シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

好きなところいっぱい・・「バニラ・スカイ」

2006-04-09 18:18:17 | Weblog
01年キャメロン・クロウ監督作「バニラ・スカイ」

主演は今や総すかんの感さえ出てきたトム・クルーズ、ベネロペ・クルス、キャメロン・ディアス。

昔はポカンとあけた口で首をフルフルと横に振るワン・パターンの演技しかできなかったトム君も、いつの間にやら、なかなかの監督さんたちに使われるようになり、トップスターに。

いつか欲しいな、オスカーが・・と思っているんでしょ。

でもきっとこのキレイなお顔が邪魔しているに違いない・・と今回はお顔を潰して決死の演技。「犬神家の一族」のスケキヨさん状態。でも、やっぱりオスカーは遠かった。

この映画はロードショーで劇場鑑賞。
好きな要素がたくさんあります。

大好きなモネの絵がいっぱい出てくるし、ベネロペはすごい魅力的。「ようやく背丈のつりあう女優とつきあえたんだね、トム」と思いました。
なのに、再び大きな方とね~~まあ、人生わかりません。

キャメロンは怖かったな~~トムと恋人なんだけど、要はセフレなわけで・・でも彼女はトムに夢中、彼の心がベネロペに傾いたことに気づく彼女が車を暴走させるシーンでのセリフ・・「あなた一晩に4回やったじゃないの!!4回なんてよっぽどの関係じゃなきゃできないはずでしょ!あれはナンだったの!!!」

う~~ん、つらいな~~セックスの相性はヨカッタんだろうね。
でも、どんなにセクシーな愛人として君臨しても心変わりされちゃう・・

それはもう、どうしようもないよね。

この映画、ムードや小道具、ひとつひとつの状況は好きなんですけど、肝心のストーリーが今ひとつよくわかりませなんだ。

夢、現実、どっちがどっち?複雑に入り組んでいて、オチも今いち、つかみきれませんでした。

まあ、でもそれはどうでもいいのかも・・ムードオンリーで押しまくる1本といえましょう