ブラジャー

つい最近、母と買い物に行ったとき下着を買うことになりました。
「お父さんと買い物に行くと、下着は買えないのよねぇ。」と、母は自分に合うサイズのブラジャーを念入りに探します。
ああでもない。こうでもない。と、言いながら、やっと買うブラジャーが決まったようでした。
「でも、ブラジャーって、意外と高いのよねぇ。」と、文句を言っていました。

今朝、母がご近所さんと立ち話をしているときに仕入れた情報によると、どうも安く手に入れることのできるお店を知ったようでした。
「ぜひ、見に行かねば。」と、喜んでいる母です。
「ぜひ、お供せねば。」と、力む私です。

「そういえば、今日、お父さんに仕事が来たから、明日は、ずっと仕事をするのよ。」と、嬉しそうな母です。
あの情報のお店に行くチャンスがすぐにやってきました。
「じゃあ、明日。」と、母娘結託の合言葉です。
母が見せてもらった安いブラジャーの感想は、「ちょっとレースが安っぽかったのよ。」でした。
そんな贅沢なことを言っている場合ではないのです。
ちゃんとサイズがそろっていて、それなりの値段だったら文句を言ったらバチが当たります。

もうすぐ、私が宝くじを当てます。
そしたら、高級ブラジャーを母にもプレゼントします。
仕方ないので、父にも高級パンツを買ってやることにします。
今から楽しみが出てきました。
それまでは、情報のお店で安いブラジャーを物色することにします。
まもなく、高級ブラジャーを買いに行く日が近づいてくると思うと、ちょっと武者震いがしてきそうです。