シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

テレ東のキラーコンテンツが帰ってくる

2018-03-31 11:08:12 | Weblog

ゴロ―ゴロ― イ・ノ・カシ・ラ♪

帰ってくるんだって!

4月からシーズン7の放映が始まります。
これは全部予約録画で見ますよ!

「どんな一食だって一生に一度の飯」

松重さん本人は酒飲み、(割と)小食、甘いものは(あまり)食べないそうなんですけど。
実にリアルに下戸、甘いもの好き、そしていっぱい食べるキャラを演じています。

彼の心の声のナレーションに合わせての顔芸なのもすごい。
実際、現場ではほぼ無言なわけで・・

あー楽しみだなー

あ、でも、シーズン7が始まるとyoutubeの公式動画は見られなくなるんだね。ま、仕方ないか。

 


期待していなかった作品に

2018-03-26 14:24:49 | Weblog

時に全然期待していなかった作品を観た時、
「ああ~こんなにいい映画だったんだ。良かったな~~観て良かった~」
と思うことがある。

先日機会があって鑑賞した「この世界の片隅に」もそんな作品だった。

このアニメのヒロインは、ナウシカのような強烈なカリスマがある人物ではなく、
あの時代、どこにでもいたであろう女性、すずさん。
(旦那さんがずっと「すずさん」と呼ぶのがいいね)

今の若い姉ちゃん、兄ちゃんには信じられないだろうが、あの時代、娘たちは10代の後半くらいになると「あんたのこと、嫁に欲しいってよ」と言われて、そのまんま嫁いでいったりしていたんだよね。

見たことも会ったこともない相手からのプロポーズを受けて、
ほぼほぼお嫁に行っていたわけだ。
(すずの場合、会っているが、すずの方に記憶がない。)

嫁ぎ先では、嫁は次世代を残す「労働力」。
「お父さん、お母さん、末なごう、宜しくお願いいたします」
と挨拶をして、翌朝から早速家の中のことを任される。

そういう時代だったんだね~

すずの舅も姑も温厚な人だが、小姑がなかなか。

まあ、昔は全員が嫁いびりを楽しむくらいの家もあっただろうから、すずは恵まれていた方かもしれないね。

戦争が始まり、食料の配給がどんどん減るが、
野草などを使って工夫するシーンがいい。

終盤、残酷な運命に胸がつまるけれど、強いて「泣け、感動しろ」という感じがないのが良かったです。

母が生きているうちにソフトで一緒に見たかったなと思う。

繰り返す空襲の恐怖など、母は身をもって知っているので。

ただ、すずとの違いは玉音放送を聞いてのリアクション。

すずは怒りと涙で叫ぶ。おそらく、失った体の部分と愛おしい姪のために。なんのために失ったのか!最後のひとりまで戦うのではなかったのかと。

母は「これで夜眠れる」と思って本当に嬉しかったそうだ。

戦争で身近な人が亡くなった人とそうではなかった人との違いなのかもしれないね。

絵もとても美しく、実写では表現できなかったであろう良さがあった。
観て良かったよ。


よい子に贈られたらしいです「怪竜大決戦」

2018-03-23 13:20:45 | Weblog

1966年作だからさ~私は7歳だったが、良い子ではなかったからなのか、
東映から贈られることはなかったです=この映画の存在を知らない。

すごいわ。
アマチュア、じゃなくミニチュア の恐竜、ガマ、クモが!
3分くらいのところで恐竜とガマが意味不明に舌をダラダラ出したまま
首をからませているところは闘いにあらず。

口から水なのか、毒が入った液体なのか、よくわからんものを吐くんだけど
この程度の放出力では何も倒せないのでは??

でも、
でも、
でも、
見てみたい。
アマゾンプライムでやっていたら、
間違いなく見てみたい。

怪竜大決戦 予告篇


異形のものを主流になれないものが救う話

2018-03-11 12:55:12 | Weblog

「シェイプ・オブ・ウォーター」昨日劇場にて鑑賞。

この作品がオスカーで作品賞を取ったことって、見終わった後も意外だな~という想いが続きましたね。私個人はとても好きだなって思えたけれど、「アカデミーの最高賞を受賞」はなんとなくシックリこないなと・・

でも、いいや、これでデルトロ監督も色々やりやすくなるだろうから。

出だしは「アメリ」を思いださせたね。ヒロインの部屋の様子、インテリア、日々やっていること。いい感じでした。

彼女が清掃係を務める研究所に「今までにない研究対象」が運び込まれてくる。それがアマゾンで神と崇拝されていた半魚人。

このクリーチャーは水陸両用(あまり長く陸にはいられないみたいだけど)、2足歩行もします。

でも、見た目はまさに「異形」のもの。まあ、ハッキリ言えば、気持ち悪いわけです。

そんな彼なのに、ヒロインが惹かれ、心を通わせるのに、あまり時間がかからなかったのは、共に「孤立した存在」であるからなのか。

この作品のキャラは、どれもある意味「異形」というか、1960年代初頭の頃には決して「主流」とは言えなかったような存在ばかり。

ヒロインは孤児で言葉を発することができない。
ヒロインの隣室の初老の男、イラストレーターはゲイ、会社を首になってフリーランス。
ヒロインの職場の親友は黒人、どう頑張っても社会的に強者にはなれない。

そんな切ない人間たちが、不思議な生き物を守るっていう
ある意味、今までにもよくある話だったような気もするが。

でも、それでも「コクがある」のは、カメラの素晴らしさだったり、彼らの演技の素晴らしさのおかげかな。

生き物と「やった」日のヒロインが職場でニタニタしているのを友人が見かけて
「何、笑っているの?ちょっとまさか~~あれって、あれはついているの?」
と問いかけるあたり。
劇場内で笑っていたのは女の人だけだったねと相方が言っていた。

生き物の体がブルーに発光するのが美しい。

もう一度じっくり見たいので、DVDで出たら買いだね。

でもさ、やっぱり不思議、なんで作品賞が「スリー・ビルボード」(未見)じゃなかったんかな?


意外だったーでも、おめでとう!

2018-03-05 16:50:21 | Weblog

アカデミー賞作品賞

「シェイプ・オブ・ウォーター」が受賞!

ちょっとビックリ。アカデミー会員は「スリー・ビルボード」押しだと思っていたので。

でも、うれしいね。良かった。
未見だけど、「スリー・ビルボード」も素晴らしい作品のようで、本当にどちらが取ってもおかしくなかったけど。

美容院で「「シェイプ・オブ・ウォーター」見に行くんだー」と言ったら、担当の技術者のお兄さんが「あ、あの魚類のですか?」と・・

魚類。。。

半漁ですけども。