シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

時が経てば

2017-11-19 14:22:58 | Weblog

すでに30年くらい経っているから、登場人物の皆さんの変化は当たりまえっちゃー当たりまえ。

よく探しましたね。

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の出演者、当時の姿と2017年の姿。
マーティーに「ペプシフリーをくれ」と言われて、「この店にフリー(ただ)のものはないよ」と言っていたカフェのオヤジさんもすでに故人ですかー

BACK TO THE FUTURE - Then and Now 2017 ✪ Real Name and Age


意味を考えさせるのが好きな監督

2017-11-14 11:14:12 | Weblog

地上波初の「シン・ゴジラ」を鑑賞。

まず全体の印象としては、思ったよりも良かった。ハリウッドのモンスターパニックだと、こういうヘンテコででかい生き物が出てきた場合、なぜか運命的に選ばれてしまった個人、あるいは少人数のチームがやっつけるのが相場。

でも、本作はそういった展開ではなく、あくまでも政治的にそこでそれを解決すべき人達が結束して戦う手段を見出だしていく。そのあたりは良かったかな。

東京湾アクアラインでいきなりの崩落事故発生。「でも、死者はいないんだろう?」みたいな楽観的な考えで、原因探しもかなりアバウト。「こんなところでしょ」と会議が結論付けようとしたその時、いきなり、バカでかいミミズみたいなものが波しぶきをあげて海面に出没。
私は、この出だし部分が割と好き。

その後、目玉ぐりぐりのエラからものすごい気色悪い液体を出す生き物が登場。

どんどん形を変える正体不明の巨大生物。

なんだ、なんだっていう内にアメリカの変なエージェント、石原さとみが傲慢かましていいかしらっていう感じで登場。

「ガッジーラっていうのよ」と教えてくれる。とんでもない生き物が出現しているっていうのに、オシャレを忘れないところが変だ。

リアルっぽい展開の中で、このさとみちゃんのキャラが「はずしている」ような気がする。きっつい現場の描写ばっかりなので、お色気担当してくださいって言われたみたいな感じ。でも、彼女は監督の指示に沿って演じているわけだから責めるのは気の毒というものだね。
この役の設定をもう少し何とかするか、どうしてもこういうキャラでやりたいのなら、完璧に英語が話せる女優さんにした方が良かったよね。

ネイティブの人から「英語がヘタ」って太鼓判を押されちゃっているし。ある意味、気の毒。

ゴジラ最終形態は、まあまあ。でも、いささか尾っぽが太くて大きすぎる。

でも、待ってよ。ゴジラってなんで東京に来たの?しかも二度も。
昔の怪獣映画ではお城とかさ、名物っぽい建物の近くにも出没させているよね。でも、本作は徹底して東京を攻めている。

それにさ、ゴジラは上陸して何をしたいの?
エサを求めているわけでもない。
「パシフィック・リム」みたいに何かの指示を受けて人類殲滅を目論んでいる風でもない。
セリフの中にも出てきたけど「歩いているだけ」なのだ。

そしてさ、ラスト、凝固したゴジラの尾っぽ。
人が苦しんでいる姿が張り付いている。
あれは??

庵野さんはこういう「?」が本当に好きなんだね。
でも、私は、嫌いじゃないぞ。
これは嫌いだけど↓


被害者の顔写真と実名は報道されてもいいんだろうか?

2017-11-12 14:34:56 | Weblog

座間の事件、9人もの方が亡くなって、しかも遺体の損壊もひどくて・・
全員の身元が判明する前の段階の容疑者の供述によると、被害者の何人かをレイプしているらしい。

損壊もひどく、レイプもされているということが報道され、
世間の人が知るところになっているその状態で
被害者全員の身元が判明。
その実名と顔写真が報道された。

私は
「こんなひどい亡くなり方なんだから、判明しても名前や顔は出さないんじゃないかな」
と思っていたんだけど。

どうなの?これは。

いいんだろうか、これで。

でも、もしも「身元が判明したけれど、プライバシー保護のために実名報道はしない」となったら、きっとネット民の間で「この人じゃないか」「いや、この人でしょ」という被害者探しの情報が拡散していったかもしれない。

人の「野次馬根性」は恐ろしいなって思う。