シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

なんか・・はんぱ?・・「ウォーターワールド」

2006-06-30 23:06:36 | Weblog
これは宮崎アニメのパロディっすか?いや、リスペクトっすか、今はやりの・・

何か近未来設定といい、人々の服装といい、まねっぽいです。
95年ケヴィン・レイノルズ監督作「ウォーターワールド」

主演はケビン・コスナー。

このふたりのコンビでは「ファンダンゴ」という名作があるので、あまりきついことは言いたくないけど・・

近未来、人類は海上で生活している。
どこかに乾いた土地(ドライランド)があるに違いないと夢見てはいるが、どこにあるのか手がかりはない。

ケビンの役はミュータント・・って何?
海もOK、陸もOKってこと?

そのミュータントであることがあまりキャラとして生かされていないように思います。

背中に刺青がある女の子がドライランドの場所の鍵を握っているんだが、最初ケビンは彼女を「やかましいガキ」扱いしており、彼女も悪態をついているんだけど、途中から何か変わってきてね~~

「あの人はね、めちゃ強いよ!あんたなんか、いちころよ!」みたいなことをしきりに言って、ケビンの強さを敵の海賊に訴えかける少女。

何かね~~このへんが逆に「お笑い」みたいに思えたのは、わたしだけ?

悪い出来じゃないんだけど、面白くない。

お金かけているのに、どこかスカスカしている。

ケビンの髪の量と同じだ。濡れる役柄はまずかったね




公開1週間でチョン!・・「エンテベの勝利」

2006-06-29 21:39:44 | Weblog
オールスター映画、大作ってのもたくさん作られてきましたが、全部が全部上出来とは限らないようです。

この「エンテベの勝利」は76年マーヴィン・チョムスキー監督作。
キャストがすごいのよ、ちょっと奥さん!

カーク・ダグラス、エリザベス・テイラー、バート・ランカスター、リチャード・ドレファス、クリスチャン・マルカン、リンダ・ブレア・・

ワーナーが実際に起きたハイジャック事件をいち早く映画化したものらしいが、とにかく「早く、早く~~~!!」って勢いで製作したらしく、チープな画像はすさまじく悲惨らしい。

ストーリーだけ読むと、結構面白そうなんだけどね。

実話のもつ迫力をちゃんと丁寧に伝えられれば、これだけのキャストが揃っているんだから面白くできただろうにね。人間あせってやることにロクなことはないという教訓的ムービーでしょうね。

見てないんですけど、確かお正月映画だった記憶があり、宣伝してたのに、あっちゅう間公開1週間で打ち切りになったらしいです。

内容に対する抗議もあったらしいし、だいたい不入りだったんでしょう。

映画ファンだってね~~「オールスター=絶対にヒット」なんていう甘いことにはならない確かな目をもってますからね。





美しく短命なリバー・フェニックス・・「マイ・プライベート・アイダホ」

2006-06-28 23:26:15 | Weblog
91年ガス・ヴァン・サント監督作「マイ・プライベート・アイダホ」

主演はキアヌ・リーヴスと今は亡きリバー・フェニックス。

リバー君は「スタンド・バイ・ミー」を劇場鑑賞したとき、「何てセクシーな子供なんだろ~~!!」と感動。うまくいけば大した役者になるだろなと思っていたのに・・

20代で天国に帰ってしまった。親友のジョニデの経営するレストランで倒れたらすい。

この作品はリバーの残した遺産の1本。とてもはかなく哀しい作品だ。

リバーはストリートキッズで緊張すると眠ってしまうという奇病にかかっている青年の役。

男性に身を売って生活している。

親友は裕福な家庭に育ったキアヌ。何ひとつ不自由ないはずのキアヌなのに、どこか満たされない想いを男娼することでうさを晴らしている・・らしい。体を売る相手は、これまた男。

ふたりはマブダチ・・
でもリバーはキアヌに本当に恋しているんだよね。

彼が焚き火をかこんでキアヌに恋心を告白するシーンは「あいたたた・・」

って胸が痛いって意味でね。

だってキアヌにとってはリバーは「とっても親しい友達」・・なんだもの。

実生活でもこのふたりはとっても親しかったらしい。

リバー・フェニックスの死はボブ・マーリーの死と同じくらいの衝撃だった。ボブもまた30代の若さで亡くなっているんだよね。

急に天国から「緊急に帰国されたし」っていうメッセージを受け取ったふたり。
でも映像の中に、音楽の中に、いつまでも残って、私を感動させてくれます








これは大人のおとぎばなし・・「フォレスト・ガンプ」

2006-06-27 20:10:47 | Weblog
世の中にはいろいろなものの見方があるもので、この「フォレスト・ガンプ」を見た女性の友人は「このジニーって女、ずるくない?たぶん子供もガンプの子じゃないってこともある・・自分の命が短いってわかってガンプに連絡してくるなんて怪しいよ!」と言った。

94年ヒットメーカー、ロバート・ゼメキス監督作「フォレスト・ガンプ」

主演はトム・ハンクス、共演にサリー・フィールド、ロビン・ライト・ペン、ゲイリー・シニーズ。

トム演じるフォレストはIQ75。いわゆる軽い知的障害なのだが、ママ(サリー・フィールド)は「お前はみんなと少しも変わるところはないのよ!」と誇りをもって育てる。

普通学校にも行かせ、そこで生涯の想い人、ジニーと出会う。このジニーもまた父親から性的虐待を受けており、複雑な幼児期を過ごしている。

幼いジニーとガンプが畑の中を逃げる、追うジニーの父親、ひざまずいて「フォレスト、私といっしょに祈って!」と言うシーンの残酷さ、切なさ。

この映画ってありとあらゆる要素をてんこ盛りにしているよね。

考えられない奇想天外な展開、ガンプは無欲なのに、どんどん周りの状況が変わり彼は英雄になったり事業家になったり・・

まさに「人生は箱入りのチョコレートのようなもの、食べてみるまで中身はわからない」というママの言葉そのままのガンプの人生。

ここをまた歴史上の事実ともうまくミックスしているところが面白いよね。

プレスリーあり、ケネディあり・・

私はラスト近く再会したジニーとフォレストの会話には何回観ても涙してしまう。
フォレストはジニーと自分の間の息子、(小さな)フォレストを紹介され狼狽する。そして「彼は・・その・・頭は・・いいの?」と聞く。「とても頭のいい子よ、たぶんクラスで一番ね。彼かわいいでしょ?」「今まで見た中で・・一番すばらしい子だよ・・」

ガンプがIQが低いことを猛烈に悩んできた描写を見せないだけに、この「彼は・・頭は・・いいの?」とためらいがちに聞くシーンとその後の安堵の顔には、ジ~ン・・

トム・ハンクスはIQ75の成人男性を演じるにあたって、顔の表情よりも声の演技に工夫を凝らしたらしい。

私は冒頭の友人のコメントは否定も肯定もしない。そういう感じ方もあり・・だろうな。でもこの映画は「おとぎばなし」であって、あまり詮索無用な感じもするんだけど、どうでしょう・・







一度行きたや・・ディズニアナ

2006-06-27 00:18:23 | Weblog
女子アナではなくディズニアナ。フロリダのディズニー・ワールドで開催されているコンベンションで、ファンが集まってコレクターもうひゃうひゃ言うようなグッズ(アンティークも含め)などが出回るらしい。

イベントもたくさん、オークションも当然あって、ガンガン高値がつけられる。

日本の方でも参加された方はいるでしょうな~

あまりにも楽しいので、一度参加すると次回を予約していく人がほとんど。従って新規の人はなかなか参加できんらしい。

この画像はそのときに出たグッズ。ミッキーの「蒸気船ウィリー」のフィギアらしいね。

オールドミッキーもかわいくて大好き!

ぜひ一度行きたいです!

待望の「シン・シティ」がついにDVDで!

2006-06-25 18:52:17 | Weblog
去年劇場公開時に鑑賞、記事にもアップした「シン・シティ」

毒いっぱいだけど、映像が素晴らしくスタイリッシュで後引きな作品でした。

なぜかDVD化が遅れ、ようやく数日前に出ましたよ~~

早速レンタルでゲッツ!

2の製作も決定していて、ジェシカ・アルバ中心の展開になるそう。彼女、超かわいいよね、スタイルもいいし。細いのに腹筋ばっちりの腹がすてき!

噂ではアンジェリーナ・ジョリーも出る・・って言われていたけど、赤ちゃん産んだし・・どうでしょ?

産後すぐに出たい内容じゃないだろうな。

残酷系は絶対にダメって人はおすすめしないが、白黒でもあるので血が赤くないし(バリウムのように白かったりする)アメリカンコミック好きなら絶対お気に召すと思います。

イライジャ・ウッドの意外な役柄に驚けますし、何よりもファースト・シーンは(私の)映画史上に残る素晴らしさです!


予告編は素晴らしかった・・のに・・「ダイナソー」

2006-06-25 18:42:33 | Weblog
しばしば経験することだけど、予告編がすごくて「絶対見る」と意気込んで劇場鑑賞した作品にあえなく「ふられる」こと・・すごくつまらなくて驚いたこと・・って、みなさんも一度や二度じゃないでしょ~~

はたから見ててかっこいいやつ・・とか思って、ちょっと話したら「バカボン」だったってな話によく似ています。

このディズニーアニメ「ダイナソー」(2000年)はたぶん、今までの中で一番落差が大きかった作品です。

予告編を見たときの興奮ったらね・・素晴らしい画像で・・恐竜の卵が巣穴から出て、どんどん旅をしていくような・・川にも流されたり・・

「何てすごい!」

公開の日を待ちどおしく期待して、相方と「フンフン~~♪」と鼻をならして劇場へ。

想像していた内容ってセリフもストーリーも特になくて、ナショナル・ジオグラフィック系のセミ・ドキュメンタリーみたいなものかと思っていたのですが・・

あるんすよ、ストーリーが・・ちゃんと。しかも超擬人化しているようなやつが。

「喰うもの、喰われるもの」の間でのありえない友情とか・・「ともだちなのに、おいしそう・・」ってならないのが不思議ってなやつが。

結局子供向けであったことに鑑賞後、気づきました。

子供なら十分満足できる映画なのかもね。

隕石落下シーンなどはすごいし、恐竜そのものの姿もスーパーリアル(って本物見たことないのでわかりませんが)。

でも子供向けだったのね~~

早く言ってよ、それを!あんなに胸躍らせて行ったのに~~






こんなにいただいていいんすかって濃さ!!!「コイラ~愛と復讐の炎」

2006-06-23 21:31:41 | Weblog
97年インド映画「コイラ~愛と復讐の炎」

今日相方と夕飯を食べながら、ふとMXテレビをつけたらインド映画をやっていた。それがこの「コイラ」

いや~~~もうね~~~おなかいっぱい、すごいすごい!

167分の尺を120分にしているので、かなりカットしてますが、それでこれですから、まんま見たらどうだったか・・

幼いころ、両親を殺害され自分の声帯もつぶされた主人公、シャンカールは、それ以来ある男(実はこれが両親殺害の犯人)に奴隷として仕える。この男が見るからに大悪人の面構え。

この男の元に花嫁としてやってきた女性、美しい彼女と主人公シャンカールは恋に落ちる。

でも話すことができないシャンカール。まあ、とにかくいろいろあってさ、要は復讐劇なんだけど、すごいよ!だって前から殴られているのに、横っ飛びに飛ぶんだもの。殴り合いに必ず飛ぶシーンが入るの。殴っているベクトルと違うあさっての方に飛ぶの。

「マトリックス」のパロディの弾よけっぽいシーンがあるんだけど、もろに合成であることがわかる。

シャンカールは走るのがめちゃはえ~~。列車に追いついちゃうんだから。

徹底的にやられて瀕死の重傷を負ったシャンカールはある一家にかくまわれ、手厚い看護を受ける。松葉杖をつき、びっこをひいていた彼。恋人からもらったスカーフが風のいたずらで飛ばされるやいなや、追いかけて走り始め、その走っている間にギプスがバリバリとれていくの~~「フォレスト・ガンプ」かい??

全編がクライマックス。ほぼ80%のシーンで「絶対これってクライマックスシーンでかかる音楽だろ?」ってな曲がかかる。

盛り上がるとシャンカールはすぐ目が充血、ナミダ目。額から流れる血が二股に分かれ、目頭から鼻に向かって流れていく。でも次のカットにはもう血はなし。

すんごくぼこぼこにやられた傷も数日もたっていないだろうに、キレイに消える。

人間ふたりの素手の戦いで馬小屋がばりばりに壊れる。

もう楽しくてたまりませんでした。インドはもう10年以上行っていないですが、また行ってみたくなりました。とりあえず、レンタルでちょっと見てみようっと



世にもかわいいモンロー・・「バス停留所」

2006-06-22 19:44:14 | Weblog
子供のころ、マリリン・モンローはちょっと暑苦しい感じがして好きではなかった。彼女の映画も興味なし。

でもNHKで「バス停留所」をやったのを見て、見直しました。これじゃ、愛されちゃうよね~

56年ジョシュア・ローガン監督作「バス停留所」

モンロー、30歳くらいの作品で、ただの色気女優というレッテルをはがすべくアクターズスタジオでのトレーニングを受け、その成果を見せた作品だったよう。

共演のドン・マレーは年下のカーボーイ役。もちょろん童貞君で、モンローにメロメロになっちゃう。彼女は全然好みではない彼の猛烈アタックにへきへき。モンローは確か踊り子か歌手の役だったよね。

誰かがエッセイで書いていたが、この作品でモンローがバーのカウンターに顔を伏せて泣くシーンがあって、その時、ガチでよだれをたらしたことに感銘を受けたと・・

そう彼女はそんなことが絵になる女優さん。

非常に不幸な生い立ちで、統合失調症気味だった母親の影響で自らの精神状態にもかなり不安を持っていたようだ。

彼女の死は今も「謎」で、自殺なのか、はたまた・・

生きていれば80歳近いのね。ブリジット・バルドーが相当容姿に破綻をきたしているようにモンローもまた変わり果てていただろうか?
まだ美しい年齢の死は、ある意味で幸せだったのかも・・

画像は本作とは関係ないのだが、かわいかったのでアップしてみたよ~
ジュエリーの宣伝みたいだね



デブキャラ衰退、オネエキャラ全盛なんですと

2006-06-21 20:38:01 | Weblog
90年瀬川昌治監督作「夜明けのシンデレラ」は思いもかけないきっかけでニューハーフの世界に入ったサラリーマン、片岡鶴太郎(もちろんストレートの男性役)を描いたコメディだったけど、結構いい映画で好きでした。

でもね~~ニューハーフのクラブのママが小野寺昭(「太陽にほえろ」のデンカっすよ)でね、鶴ちゃんの学生時代の先輩、オカマのママになった姿に再会して驚く鶴ちゃん。もうベタな化粧で、ごついし~その店のニューハーフさんはみんなごつい!赤塚真人とかね・・

その中でひとり本当に美しいのが八木沢まりさん!

この方、ほんもののニューハーフです!元祖メジャーなニューハーフさんですね。

「あの人は今?」と調べてみると、ご健在でブロガーとしても非常に面白い記事をアップされていた。よかったね~~

鶴ちゃんがまりさんのマンションに泊めてもらうシーンで、サービスカットのようにシャワー浴びるシーンがあったが、華奢で女性より女性らしい。

今のテレビの世界はちょっと前のデブキャラが衰退して、オネエキャラ大流行なんだって!デブキャラって言っても、石ちゃんくらいしか「面白い人」って実はいなかったしね。松村は物まねで笑えるが、あまりに不恰好で「かわいくない」し・・

その点、オネエキャラの方々は本業もアーティストが多く、きれいでよろしいそうです。画像のトオルちゃん、大好きです。オーランド・ブルームに似ていると思うが、どうでしょう?

あとはKABAちゃん、かりやざきさん、デラックスマツコさん、いっこうさん・・
KABAちゃんはNHKに出たとき「KABAちゃんさん」と呼ばれていた。

あ、今日フジテレビの「教えてちょーだい」に出ていた新顔のオネエキャラの人、誰だったんだろ?誰か見ていた方、教えてね~~


今日のおまけ

2006-06-20 21:59:34 | Weblog
私はゲームってもんを一切やらないので、そのあたりの知識はゼロ。

しかしもうすぐ公開される「サイレントヒル」はゲームの映画化で、ものごっつ怖いらすいんですが、どんなもんでしょ?

ゲームをやっていて、あまりの恐さに途中でやめた人もいるらしい。

このゲームを考えついた人は気が狂っているとコメントに書いている方も・・

ふ~~ん、ちょっと期待できるかな?

トレーラーを見たかぎりでは、まずまず・・って感じです。

もちろん劇場では見ませんよ、私は。あんな暗いところでこんな映画は見ません。見るならレンタルですが、さ~~どうかな?

ゲーマーの方、コメントプリーズです

学生時代の街もなつかしかった・・「愛していると言ってくれ」

2006-06-20 19:59:15 | Weblog
95年の大ヒット、テレビドラマ「愛していると言ってくれ」

豊川悦司が聴覚に障害をもつ画家、常盤貴子が女優の卵を演じていた。
ふたりのラブストーリーだが、障害が障害を呼び、お約束のように恋のライバル(彼の元カノや彼の血のつながりのない妹など)が登場。

ハラハライライラさせてくれます。

このドラマの舞台は井の頭線吉祥寺駅周辺と井の頭公園、学生時代を過ごした街で、井の頭公園は彼ができると必ず行ったもんだ。でもジンクスがあってここに行くと絶対に別れる・・って。高校生のとき、そんな噂を聞いて「え~~~!!」とショックしたが、考えたら当たり前。高校生のつきあいで時が経過すれば、別れるほうが自然の流れってもんだ。

このドラマは途中から見て、強烈にはまりました。たぶん連続ドラマでは唯一はまったドラマです。相方ですら、はまったのよ!

一緒に見ていて、彼はトヨエツの住んでいる家やファッションが好きだったらしい。

最終回はどうなるのか?とふたりで気をもんだが、ハッピーエンドにやれやれ・・
これで哀しい終わり方だったら、相方はテレビ局にいちゃもんをつける予定にしていたらしい。

とにかく素晴らしかったのは、トヨエツの「耳がまったく聞こえない」演技!実際に聴覚障害の方が見ても違和感がなかったのだそうだ。

聞こえない・・でも「彼女はどんな声をしているのか?」知りたい・・
公衆電話を見て彼女に電話したい気持ちになるが、聞こえないことに気づき、うなだれる彼。

あ~~~切ないな~~

常盤貴子の役は明るくてかわいいのだが、ちょっと困るとすぐに幼馴染に「けんちゃ~~~ん」と泣きつく様はあまり共感は覚えなかったですね。
ひとりで解決せい!と何度も想いました。


ま~~~この画像、なつかしい~「ジェーン・エア」

2006-06-19 19:54:27 | Weblog
70年デルバート・マン監督作「ジェーン・エア」

少女時代、誰もが読むシャーロット・ブロンテ原作の4度目の映画化はジェーンにスザンナ・ヨーク、相手役ロチェスターさん(だっけ?)に名優ジョージC・スコットで手堅い作品になっとります。

音楽もジョン・ウィリアムズのスコアが素晴らしく、サントラのドーナツ盤をもっていましたね。

これは原作が超好きで、何度も読んだな~前半は孤児であるジェーンの悲惨な生い立ち、後半は家庭教師として仕える富豪の家の主、ロチェスター氏との恋愛を描いてる。

これがまたね~~込み入った事情の家でね~~なかなかふたりは素直に愛情を表現できまへん。

原作を読んだのは小学校4年くらいで、あまりのラストの展開に興奮、眠れませんでした。

映画はリアルタイムで劇場で鑑賞、大層感動、このポスターのジェーンの横顔を絵に描いたことを覚えています。

スザンナ・ヨークは美人ではないけど、この時代の女性を演じるにはしっくりきていましたね。彼女はこの後、エリザベス・テイラー、マイケル・ケインと「X、Y&Z」という作品(邦題違いますかね)に出ていて、まったく雰囲気の違うヒッピーファッションの女性を演じていますが、それもそれで違和感ないので、やはり達者な女優さんってことになるのでしょう。

ブロンテ姉妹では、エミリー・ブロンテの「嵐が丘」も70年代の映画化作品を劇場で見たけど、こちらはまるでホラー映画のようでまったく生理的にNGだったっす。

いずれにしても「嵐が丘」は映画化の難しい作品なのかも。エミリー・ブロンテはまったく男性と交際の経験がない状態でこの作品を書いており、彼氏いない歴生まれてからずっとっていう状態で、よくヒースクリフのような男を着想したもんです。




ベタな展開だけど見せてくれました・・「トゥルー・クライム」

2006-06-18 20:16:07 | Weblog
99年クリント・イーストウッド監督、主演の「トゥルー・クライム」

先日テレビ放映で鑑賞。全部見ていないので、えらそうなことは言えないけど、まずまずだったのではないでしょうかね。

オークランドでの白人女性射殺事件で死刑が確定している黒人男性に、クリント扮する新聞記者がインタビューをしようとする。彼は直感から、彼が犯人ではないことを確信。

証拠探しに奔走する。でも、刑の執行までに残された時間は12時間。
果たしてクリントは男性の無罪を証明することができるのか?
間に合わず、無実の彼は処刑されてしまうのか?

といった展開で、いささかドラマとして無理があるのだが、エンターテイメントじゃん、いいでしょってことになれば、一応ハラハラもできるので及第点かな。

母(70代後半)がひとりで見てもストーリーについていけたと言っていた(展開が早い映画はよくわからないらしい)ので、凝縮した時間を描きながらも、ちゃんと親切でわかりやすくしています。

私が一番印象に残ったのは、死刑囚の男性と家族のやりとり。

もうすぐ間違いなく死んでしまう彼。

愛する妻と娘に「ここよりもっといいところに行くんだ、神様のもとで、お前たちを待っているよ」と話す。

何てつらいんだ~~うるうる~~

日本では死刑か無期かは、殺した人数も基準になるらしい。私的には100%その人の犯行であるならば、ひとり殺しても、自分の命をもって償うべし、だと思うが、冤罪の問題もデリケートですね。

でも、この映画は死刑制度に対する何かを訴えかけているというより、推理サスペンスの要素の方が大きいです。

見てはいないけど「ミスティック・リバー」よりも救いのあるラストで後味は良いですよ。

飛びます、飛びます、牛も飛びます・・「ツイスター」

2006-06-17 22:01:55 | Weblog
96年ヤン・デ・ボン監督作「ツイスター」

ヘレン・ハントとビル・ピクストンは夫婦で竜巻発生のメカニズムを解き明かそうしている「竜巻チェイサー」役。アメリカには実際竜巻チェイサーとか雷チェイサーとかいて、嬉々として車で追っかけまわす。ヘレンとビルは研究目的だけどね。

このふたりの結婚生活が破綻しそうになっているところから始まります。
ビルには新しい彼女がいて、ヘレンに離婚の書面にサインしてもらいたがっている。
この新しい彼女が、まったく魅力的でないところが泣きが入ります。

竜巻発生のメカニズムを知り、早めに移動先を予想できれば被害も減る、そのために開発されたのがマシーン「ドロシー」

これを竜巻のど真ん中に置くために、かなりの危険を冒さないといかんわけよ。

この映画への風当りは竜巻並に強く、批評も相当けちょんけちょん。人間ドラマがダメとか・・ね。

まあ、私は別にそれを見ることは目的とはせずに見たので、単純に「ほへ~~~」

CGで一番面白かったのは、野外映画館がぶっ飛ぶシーンだったかな。
スクリーンがバリバリ破けて・・

こういう映画って軽いおやつみたいな感じ・・
特に「すごい、よかった」わけではないし、ラストも想定内だったけど、たまにはいいんじゃない、こういう映画も。
ハラハラしそうでハラハラしないしさ、迫力のカロリー数も高すぎず、疲れませんしね。

それにしてもビル・ピクストンって食欲のわかない顔です。ファンの方、すみません。キライじゃないですが、誠実な「イモ」吉君って感じ。

画像は「ツイスター」で検索したら、見つかったもの。
小さいころにやりました、ツイスターゲームです。好きな人が参加していると、すごく興奮したのを覚えています、エロチビですね