電気毛布

風邪を引いてしまった。
丸一日寝込んで、やっと回復する。
あれから、体を冷やしてはいけないと、夜寝るとき、電気毛布をして眠ることにした。

以前、電気毛布をしたところ、一番弱にしていたにもかかわらず、あまりの熱さにコンセントを抜いてしまった。
最近気づいたことは、一番弱と思っていたものが、一番最大だったのだ。
真っ暗な部屋での確認だったから、見間違えたのだ。

きっちり一番弱にして、寝てみると、ほんわかあたたかい。
これで、風邪を引かずに過ごすことが出来る。と、安堵した。
しかし、愛犬は、その電気毛布も熱いらしく、掛け布団の上で眠ることになった。
小さい犬にもかかわらず、結構、布団が重くなる。
何度も、布団に入ったり、出たりで忙しい。
犬は、夜眠らないと、思っていたが、実は、そうではないことも知った。

母は、電気毛布のほか、靴下を履いて、レッグウォーマーまでして眠る。
私からすると、「熱くないのだろうか。」と、心配する。
しかし、夜中、寒くて何度もトイレに起きる。という。
年をとると、うまく体温調節が出来なくなるのだろうか。
年をとるのが、怖くなる。