シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

いっちょうかもろうぜ!・・「スティング」

2006-04-26 17:29:58 | Weblog
73年名匠ジョージ・ロイ・ヒル監督作「スティング」

ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード、ロバート・ショウ主演。

これは大人の粋な遊びですな~~いいよね~~

ノーマン・ロックウェルの絵が大好きなんだけど、「スティング」には彼の絵と同じ質感があるよね。

シーンの変わり目で丸く映像が消えていき、また次のシーンが丸く始まる。

クラシック・ムービーっぽくて大好き!

出ている人間がみな裏街道の人ばかり、まともな社会人は全然登場しない。
みんな嘘をついて金をかせいでいる。

レッドフォードの仕事のパートナーが殺される。大親分ショウの逆鱗にふれるようなことをしでかしたからだ。

レッドフォードは敵を討つべく、ニューマンを頼っていく。

彼にとっても、殺された仲間は戦友のような存在。
同じ気持ちをもつ人間たちに声をかけ、一世一代の大仕掛けな「だまし」の幕が切って落されるのであった!

何か講談ででもかかりそうなネタだな。

このだましの仕込みがすごいのよ!イベント関係の仕事もやっている自分にとっては、舞台裏を作っていく過程を見るのって本当にワクワクするよ!

幾重にもなっただまし、「え!」「へ!」「は~~~!!」

そして有名なラストは「くっちゃらはぴはぴ!!」である。

そう来ましたか、あなた!

あ、そうそう、音楽も素晴らしいってことを忘れちゃいかん!

基本的にアンハッピー・エンドは好きではないので、後味の良さも大満足。

大物の親分を演じたロバート・ショウも魅力的、早くに亡くなってしまいましたが間違いなく記憶に残る名優さんですな