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あみの3ブログ

小田原城@神奈川県小田原市 2023年10月1日

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【今も残る惣構の土塁・空堀に難攻不落の城を忍ぶ】
初期の小田原城は、15世紀中頃に大森氏が築いたと考えられる。城の存在がハッキリするのは明応5年(1496)以降に伊勢宗瑞(北条早雲)が入城してからである。小田原北条氏の拠点となった小田原城は、上杉謙信や武田信玄の侵攻も退けた難攻不落の城であった。その後、豊臣秀吉の来襲に備えて、城下町おも含む全周9kmの大規模な惣構が構築された。しかし秀吉軍の包囲によって開城し、徳川の譜代大名大久保氏や稲葉氏によって近世城郭として整備された。明治に入り小田原城の建物はほとんど解体されたが、その後一部の建物が再建された。なお、現在の天守は昭和35年(1960)に再建されたものである。、、、日本100名城 公式ガイドブック・日本城郭協会監修(学研)より


【遺構】惣構をたどって2時間10分でほぼ1周する散策コース
まず訪ねたのは
小田原城の北東方向、山王川手前にある「蓮上院土塁」



この土塁には第2次世界大戦の米軍による爆撃で、爆弾が直撃したさいの大きな穴が残っています。
被爆土塁ですね


残念ながら惣構の情報はこの一件のみとさせていただきます


小田原城城址公園マップ



お城の周囲を南側→東側→北側→北入口から城内→天守台下西側→報徳二宮神社(小峰曲輪)→南入口と、グルッと一回りしてみました。
「南堀蓮池」



「蓮池南曲輪二重櫓跡」



小峰橋から東方向



二の丸に建つ現在の観光案内所建物



馬屋曲輪とめがね橋



めがね橋から馬屋曲輪



大手門跡



二の丸隅櫓



学橋



学橋から二の丸



弁財天通りと城址碑



弁財天通りからの天守



お堀通りの城址碑



御用米曲輪
御用米曲輪跡で堀跡,北条氏時代の池、庭園跡が発見され復元計画が進んでいる。



お城の西側を走る東海道本線・新幹線・箱根登山鉄道の線路敷地はお堀だった。
背後の山を遮断する広大な横堀



御茶壺橋



御茶壺曲輪



銅門、御茶壺郭より



内堀と銅門



二の丸観光案内所



馬屋曲輪と二重隅櫓跡



住吉橋・内堀
平成2年には住吉橋が復元された。




住吉橋・中仕切門



馬出門
二の丸正面に位置する門で、平成21年に復元された。



銅門
明治5年に解体されたが、平成9年に古写真や古絵図などの資料を基に再建された。







常磐木門
昭和46年には常盤木門(ときわぎもん)が外観復元された。





内堀跡



本丸にある猿園




天守
江戸時代につくられた雛形や引図を元に昭和35年(1960)、小田原市制20周年記念として再建された三重四階・層塔型天守
天守の木造復元を目指す運動もあるようです。


北条氏滅亡のあと入封した大久保忠世。忠世の子・忠隣は老中にまで出世したが失脚し改易される。その後約70年を経て再び大久保家は小田原藩主に返り咲き明治維新を迎えている。
再興を果たした時期の天守の姿が現在復興されている。


度重なる地震や火災で天守は焼失再建を繰り返し、残った石垣も関東大震災で崩れ、現在の石垣は積み直したものです。



天守からの眺望
相模湾から遠く三浦岬


石垣山城方向





【まとめ】
城下町の惣構をたどって8.2Kmを2時間30分かけて歩きました。
とんでもない方向音痴をまたしても露呈
肝心の惣構跡には1カ所しかたどり着くことができず、時間切れでお城に戻りました

NHK大河「どうする家康」 10月1日放送の第37回は、いよいよ北条攻めが描かれます。
その放送当日に小田原城を訪れることができたのも何かの因縁。来場者の顔つきもなんだか感慨深そうに見えたのは気のせいか。
しかし帰宅して放送を観てみると、肝心の小田原攻め、小田原城の場面はサラッと過ぎてしまい拍子抜け
でも感動は心の中にしっかり刻み込まれましたよ。


ヤマップ行程図




【御城印】


販売先:小田原城天守閣1Fショップ(有料入館)



【小田原城】
《東海道筋の関東入り口の要衝を占めた堅城》

名称(別名);-
所在地;神奈川県小田原市城内6-1
城地種類;平山城
築城年代;15世紀中頃
築城者;大森氏、小田原北条氏、大久保忠世、稲葉正勝
主な城主;大森氏、小田原北条氏、大久保氏、稲葉氏
文化財区分;国指定史跡
近年の主な復元等;平成2年に住吉堀と住吉橋、平成9年に銅門、平成21年に馬出門を復元 平成23年から御用米曲輪を整備中
天守の現状、形態;層塔型三重四階 鉄筋コンクリート造り(復興)

※出典、、、日本100名城 公式ガイドブック・日本城郭協会監修(学研)
地図;
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