シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

オールスター映画・・「パリは燃えているか」

2006-04-04 20:16:02 | Weblog
66年名匠ルネ・クレマン監督作「パリは燃えているか」

脚本にコッポラの名前があって驚きだ。

すごいオールスター映画だね~第二次大戦、パリがドイツ軍の占領下にあったときの話で、連合軍によってパリが解放されるまでを描いている・・らしい。

って、これ見ていないんです。

でも、なぜ取り上げたかっちゅうとね

中学のころ、雑談がめちゃくちゃ上手い先生がいた。確か歴史か、倫理社会の先生だったと思う(でも倫理社会って何習ったんだっけ?)

授業そっちのけで、世界の歴史をまるで講談師のように語る。

その先生が話してくれたお話しの中に、このタイトルのフレーズが出てくる。

パリ市内での攻防・・最後には連合軍が入ってきて、パリ市民が解放されるのだが、占領側のドイツ軍の親分にヒトラー総帥が電話をしてきて叫ぶ!

「パリは燃えているか!!」とね。

もうあまりにも話が面白くて、このセリフを言い終わったときの先生の誇らしげな顔と「ホ~~~~~」とため息をついた教室の雰囲気を今でも覚えている。

学生時代、勉強したことで覚えていることって実生活の中では少ない。
結局こういうシーンしか記憶に残らないのよね。

私の通っていた学校は東京郊外の共学の私立で、男の先生が多かった。
中学の修学旅行でいっこ上の学年のとき、30代の英語の教師が女子の風呂場に「湯加減はどうだ?」と入ってきたのだそうで、みんな「キャ~~~~」

「キャ~じゃない!」とそのセンコウ(あら言い過ぎたわ)は逆切れ。

今だったら懲罰委員会ものだが、当時はまだのんびりしてたのかね~

翌年私たちが修学旅行に行くときも、そいつは引率のひとり。もしも、同じ犯行に及べば、全員で風呂桶を投げつける作戦を決めていたが、幸か不幸か、侵入はなかった。

燃え上がる私たちの闘志を察知したに違いない。

「女湯は燃えているか」

「お~~~!!」