69年アルマンド・ロブレス=ゴドイ監督作「みどりの壁」
こんな映画観ている人、超少ないんだろうな~誰も「知らない」かも・・特に若い映画ファンは・・
リアルタイムで渋谷のロードショー館で見ました。ストーリーはすごくシンプル。ペルーの若い新婚夫婦は都会生活を離れ、ジャングルに住んでいる。ひとり息子、ロムロは目がぱっちり、とってもかわいい!
静かで、孤独な生活。
回想シーンでは夫婦の初夜が描かれて、奥さんが「痛いわ」と言うと旦那さんが「すぐだ・・」と答える。
小学生(6年生)でこの映画を見た私は「あんなに気持ち良さそうなのに、どこが痛いんじゃろ?」と頭の上に??? 翌日同じ映画を見た同級生(女の子)がニヤニヤしながら、この会話を再現してみせた。いかにも意味を知っているという感じで・・
う~~ん、あのとき「どういう意味なの?」って聞かなかったのはなぜかな?私だって、そのくらいわかってらい!と言いたい気持ちだったんでしょうな。
ま、そのへんはおいといて・・
この「みどりの壁」は日本に入ってきた初めてのペルー映画だ。
そのあと、同監督の「砂のミラージュ」が入ってきている。こちらはたぶん、もう少し洗練度がアップしていると思うが、淀川さんは「みどりの壁」の荒削りなパワーを絶賛していたな。「砂のミラージュ」はちょいと気取っている・・とも。
とにかくジャングルの描写が素晴しい。美しい。まさにみどりの「壁」。なんかしたたっておちてきそう。
小さなロムロは当然近所に遊ぶ相手もなく(近所自体ない)、小川におもちゃを作って遊んでいたりする。このおもちゃがとても切ない。川の流れで細い棒(たぶん針金みたいなもの)が動いて、それがガラスのコップにあたり「チ~~ン。チ~~~ン」って鳴るのよね。
そして、ある日、突然起こる悲劇、ロムロは毒蛇に足をかまれ、あっと言う間に絶命してしまうのだ。彼が泣きながら、足にまだ蛇をつけたまま、走って逃げ帰るシーンの強烈なインパクトは30年以上たっても消えずにある。
両親の嘆き、川でまだ音を鳴らしているおもちゃ・・とっても単純な作りなのに、こんなに長く脳裏に残っている映画・・(しかも1回しか見ていません)
今見たら、どんなだろう?これはビデオでもDVDでも出ておらず、今現在日本国内で観ることはほぼ不可能なようだ。残念だな~
こんな映画観ている人、超少ないんだろうな~誰も「知らない」かも・・特に若い映画ファンは・・
リアルタイムで渋谷のロードショー館で見ました。ストーリーはすごくシンプル。ペルーの若い新婚夫婦は都会生活を離れ、ジャングルに住んでいる。ひとり息子、ロムロは目がぱっちり、とってもかわいい!
静かで、孤独な生活。
回想シーンでは夫婦の初夜が描かれて、奥さんが「痛いわ」と言うと旦那さんが「すぐだ・・」と答える。
小学生(6年生)でこの映画を見た私は「あんなに気持ち良さそうなのに、どこが痛いんじゃろ?」と頭の上に??? 翌日同じ映画を見た同級生(女の子)がニヤニヤしながら、この会話を再現してみせた。いかにも意味を知っているという感じで・・
う~~ん、あのとき「どういう意味なの?」って聞かなかったのはなぜかな?私だって、そのくらいわかってらい!と言いたい気持ちだったんでしょうな。
ま、そのへんはおいといて・・
この「みどりの壁」は日本に入ってきた初めてのペルー映画だ。
そのあと、同監督の「砂のミラージュ」が入ってきている。こちらはたぶん、もう少し洗練度がアップしていると思うが、淀川さんは「みどりの壁」の荒削りなパワーを絶賛していたな。「砂のミラージュ」はちょいと気取っている・・とも。
とにかくジャングルの描写が素晴しい。美しい。まさにみどりの「壁」。なんかしたたっておちてきそう。
小さなロムロは当然近所に遊ぶ相手もなく(近所自体ない)、小川におもちゃを作って遊んでいたりする。このおもちゃがとても切ない。川の流れで細い棒(たぶん針金みたいなもの)が動いて、それがガラスのコップにあたり「チ~~ン。チ~~~ン」って鳴るのよね。
そして、ある日、突然起こる悲劇、ロムロは毒蛇に足をかまれ、あっと言う間に絶命してしまうのだ。彼が泣きながら、足にまだ蛇をつけたまま、走って逃げ帰るシーンの強烈なインパクトは30年以上たっても消えずにある。
両親の嘆き、川でまだ音を鳴らしているおもちゃ・・とっても単純な作りなのに、こんなに長く脳裏に残っている映画・・(しかも1回しか見ていません)
今見たら、どんなだろう?これはビデオでもDVDでも出ておらず、今現在日本国内で観ることはほぼ不可能なようだ。残念だな~
なので、コメントしてくださる方がいて、大感激です!この映画、何でDVD化されないんでしょ!!
またいらしてくださいね!
中学生の頃、ロードショーにはまっておりまして、銀座には良く出かけました。中学一年生の時、母親と見た「サウンドオブミュージック」があまりにも素晴らしく、いたく感動し、サントラLPまで買ってしまいました。母ともまたこんな映画みたいものだとよく話しておりました。その時に予告編が出たのです。
「みどりの壁」の予告編です。みどりの壁というタイトルも良いですし、映像も美しい自然を大きなスクリーンできれいに映しておりました。是非見てみたい。気に入ってしまいました。そこで後日前売り券を買って見に行くことにしました。
この映画もきっと感動的な素晴らしい心温まる映画と思って、いや、思いこんで少年の私と母は映画館のシートに座りました。
しかし、開映後まもなくして、男女の濃厚な絡みのシーンが映し出されました。私にはずいぶんと長い時間映し出されているように思われました。思春期の男の子と母親が一緒になってみるようなシーンではありません。もうどう反応して良いやら、目をつぶったり顔を背けるのも不自然だし、年頃の少年としては見てみたいという欲求もありますし、何とも困惑と苦痛のひとときになってしまいました。
そんなことですから、その後の映画の展開も半分上の空のようになっておりまして、どれほどその映画から感銘を受けただろうかなどとは考慮する余地もありませんでした。映画館を出て家路につくまで、母と私はもちろんずっと無口のまま帰宅しました。
後年この映画のことを書かれている文を見つけると、異口同音に感動的な作品であり、日本で封切られた貴重なペルー映画であると知り、今になって、あれから遙かに年月を過ごしてきた今になって、この映画をまた見てみたいなぁと、そう思うようになってきました。機会があれば、いつかは見たいと思ってます。
こんなマイナーな記事によくぞコメントしてくださいました!
これはね~「お母さんといっしょ」はつらい・・
私は女なので「お母さんといっしょ」でも、まあ・・って感じですが、息子様の場合はね・・
当時は映画の内容を伝える媒体が新聞か雑誌しかなくて、なかなか本当の中身がわかりにくかったですからね。いきなり濃厚なからみ・・じゃね~お察ししますわ。
また遊びに来てくださいね!
「みどりの壁」は、1970年の万博映画祭で見ました。
当時、アルマンド・ロブレス=ゴドイ監督に上映後、万雷の拍手拍手鳴り止まずだった記憶があります。
映画のすばらしさを教えてくれた1本。
何十年ともう一度見たい映画です。
取り上げていただいていて嬉しい限りです。
この作品が万博で上映されたなんて知りませんでした。でもあのベッド・シーンとか問題なかったんでしょうかね~~
本当にこの映画は映像も素晴らしく、なぜDVD化されないのか、残念でたまりませんよね。
また遊びにいらしてくださいね!
ジェーンエアと2本立てでしたが画面いっぱいに美しい緑!
子供の大きな目!
圧倒される映画で今でも一番見たい映画です。
後のジェーンエアはすっかり色褪せて見え、確かほとんど寝ていました。