パオ

テレビのCMで、フェイシャルフィットネスのパオに目が釘付けになります。
簡単な造りなんです。
細長いボヨンボヨンのものを口にくわえて、上下に揺らします。
すると、顔の表情筋が鍛えられ、すっきりした顔になるようです。
そのCMを見るたびに、「欲しいなぁ。」と、思うようになりました。
今が、ちょうど顔の筋肉が緩み始め、ほうれい線も出てくるようになります。
まあ、太っているので、ほうれい線より、たるみの方がもっと気になるんですが。
それが、鍛えられるんです。

レビューを見れば、「効果がある人。」と、「効果のない人。」の違いはあるようですが。
今の私は、きっと効果があるように思うんです。
それほど、ブカブカな顔をしています。
「それより、体を何とかしろ。」と、思われているかもしれません。
体を鍛えるのは、そう簡単なものではないのです。
たるみ切った筋肉をよみがえらせるには、ジムに通わなくてはなりません。

その点、パオはテレビを見ながらでも鍛えられるんです。
ある人の言葉では、「テレビショッピングで売られているものは、この世に無くてもいい物だから、買う必要がない。」そうです。
確かに、私もそう思います。
本当は、「パオ」も、必要ないもののように思います。
私が勝手に、たるみを気にして、すっきりした顔を夢見ているだけのことかも。

パオは、宝くじに当たったら買うことにします。
たぶん、宝くじに当たったらジムにも通うかもしれないのです。
早く、宝くじを当てて、すっきりした体になりたいなぁ。と、思ってしまうだらけた奴なんです。