怖い現場

私が元勤めていた施設では、本当に「怖い現場だった。」と、思うことが多くあるのです。
介護の施設では、認知症の方が大勢いらっしゃいました。
軽症から重症までそれぞれです。

本当は、認知症の人に文句を言っても仕方ないのですが、それを知らない耳つんぼのおばあさんは、物凄い剣幕で認知症のおじいさんをののしるのです。
何度、注意しても、「あれは、文句を言ってやらないとわからない。」と、物凄いガラの悪い言葉で叱るのです。
近くで聞いていると、鳥肌が立ちます。
介護士の忠告なんて無視なんです。

そんな現場にいたので、耳つんぼのおばあさんを出禁にしてほしい。と、何度も思いました。
そうでなくても、今までたらいまわしにされていた施設全部に出禁を食らっているおばあさんなんです。
いくら売り上げのため、と言っても、他の人の迷惑になるのは、あまりいいことではないのです。
これは、アホな上司がお金のために、耳つんぼのおばあさんを施設に置いておくことになります。
今では、もうどうなっているかわからないけど、きっと、まだいるでしょう。

私は、口の汚い人間は嫌いなんです。
そんなこともあり、今は家でおとなしく出番を待っていることになります。
次に働く施設では、そんな人に出会わないことを祈っています。
まあ、働けるかはわかりませんが。
今週から、就職活動に入ります。
いいところに行けたらいいなぁ。と、思いながら、気持ちの落ち着くまで、じっと養生しています。