーティって人は妖精に魔法の粉でもかけられたのか、時が経っても変わらない・・彼の恋人だったとされる女性たちは、どんどん容貌が変わっているのにね~

ジュリー・クリスティーとかまったくのおばさんです・・

ボニーとクライドは30年代、貧乏で、盗みを働く。しかも殺しまでやってしまったもんだから、どこまでも追われることになり、壮絶な最後を遂げることになる。

彼らの体には87発の銃弾がぶち込まれていたそうだ。

殺しまでしたんだから、撃たれて当たり前、だけど、完全に無抵抗な人間をハチの巣にまでするのは・・どんなもんだろうか・・

そうかと言って彼らをかっこいいとか(フェイとウォーレンはかっこいいが)英雄とは全然思わないけど・・

クライドは性的な機能が弱く(ゲイでもあったらしく一味のひとりとそういう関係だったらしい)ボニーとも最初、結ばれることがなかった。ようやく結ばれて、「どこかにひっそり所帯を持とう」と話している矢先に銃撃される。
まあ、ふたりとも「自由」を手にできるとは思っていなかったんだろうから、覚悟はしていたんだろうけどね。

今、時代は豊かになり、貧しさからの犯罪は減っているのかも・・でも、ボニー&クライドがやったよりももっと簡単にあっさりと人殺しが行われる。
なんとも言えない感じ・・ですね~



イタリア語っていいよね・・「ニュー・シネマ・パラダイス」

2005-06-19 23:12:26 | Weblog
89年ジュゼッペ・トルナトーレ監督作「ニュー・シネマ・パラダイス」

一時期イタリア語をしゃべれるようになりたくてテキストとテープで勉強したことがある。
「音」がかわいいし、ドラマチックでいいな~と思って・・

イタリア人の知人に言わせれば文法が難しいらしいんだけどね。

この「ニュー・シネマ・パラダイス」はそんなイタリア語の魅力満載。

映画が好きなら、子供時代の主人公トトが古い映画館の映写室で夢中になって映画を観た姿に「わかる、わかる」って感じ。

見ている方も多いと思うのでストーリーは書かないけど、私が好きなシーンはメロドラマを上映しているシーンで観客のおっちゃんが何度も見ているせいか、すべての台詞を覚えていて、そんなに何度も見ているくせに感動して、台詞を口にしながら涙を流しているシーン。

わかるな~こういうシーンって。「めぐり逢えたら」でも、メグ・ライアンが何度も見ている「めぐり逢い」の映画を見て、完全に覚えている台詞を口にしながらオイオイ泣いている・・

ブリジット・バルドーの「素直な悪女」(だっけ?)の全裸シーンを見ながら若い少年たちが陶然として自らを慰める行為に励んでいるシーンも笑えた。
当時は裸が映っているだけで、こんなに興奮したんだね~

主人公トトの生涯忘れられない恋は切ないが、やはり極めつけはラストシーン。

その流れる映像は、キスシーンのオンパレード、切なく懐かしい想いでいっぱいになるトト。

最初にカットされている短いバージョンを見て、その後に完全版を見ましたが、私個人としては短いバージョンでも十分に感激できる出来だったと思いますよ。

おじさんになってからのトトを演じている俳優さんはプロデューサーとして「ミクロ・コスモス」や「WATARIDORI」などを世に送り出していますね。かっこいいですよ!





公開初日レイトショーで見てきました「バットマン ビギンズ」

2005-06-19 00:13:35 | Weblog
いや~今帰宅したばかり・・「バットマン」最新作見てきました。

何と言っていいのやら、あまりにも「面白かったぞ~~~~!!!!」

濃厚な世界を堪能してきました。とにかくキャストが素晴しい。主役のクリスチャン・ベールは私にとってはスクリーンで初体験。何か、ロキシー・ミュージックのブライアン・フェリーみたいな顔だな~と思って最初は「ふ~~ん」でしたが、少しずつ「いいね~~」に変わっていきました。

彼はおいておいて、脇役がすごいのよ!

リアム・ニーソン、モーガン・フリーマン、ゲイリー・オールドマン、マイケル・ケイン、そして渡辺謙!

特にモーガン・フリーマンはおいしい役で、彼が登場すると世界は変わりましたね。

それからゲイリーは今までの役どころとは全く違っていただけに、「ありゃ?」だったけど、やっぱりかっこいい!!

マイケル・ケインは執事のアルフレッドを演じていて、若きブルースを父親のように見守る、ちょっと迫力、貫禄ありすぎで執事には見えません。でも、上手いから許す!

この映画はポスターもチラシもかっこよく、スチール写真の出来がめちゃいいと思ったのが劇場で観ようと思ったきっかけでしたが、でも、実際の映像も負けておらず、1級の娯楽に仕上がっていましたよ。

VDVが出たら、これは買いでしょ。だってメイキングを見たいもの・・

相方いわく、「面白い!でもね、やっぱり1作目にはかなわないな~なんといっても、ジャック・ニコルソンにはかなわないよ」

1作目と比較したらかわいそう。あれは映画史に残るクレイジーな名作だもの。

でもこの新作もなかなか・・ですよ。映画館で見ても損はない!
バットマンが自分のコスチュームをどうやって決めていったのか、バットモービルはどうやって誕生したのか・・などワクワクするような展開満載・・でした!!




勝手にベスト10女優編

2005-06-16 20:22:33 | Weblog
おとといは男優さんのベスト10を勝手に表彰!しか~~し、コメントいただいたkeicyukeさんのベスト10を見て「あ!いっけね~~忘れていました、大切な人を!!」と思ったので、ここで数人追加です。

 ジョニー・ディップ(なんで書き忘れたのよ~~~ばかばかばか)

 ケビン・スペイシー

 モーガン・フリーマン

 ゲイリー・シニーズ

ふ~~これでもう大丈夫かな。

で、今日は女優さん。考えると女優さんは演技が印象に残るというよりも姿形、グラビア写真の印象で決っているようです。中にはとてつもなく古い女優さんもいますよ~

 アンジェリーナ・ジョリー

 シャーリーズ・セロン

 モニカ・ベルッチ

 アシュレイ・ジャッド

 ジェシカ・タンディ

 アヌーク・エーメ

 ジャンヌ・モロー

 ドミニク・サンダ

 ミレーユ・ダルク

 メグ・ライアン(最近はちょっと苦しいかな)

 二コール・キッドマン

ありゃ、11人になってしまいました。でも、ま、いいか~
明日あたり誰か思い出しそう。

やはり男優さんのほうが映画界では強い存在なのかな。思い出す数も多いですよね。

今度は、「嫌いじゃないけど食欲のわかない男優さん」ベスト10とかやってみようかな。
絶対入る人はもう決っている、好きな方ごめんなさい、ラッセル・クロウと「ツイスター」や「アポロ13」に出ていたおっさん・・名前調べておかなきゃ・・




 

今日は・・勝手に選ぶ男優ベスト10

2005-06-14 20:05:36 | Weblog
今日は映画ではなく男優さんのベスト10を勝手に選んで勝手に心の中で表彰することにしてみます。日本人は今回ははずしました。日本の男優さんも最近なかなかいい感じの人はいるので、いずれ特集してみよう・・

ベスト10っていっても順位をつけるのは難しいし、見た映画によって明らかに順位は変動するので、上位10人ってことで・・

あなたが好きなごひいきさんはいるでしょうか?

トム・ハンクス

ロビン・ウィリアムズ

ショーン・コネリー

エド・ハリス

ウィル・スミス

トニー・レオン

ジム・キャリー

マイケル・クラーク・ダンカン

ジャック・ニコルソン

ジャン・レノ

これで10人か~結構あっという間ですね。
まだまだいるので、あと5人だけ次点の方たちのお名前を挙げておきましょうか。
次点といってもこの10人と変わらないくらい好きです。

ニコラス・ケイジ

リバー・フェニックス(なんで死んだんだよ~~涙)

ローレンス・フィッシュバーン

ブルース・ウィルス

アントニオ・バンデラス

以上、栄えあるベスト15でした。

アントニオ・バンデラスは全然興味なかったのに「シュレック2」の長靴をはいた猫の声優で一気にブレイク(私にとって)

あまり白人っぽい人よりもブラックよりの人のほうがセクシー度では高い感じがします。ローレンス・フィッシュバーンは「マトリックス」で完璧にキアヌよりも肉体の存在感が上でした。
セクシー系の人は一見悪いやつに見えるほうがいいですね。

トム・ハンクスやロビン・ウィリアムズ、ニコラス・ケイジはセクシーで素敵・・てのではなく主演作が好きだし、圧倒的に演技が好き・・なんです。

明日は女優さんをやってみようかな~

みなさんはどんなベスト10になりますか?