電話帳

電話帳と言いましょうか、それともタウンページと言いましょうか。
最近のタウンページは、カサが低くなりました。
もう、お店以外の電話番号が載らずに見やすくなりました。

最近、また私の腹の脂肪の厚さが増しました。
ちょうど今のタウンページの厚さぐらい増したようです。
そういえば、前より体脂肪が増したし、内臓脂肪も増しました。
増し増しの私の体です。
昔のタウンページぐらい増したら、もう一貫のアウトですが、カサの低いタウンページなので、嫌だけれどどうにもならない感じがしてがっくりきます。
薄いタウンページでも、折れ曲げるのは至難の業です。
私の腹のタウンページも折るのは大変なことです。
毎日履く運動靴の紐を結わえるのも、「うんしょ。うんしょ。」と言いながら、苦しい真っ平な腹の肉を曲げています。

昔のタウンページは、市民全員の電話番号が書かれ、ついでに住所も連ねられていました。
個人情報がどうにか、こうにか言っている今では考えられないことです。
昔は、分厚いタウンページが3冊もあり、毎度、運んでくるおじさんは大変な思いをしていたのでしょう。
あの頃のタウンページぐらいの脂肪が着いたら、もう私は外を歩けなくなるでしょう。
見た目も、重さも。
今のうちに、どうにか対処せねば。と、思いながらも手の施しようのないぶ厚い脂肪に、「どうしたもんかのう。」と、頭をかかげることになってしまいました。
鉄は熱いうちに打て。と言いますが。
脂肪は薄いうちに砕け。と、私の心の声が叫びます。
さて、私のタウンページは、砕けることが出来るのか。これが出来ればライザップはいらないですよね。