シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

ハリソン・フォード、またも古女房に再会、そしてライト・セーバーは真の主を知る

2015-12-30 12:07:51 | Weblog

昨日3D、imaxにて鑑賞

「スター・ウォーズ フォースの覚醒」

いやーーーーーーーーーーーー

すごい面白かった!

これはね、見る前の期待値が低かったこともありますよ。だから、頭を真っ新にして期待というセットポイントをゼロにして見ることをお勧めします。ネタバレも見ないでね。

旧3作の宇宙のチャンバラ冒険活劇が見事に復活。新3作のツルッツルの生命感ゼロのクソ面白くない映像よ、さようなら。

出てくる乗り物系は鉄っぽいアナログ感が強く、これまた旧作に寄せていますね。よろしい!

ヒロインのレイは、CMで見るよりはるかに魅力的、よろしい!砂漠の惑星でスカベンジャーとして仕事をしている時の映像の驚くような美しさ、大変よろしい!

あの変な生き物いっぱいの酒場シーン、これまた旧作へのオマージュだー、大変よろしい!

ハリソン・フォードは「インディ・ジョーンズ」に続いて、またも古女房に再会します。「レイア、髪型を変えたんだね」には笑っちゃいました。

しわだらけ、たるみだらけだけど、いい男だねー

久しぶりに映画鑑賞中に「いっけーーーーー」「やれえーーーーーー」と心の中で絶叫。

あのライト・セーバーが、むくむくと動き、真の主のもとに飛んでいった日にゃ、あなた、「うぉっしゃーーーーー」でしたわ。

そしてねーこの作品の主人公とも言えるのが、bb8。

かわいいんだよーほんと、かわいいんだー

大急ぎで走る、階段を下りる、あんたを信じないよ、じゃ先に行きますね、がっかりしたーなど、よくもまーあの丸ふたつで、セリフもなく(ピッピコピーしか言わない)表現できているなーハン・ソロにも「こっち来な、まるっこいの」とか言われちゃって。

あまりにも興奮したアホふたりは、この萌えに萌えたbb8のドロイド購入を決意。

先ほど発注したじょ。1月中旬から発送されるそうです。

バカだなー

でも、ひょとっしてバージョンアップとかできるようになると帰りを玄関で待っていてくれたりするかもと期待。

 


本日imax 3Dにて出撃「スター・ウォーズ フォースの覚醒」

2015-12-29 09:24:55 | Weblog

行ってきますよー 期待してないですけど、もはや祭ってことで。

昨日の仕事先の忘年会では、スピーチの席で

「スピーチとスカートは短い方がいいと言われておりますな」

と言って、皆さんに喜んでいただくことができ、しかもごく短く終わらせることに成功。

博多華丸大吉師匠、ありがとうございます。


キャラが確定している時代の面白さ

2015-12-26 15:33:17 | Weblog

むかーしむかしの東宝映画の特撮物の予告編を見ると、ガチで笑える。

「すごい」とか

「こわい」とか

「おもしろい」とか

観客に感じてほしいことを容赦なく太文字でバーンと出すからだ。

ある意味、自由を奪われたような錯覚に陥りますよ。

そっか、そう感じないといかんかーみたいな。

そして、面白いのは出演する俳優さんたちがある程度同じような設定の役を演じていたこと。

中村伸郎 博士 やたら頭が良さそう、でも実際はあまり役に立たない

高島忠雄 記者 よしゃーいいのに危ない地帯に行ってはトラブルに

田崎潤 自衛隊の親分、怪獣は皆殺しのスタンス

佐原健二 記者または学者 結構ズボラなキャラもOK

まあ、そんな感じです。

特に田崎潤さんは、いかにも強そうで軍人役がぴったり。

「サンダ対ガイラ」でも、二匹とも仕留めよう、やっちゃおうと主張、科学者先生たちが生け捕りにしようとする作戦をこっぱみじんに砕きます。
「サンダとガイラが兄弟だということは、いつサンダが狂暴になるかわからないということです」・・すごい説得力をもったセリフです。(ほんとはサンダはイイモノなんですけどね)

こういう強さをもった役者さん、今でいうと誰なんかねーあまり見かけないなー

 

 

 

 


彼らは。。我がためにのみ微笑む。。「セッション」

2015-12-23 20:53:52 | Weblog

「鬼だ、悪魔だ」で話題の「セッション」先日レンタルで鑑賞。

最近中学校の教師がトイレで生徒をめった打ちにしたり、合唱で声を出していない(と思われる)生徒の口元にカッターナイフをあてたり・・といわゆる教師のパワハラ、虐待が問題になっているよね。

「セッション」に登場する音楽学校のエリート教師、フレッチャーのやっていることも、教室という密室での虐待になる。でも、小中学校の担任とフレッチャーの役割はかなり違うってこと。

この音楽学校は、将来音楽家として食っていきたい子供たちが入ってくるところであり、言ってみれば、生徒というより弟子ですね。師匠につく弟子というポジション。小中学校の生徒と教師は、そこまで高みを見据えた関係性ではない。なんせ、フレッチャーと生徒の関係は、将来の飯の種へとつなげっていくわけですから。

フレッチャーのバンドに入り、そこで認められれば、コンクールにも出演、スカウトの目にとまり、バンドマンとしてプロになれる可能性大。だから、生徒は緊張の上にも緊張する。

フレッチャーは生徒にフレンドリーに話しかけたりもするが、そこから得た情報をいびりのネタにする。生徒の身体的特徴も、彼にとっては罵倒のネタだ。

完全に「虐待」なんだよね。

でも、観客は救いを求める、きっとフレッチャーにも生徒への愛があるに違いない、最後には主人公の生徒、ニューマンとの心温まる交流を見せてもらえるに違いないと・・

フレッチャーを演じたシモンズのインタビューを読んだけど、彼は監督と話しあい、本作のクライマックスについても観客が自由に感じてもらってOKなように作ったと・・そして、紋切り型の「主人公が困難を乗り越えてチャンスをつかむ」的なストーリーにすることを拒んだと・・

自由に受け取ってもらってOKとのことなので、以下がワタクシの感想。

なんて嫌な奴なんだ、このふたり。

主要人物がふたりとも嫌な奴なのに、ここまでグイグイ引っ張ってくるのがすごい。

主人公のニューマンも相手を思いやって言葉を選ぶことが一切なく、目的のためなら、平気で人間関係を切る。(後半少し変わったが)しかも肝心な時に寝坊したりする。。
鬼教師のフレッチャーは「俺のバンド」「俺のテンポ」「俺に恥をかかせるなよ」「俺は育てたかった、バードを」俺、俺連発、自己愛満点の完璧主義者。

でも、偉大な音楽家として、音で人を翻弄し、酔わせ、狂わせ、夢中にするのに、「いい人」である必要なんてないとも言える。

本作は終始ひとつのことをつきつける「こんな狂った環境でも、やるか?それでも、音楽をやりたいのか?」と・・

衝撃のクライマックス、フレッチャーに笑みが・・でも、安心しちゃいけない、これは「俺のバンドが賞賛を浴びている」「俺はなかなかの者を育てられるのかも」の笑み。己のための微笑みなんだ。

本当にすごい強烈な映画でありながら、決して「いとおしく好きで抱きしめたい」映画にはならない。こんな嫌なやつ、ふたりだぞ。でも、職人系の仕事をしたいなら、見ておくべき作品かも。(ちなみにこのくらいきっついバンマスは結構いるそうです)

「戦って勝ち取れ。それでも、お前はやりたいのか」と胸倉をつかまれて叫ばれるから。

 


お腹いっぱいです「007 スペクター」

2015-12-15 20:55:32 | Weblog

昨日劇場出撃した「007 スペクター」

いっこいっこの状況が力いっぱいで、「よくわかんねー」な作品

途中でも「あれ、これなんでここに来てるん?」と頭混乱。

すごく面白いんだけどね、とにかく濃すぎだよ、あんた。

よくよく考えると「??」多いのよ。

スペクターがなんであんな大物になれたのか不思議だし、どうしてあんなにもボンド憎しになっているのかも納得するのが難しい。

こめかみに〇を刺されても生きているボンドも不思議だし、旅の途中であんなに衣装替えができるのが不思議だし。

でも、あまりにも各シーンの圧がすごくて、そんなのがすっとじゃうんのね。強引な映画だわ。

3億ドル越えのビッグ・バジェットの作品だけど、どうやら世界興収ですでに元をとったらしいじゃないのさ。すごいわ、そりゃ、プロデューサーはもう1本ダニエルでやりたいと思うわな。

微妙なブス加減がいいセドゥさん。

すごく魅力的なQを演じるベン・ウィショー。大好きですね。
この方、映画によって完全に違う顔になるカメレオンタイプ、今、ワタクシのスマホのロック画面はベンです。

細身で絵になる人だわー

私生活では数年前に同性婚していて、とっても幸せそう。これからも楽しみな俳優さんだわ。

右下のデイヴ・バウティスタもステキ、ガタイが大きくて強いし!ワタクシの好みってバラバラすぎだわ。


3台ドラム構成なんて誰が想像できる?

2015-12-12 11:31:50 | Weblog

本当は「同性愛は尋常じゃねー俺がそう思っているんだから、そうだ」って言った県議のドアホぶりを書きたかったが、なんせキング・クリムゾンの感想を書いていないので、まずはそちらから・・である。

にしても、あのクソ爺県議はさー、「あんたの感覚、思いなんて関係ねーんだよ、政治家さんっていうのの役目をまったくわかっていない、バカにもほどがある」と怒鳴りつけたいが、とにかくキング・クリムゾンを先に・・である。

7日の初日、渋谷オーチャード・ホールは開場前にも関わらず、すでに列が・・

全席指定だから席ゲットのために並ぶわけではなく、グッズのためですね!

6時開場~~~~おっさんたち(女性少な目)がどっとグッズ売り場へ!

ワタクシたちもダッシュする。相方はコンサートに行くと、必ずTシャツを購入、今回も・・です!

結構早めに並んだこともあり、すんなりゲットしたが、振り返るとグッズ売り場の列がすごいことに気づく。

7時10分、7人がステージへ!

野太い声で「ロバーーーーート」っていう叫びが。

前列は3台のドラム、ロバート・フリップ教授は後方右端。彼だけ椅子に座ったままのプレイである。

そこから怒涛の2時間、アンコール最後の曲は「21世紀の精神異常者」

「ベルサイユのバラ」でずっと思い続けたオスカルと初めて過ごす夜にアンドレは言った、「俺は、俺は今日まで生きてきてよかった・・」と。

ワタクシも思った「キング・クリムゾンを知らずに人生を終わらなくてよかった」と。


明日初日に出撃が決まりました「キングクリムゾン」

2015-12-06 11:23:28 | Weblog

結構大変な格闘の末

ついに明日の初日のチケットをゲットいたしました。

キングクリムゾン、12年ぶりの来日。

相方は

「たぶん泣く」

と言っていたが、ポールの時も同じことを言っていた。

その指摘に対して

「ポールの時は泣いた」

と認め、今回はあまりに大変なチケット購入プロセスもあって泣くんだそうです。

この画像、ベースのおっさんの右横の人、ツーラカではないかと思っています。