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毎週水曜日は限定ラーメンの日w
毎週行きたい位の福井県三国、
牟岐縄屋(むぎなわや)
5月18日水曜日の限定は
『鬼星 - Replenish -』(おにぼし リプレニッシュ)
新潟燕三条の背脂煮干しラーメンを牟岐縄屋流にアレンジしたもの。因みに(Replenish)とは補給するという意味、つまり「煮干し補給」。
石川県白山市に移転した煮干し番長こと中華そば響のキャッチフレーズ「煮干し補給に来ました~♪」とも通じるところですね(笑)
燕三条の背脂煮干しラーメン・オマージュとのことで一度訪れたことのある杭州飯店を思い起こしていたが、富山の麺屋一鶴のラーメン思わせる外見。
スープの色や立ち上る煮干しの匂いから、かなりの粘度を予想していたが以外にシャバシャバっとしたスープに驚いた。
当店では過去最高の煮干し量を投入した超濃厚煮干しラーメンとなっているとの事だが、エグミ・苦みは一切感じず丁寧な仕事ぶりがうかがえる。
そして表層を覆う松阪豚の背脂も丁寧に処理されたとみえ、臭みやギトギト感が全くなくコクがあるのにスッキリした飲み口です。
その濃厚スープをガッチリ受け止めるのは、もっちモチの太麺。これも煮干し番長の「特煮干し」を思い出させます。
富山一鶴を思い出した理由はこのチャーシューにあります。巻きでは無くてブロックの厚切りスライス。余談ですが開店当初は自立するくらいの厚みがありました(笑)
こちらも箸でほぐれる位の柔らかなさですが、しっかり肉の旨みも感じられる秀逸な仕上がり。麺量が多くて最後まで食べきれるか心配になる位でした。
同時限定メニューの 煮干し和え玉
こちらはパッツンパッツンの細麺。煮干しオイルと醤油ベースのタレを混ぜれば「油そば」、残ったラーメンスープに投入すれば「替え玉」、逆にラーメンスープを少しかければ「まぜそば」と3通りの楽しみ方ができます。しかしいつものことながら味付きの麺をスープに投入すると元のスープが台無しになると自分は考えているので、今回もそれ単独で食べました。粗みじん切のタマネギ、乾燥海苔、とここまでは普通。こだわりの具材は鰹節のように薄くスライスされた「煮干しぶし」、そしてかなり粗挽きでほぐし身のような「鶏そぼろ」。醤油で煮詰めたポリポリの食感ではなく生姜の香り立つふわふわそぼろ。
茹でたての細麺にこだわりの具材を絡めれば煮干し香る油そばの出来上がり。そぼろがタレを吸い込んでしっとり絡み、シャキッとしたタマネギの食感と清涼感が口の中で一つになって旨い。
今日も煮干し補給完了‼ 美味しかった~♪(´ε` )
追伸;
この日は店主とお友達のSさんが応援に駆け付けスムーズなオペレーション。さすがSさん、それもその筈、同町にある「Fの神」のスタッフさんなのですから(笑)
通常はテーブル2卓8席の狭小スペースで店主一人のワンオペ。毎週水曜日には「限定メニュー」を求め口コミで集まったお客さんが列をなす。開店時間が18:30と遅い時間で暗い夜道はリスクも少なくないだろう。
来店されるファンには安全運転で、なにより気長にお待ち頂ければと願う次第です。