シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

泣いちゃった・・「世界最速のインディアン」

2008-01-31 23:27:15 | Weblog
相方はバイクが好きだ。
今までいろんなバイクに乗ってきている。
(今はオフロードです)

バイクってえのは車と一味違った密着感ってえのかな、馬に近い感じがあるようで、かわいい存在のようだ。

昔自宅前に停めていた1100CCバイクが酔っ払いに倒されたときの相方の哀しい顔は・・「かわいそうに・・」だった。私にもバイクが「イタイよ~~」と言ってた気がした。

そんなバイク野郎である相方が「これ、いいんだって!」と借りてきたのが本作「世界最速のインディアン」

05年ロジャー・ドナルドソン監督作、主演は名優アンソニー・ホプキンス。

ドクター・レクターは本作で実在の人物、バート・モンローを演じている。

このニュージーランドのモンローさんってすごい人。

1920年型のインディアン・スカウト(バイクの名称)を40年間改良に改良を重ね、60代になってからアメリカのボンヌヴィル塩平原で行われるスピードレースで最速記録を出しちゃったって話。

本作では長年の夢であるボンヌヴィルに参加するために、資金集めをしながらも、「ほんとに出れんのかな~おれ」って思っている彼が、周囲の人々の協力に支えられながら、ついにはアメリカへと渡り、初めてレースに参加、ぶっ飛びの記録をおったてるまでを描いている。

圧巻なのはレースが行われる塩平原・・真っ白でまっ平ら・・どこまでも続く塩、また塩

いや~~良かったよ~~~

すご~く淡白な味わいなんだけどね~~そうね~~鍋で言えば、野菜しゃぶしゃぶってところ?

何よりも良かったのは、まわりの人々の優しさ、温かさ。

こんなのありえね~って言う人もいるかも・・だけど、人々は、彼、モンローさんのキャラに魅了され、様々な形で助けてくれちゃうの。

だってさ~、ラスト近く、周囲の人がモンローさんのためにカンパを集めて渡してあげるシーンなんかさ~~もう私も相方もウルウルウルウル~~大落涙である。

「危険のない人生なんて生きる意味がない」
「夢を追いかけない人間は・・そうだな・・キャベツだ」

モンローさんの言葉にハートの半鐘が鳴りっぱなしさ!

シンプルだけど、こんな優しい世界があってもいいじゃないかと思わせてくれる気持ちの良い作品。

疲れている方にはきっと効くよ~~

PS ニューハーフを演じたティナ役のクリス・ウィルアムズ、良かった~~この方、美人のヴァネッサ・ウイリアムズの弟だそうです。要チャック!








お誕生日が終わりました

2008-01-28 23:35:49 | Weblog
皆様、様々な記帳をいただき、ありがとうございます!

お蔭様をもちまして、49歳の誕生日もつつがなく終了いたしました。

昨日の昼、相方がお気に入りの「ベルグの4月」でケーキを買ってきてくれました。

画像はそのケーキを狙う地上最小の捕食動物です。

夜は相方の帰りが遅かったので、ひとり「寅さん」のテレビ放映を鑑賞。

寅ちゃんのセリフ・・

「あ、おれ?そのときね~ワシントンご馳走になっちゃってね、よく覚えてないの」

ワシントンって・・ウイスキーのナポレオンのことなんだよね。

こんなお約束の言い回しなのに、笑えるのよね。

あと花火を見ながらの小百合ちゃんと寅さんの会話がすごく良かったですね。

好きと言いたい、大島に行かないでと言いたい、でも言えない、そして出た言葉は「浴衣、きれいだね~~」

何ともじんわりきましたね。






お誕生日でない日の歌・・「ふしぎの国のアリス」

2008-01-27 11:52:16 | Weblog
ディズニーアニメで51年に製作された「ふしぎの国のアリス」

これ子供向けだったのでしょうか?

ディズニーアニメでは珍しく、けなげなヒロインが最後は幸せになり「そしていつまでも幸せに暮らしましたとさ」的な展開になっていませんね。

何ていうんでしょう。
「いっちゃってる・・」っていうでしょうか。

「ファンタジア」でも同じような感じのテイストがありますが。

この画像のお茶会のシーン。

昔、子供のころね、(確か)毎月発行されていたディズニー関連の雑誌があって、そこにもこのお茶会の絵がありまして・・

何てうらやましい!と思いました。

そこでビスケットと牛乳を出してきて、マネした気持ちになってみたが・・
これじゃ、ロンパールームのおやつの時間じゃん・・
(あれはあれで、うらやましい気持ちになりましたが)

「the unbirthday song」
お誕生日じゃない日の歌

anupamにとって昨日と明日はこの歌の日、そして今日は・・
40代最後の年に突入する日となりました。

お祝いの品々受付を設置中です!よろしく!

年をとるってこと

2008-01-25 23:14:57 | Weblog
画像は若かりしころのヘルムート・バーガー。

「ドリアン・グレイ/美しき肖像」やヴィスコンティ作品にも出ている美形俳優でした。特にヴィスコンティには寵愛を受けていたようです。

44年生まれなので、現在64歳か~~

最近の写真を拝見すると「じいちゃん」です。

私の友人(ちょい年上)で年をとることを極端に嫌がっている女性がいる。

50歳以上になると(女性は特に)急速に性に関する変化も訪れるので、抵抗があるのだろう。

「いやだ~いやだ~」と誕生日前になると大騒ぎである。

「うるさいぞ!前の誕生日から365日たてばプラス1になるだけじゃろが~~」と言っても「でもでも、いやだ~~!」とわめく。

自分自身はあまり実感(自覚)がない。
確かに内外ともに色々なことが変わってきているとは思うけどね。

でも決して思いませんね・・あ~~20代の頃に戻りたい・・とか若かった頃に戻りたい・・とかさ。

だって、あんなにアホだったんだよ~~そんな時代に誰が戻りたいと思う?

今のほうがはるかにいいよ!

今後自分がどんな風になるか、ある意味、興味シンシン漬けと言えましょう!





歩こ~~歩こ~~♪

2008-01-24 23:56:54 | Weblog
頼む、お願いだから電車に飛び込むのは勘弁して!

しかも夕方!

あなたの家族が悲しむだけじゃない!
山のような人が「帰れね~~~んだお!」

「となりのトトロ」のエンド・テーマを思い浮かべてください!

「あっるこ~~あっるこ~~わたしはげんき~~あるくのだいすき~~」

今日私は電車が人身事故で止まったため4駅間を歩きました。

すごい北風の中・・

おそらく5キロ近く?

脚力があってよかった~~

北風をきって鬼のようなスピードで歩きましたとさ





追悼・・ヒース・レジャー

2008-01-23 21:31:49 | Weblog
こんな追悼記事を書くことになるなんて・・

まだ28才

カメレオンのように様々な顔を見せることのできる俳優さんで、これからもっと・・サン・キャッチャーのように光を放つ存在になれただろうに。

睡眠薬の過剰摂取だったそうです。

何かに絶望していたの?

昔知っていた女性も睡眠薬の過剰摂取で亡くなりました。
わざとだったのか、うっかりだったのか、それは誰にもわからないけれど。
彼女が激しい絶望感に襲われていたことは確かだったようです。

ヒース・・
「ブロークバック・マウンテン」のラスト
血で汚れたシャツを見つめ「ずっと一緒だ」と逝ってしまった恋人に囁くヒース。
メソメソ泣く事すら許してもらえないような乾いた哀しみがキュ~~~っと胸をしめつける終焉。

何とも切ないニュースに・・合掌・・そしてさよなら!



いきなり思い出した・・「don't look now」

2008-01-21 18:21:27 | Weblog
高校生の頃、父親の海外赴任の関係でロンドンに数年住んでいた友人がいたのだが、よく手紙をくれました。

当時はメールはないので、手書きの手紙しかないですわな。

筆不精の私が手紙を出すと、彼女はすんごく喜んでくれてロンドン情報をいっぱい送ってくれたものである。

その中の1文をいきなし思い出しました。

「ドナルド・サザーランドとジュリー・クリスティーの『don't look now』って知ってる?すっごく恐いんだよ~」

当時は超メガヒットの「エクソシスト」が世の中の話題を集めまくっていたわけで・・

なので、オカルト系映画が「後に続け!オラオラオラ~今のうちじゃ~」ってんで、出た出た!

妊娠したのは悪魔だったんで出産が近づくにつれ顔が崩れていく「デアボリカ」など良い例ですが、とにかく「とりつかれちゃう」方たち続出でした。
かなり見るにたえない作品も多かったはず。

でも、この「don't look now」は監督もニコラス・ローグ。

ドナルド・サザーランドとジュリー・クリスティーという良質の役者さんたちが顔を揃えています。

私は彼女からの手紙を読み「へええええ~~」って思い、少し楽しみにしていたのだが、何だかいつの間にか公開されちゃったのか、チェックが甘かったのか、見逃してしまいました。

今日ふと思い出し「あの映画、何ていうタイトルだったのかの~」と調べたところ「赤い影」という邦題で公開されたようで、評価もなかなかのもの。

かなり~~~恐い様子じゃ。

でもさ、この邦題、何とかならなかったのかね?
確かに劇中、赤い影がチラチラするらしいんだけど、原題の「今見ちゃいけない」のインパクトがちっとばかし薄まっているような気がして、もったいないな~

忍者「赤影」とか百恵ちゃんの赤いシリーズを連想される感じもするしさ。

これ、見た方、いますか?

いたら、コメントしていってね~


未見ですが・・「ラスト・ショー」

2008-01-20 22:24:01 | Weblog
ピーター・ボグダノヴィッチ監督作「ラスト・ショー」
71年作品。

この当時、この監督さん、とっても好調でしたね。

監督業というのも不思議なもので、すごくうまくいってどんどん評価がアップ、映画もヒットして・・ってずっとそんな感じでいけるのかなと思ったら、その後、出す映画出す映画、どれもこれも不評。

私にとっては、このピーターさんとウイリアム・フリードキンが、こういったタイプの代表選手です。

「ラスト・ショー」は未見なのですが、いつか見てみたい作品の1本です。

ベン・ジョンソンも素晴らしそうだし!

昔映画雑誌「ロードショー」で「映画に見る恋愛学」みたいな記事がありまして~先日登場していただいた小森のおばちゃまが色々な映画を引用して恋愛力アップ法を語っていました。

その中で
「カレとなかなかベッドインできまへんのですが」
という悩みがあって・・

たぶんつきあっているカレがいるんだけど、一歩が進まずジリジリしていらっしゃるのでしょう。

おばちゃまはこのお悩みに対して「ラスト・ショー」のあるシーンを引用します。

高校生と年上の女性のベッドインのシーンを例にとったのです。

「例えば、カレがあなたを送ってきてくれるとするわよね。そしてカレが帰ろうとしたら(何もしないで・・って意味)あなたは着ている服を脱ぐのよ。どんどん脱ぐの。まるで今夜がその夜よ、もうふたりはずっと前から今夜こうなるって決まっていたのよって感じで、無言で服を脱ぐの。カレがこのあなたの気持ちを感じ取ってくれて黙って一緒に脱ぎ始めてくれればいいし、もしついてこれないようだったら、あなたは裸になってベッドに入り「送ってきてくれてありがとう!そうだ、部屋を出るとき電気を消して行ってね、それじゃおやすみなさ~~い」って言えばいいのよ」

ほえええええ

すごい作戦だ
捨て身だ、捨て身

まさに特攻野郎だな

こんなこと試したことある人いるのかな?

でも、女に服をジャンジャン脱がれちゃ~~そりゃね~~
自爆テロに近いものがあるかと思いますが、誰か試してみてください。

黙ってジャンジャン脱ぐ・・のがミソかと思います。






カレの気持ち

2008-01-20 00:15:48 | Weblog
バウリンガルってあるんでしょ?

ワンちゃんの気持ちがわかるってやつ。

「おなかすいた」
「あそぼ」
「さんぽいこ」

とかでるんでしょ?

これ人間のオス用のも作られたらいいんじゃない?

若い女の子ちゃんたちが「彼の気持ちがわからないにょ~~」とお悩みなんですから、こんなのができたら大層売れると思います。

でも、おそらく表示の99%が

「やらせて」
「やろうっか」
「やっとこうか」
「もういっかいしとこうか」
「あの子ともやっておこうかな」

になってしまうかもしれません。

どんなにロマンチックな言葉をはこうが
バラの花束を差し出そうが
ホテルのディナーをセッティングしようが
首輪の表示は
「はやくしよ」
になってしまっては・・だね


DVDで見たいです!・・「夜叉ケ池」

2008-01-19 23:27:04 | Weblog
79年篠田正浩監督作「夜叉ケ池」

泉鏡花の原作の映画化です。

この池ってのは実際にあるらしく、ヘビに関する伝説が残っているんだそうな。

さて、映画「夜叉ケ池」は歌舞伎の女形、坂東玉三郎が2役をこなし(当然女の役)共演が加藤剛。

先日のNHK「プロフェッショナル」で久々に玉三郎さんを見ましたが、変わらずキレイだね~~今年58歳になるのだそうですが、徹底して節制していらっしゃる様は素晴らしい。

この映画、たった1回だけテレビ放映された際に見た記憶があるのだけど、DVDになっていないんだね。
記憶としては、かなりアイマイモコとしており、「すご~~く面白かった」とはいえないように思うけどね。でも玉三郎さんがマジキレイだったことは確か!

かなりお金つぎこんで製作したのに、権利関係でソフト化されていないんだって!もったいないな~

たぶん劇場でも大したヒットになっていないんだろうから、今からでも遅くない、出せばそれなりに当ると思うんだけどね。

スクリーン上では、天海祐希が男役の光源氏をやるより、玉三郎が女役やったほうがすんなり見られるように思いますが、どうでしょう。

あれ?玉三郎さんは沢田研二とも映画で共演していらっしゃったように記憶しているが、どうだっけ?

あとでallcinemaで見てみよっと




「来週はモアーベターよ、あなたもがんばって」と言われ続けた

2008-01-17 23:22:28 | Weblog
映画評論家、小森和子さん、すでに故人であるが、すっごく目立つ外見とキャラが立っていたことで人気はありましたね。

「お、お、おばちゃまはね・・」
とお話されるのだが、自分のことを「おばちゃま」と呼び始めたのはいつからなのか・・謎は深まるばかりだ。

私は叔父を「おじちゃま」、叔母を「おばちゃま」と呼んでいる、祖母のことは「おばあちゃま」と呼んでいた。

相方はこの「○○ちゃま」という呼び方に対して「都会のお嬢さん」であることの証・・と力説する。

そうかね~~

よく「ちゃま・・だもんな~~」と言う。

まあ、これは余談すけど。

映画雑誌「ロードショー」で年間の映画ランキングを決めるのに、映画評論家の方々が上位10本を選出、1位に10点、2位に9点てな感じで点をつけて、総合計で1位から10位が決まる。

そこは批評家の方たちですから、立派な映画や、難解な映画などが入ってきますわな。

しかし~~そこは小森のおばちゃまですから・・

ある年のこと

おばちゃまが選んだ10本の中、9位か10位に
「ベンジー」
が入っていたの。

「ベンジー」だよ、「ベンジー」

ヒットしたし、愛すべき映画なんでしょうが、批評家が選ぶ10本としてこの作品を選ぶなんて、おばちゃま、何てラブリー!

もちょろん他の誰も「ベンジー」に票を入れてた方はいませんでした。

画像はヘルムート・ベルガーが初来日した際のおばちゃまらしい。

おばちゃま、来世はモアー・ベターよ!でちゅね。
(正しくはマッチ・ベターであることは言うまでもない)

トップシーンはえらく好き!・・「ティファニーで朝食を」

2008-01-15 23:55:18 | Weblog
61年、当時32歳だったオードリー・ヘップバーン主演の「ティファニーで朝食を」

共演のジョージ・ペパードはオードリーとの共演男優として珍しくほぼ同世代の役者。

それまで彼女はすご~くおっさんと共演していたからね。

もうふたりとも故人であることに時代の流れを感じますね。

かなり期待して鑑賞したのですが、ちょっと・・

いや~いいんですよ。
トップシーンとか、かなり好きです。

ジョージとオードリーが「今までやったことのないことをやる」デートをしたりするシーンも好きです。

でも、何ていうんですかね。

テンポっちゅうですか・・
何かモタモタ?

盛り上がりそうで・・そうでもなくなるってのかな。

お金持ちの男をつかまえるのに奮闘する同じ路線の作品なら、マリリン・モンローの「紳士は金髪がお好き」の方がはるかに面白かったかな。

妖精オードリーが高級コールガールを演じたことには、当時か~な~りビックリだったと思う。

でも、実際、あまりリアリティを感じさせませんね。

自由に生きる女、縛られたくない女・・的な色合いの方が強く出ています。

画像は撮影中の合間のふたりだそうです。
オードリーの愛犬ですね、これは。

かわいいっす!





何だかむかついちゃいます・・

2008-01-13 22:15:01 | Weblog
テレビではたくさんのCMが放映されているでしょ?

どうも苦手なのがニッセイなどの保険もので、「あなた、並びにあなたの家族ととっても親密な外交員」って感じをアピールしているのが、背筋が寒くなります。

会社側のイメージの作り方が不気味。

でも、それよりもなお一層ブルっちゃうのが・・

ヤマハ音楽スクールってんですか?

関係の方、いたらごめんなさい。

あくまでもCMの好みの話です。

何がブルっちゃうって

小さなかわいい子が

「ドレミファソ~~ラファ~ミ・レ・ド♪」

って歌うシーン。

そのあとも「ソ~~ファミソファミレ~(ここは大きく)ソ~~ファミソファミレ~(ここは小さく)ドレミファソ~~ラファ~ミ・レ・ド♪」
と続きます。

なんででしょう。
ものすごくイヤ!

しかも、子供を変えて何パターンか歌い方含め全く同じ構成で放映しています。

そんなに気に入ったの?
そんなに評判がいいの?
だいたい、この歌は何?

子供が音楽を好きになるってな路線なら、もっと笑えるようなかわいい方法とか思いつかないかね~

あんな面白くも何ともない歌に子供がノルのかね?

こんなに反応している私がおかしいのでしょうか?
他にもこのCMにぶるっちゃう方、いたらコメントしてね。
もし誰もいなかったら、反省するから(ふりだけですが)

PS・画像はよくお邪魔するデュラン博士のお宅からお借りしました。
かわいいでしょ?