年賀状のシーズン

早くも年賀状の支度を進める父は、どのお宅に年賀状を出すか、真剣に考えています。
しかし、これからが喪中のハガキが届くシーズンでもあるのです。
せっかくの年賀状が使われなかったら、何の意味も無いので、私はできるだけゆっくり出すことにしています。

そういえば、去年、父のお兄さんがお亡くなりになったので、年賀状を出すことも無かった父は、結構、喜んでいました。
「来年も、誰か死んでくれないかなぁ。」などと、不謹慎なことまでのたまっていました。
「そんなことを言っていると、自分が死んでしまうぞ。」と、心の中でつぶやく私です。

早々と、年賀状の枚数を確認し、私に年賀状を買いに行かせようとしています。
どうせなら、私の分の年賀状も買ってくれたらいいのに。と、せこい考えも湧いてきます。
写真クラブに入って、一気に年賀状を出す人が増えたので、考えることが多くなりました。
もう、新しく入会された方は、抜きにして、今まで年賀状を出した方のみにすることにします。
自分の出す年賀状も確認したのですが、思った以上にたくさんの方と交流があるのがわかり、複雑な気持ちでいます。
この中で、ほんとに年賀状を出したい。と思う人は、２～３人なんです。

喪中の方は、できるだけ早くハガキを出してもらわねば、待つ身である私は、本当に困ってしまいます。
まあ、誰も亡くならないのが、一番の幸せなんですけど。
年賀状のシーズンは、慌しいシーズンでもあるのです。