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あみの3ブログ

新宮城@和歌山県新宮市新宮 2022年10月21日

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国指定史跡・続日本100名城
新宮城(しんぐうじょう)

新宮城(別名・丹鶴城)は、関ケ原の合戦の後、和歌山城主となった浅野幸長の家臣浅野忠吉が新宮領を与えられて、慶長6年(1601)に築城を開始した城である。元和元年(1615)の一国一城令で一旦廃城となるが、同4年、再建を許され、再び築城が始まる。
元和5年(1619)浅野氏に代わり徳川家康の十男・頼宜が紀州に入国し、同時に頼宜の付け家老として、新宮に水野重仲が入った。重仲は、忠吉の築城工事を継続し、寛永10年(1633)城は完成を見る。以後、明治の廃藩置県により廃城となるまで、紀州藩新宮領支配の中核として機能した。

この城は、独立丘陵上にあり、東の最高所に「本丸」と「天守台」が、その西方に「鐘の丸」と「松の丸」が配置される。本丸の北には「出丸」があり、熊野川の河口、上流方向が見通せる。
熊野川岸の「水の手」には、船着き場と一万俵余りの炭が収納できる大規模な炭納屋が設けられ、熊野川流域の備長炭を集積し、江戸などに出荷する拠点となっていた。
また、隣接の現在保育園となっている場所は「二の丸」と言い、領園支配の行政機関があった。登城のための「大手道」は、二の丸の北側(市民会館横)に入り口があるが、今は立ち並ぶ民家で塞がれ入ることはできない。、、、現地説明板より


場所は和歌山県新宮市新宮7691-1 丹鶴城公園
国道42号線熊野速玉大社前から新宮駅に向かって進むと「JR紀伊本線」高架橋を渡った先に公園入口がある。その先突当りが駐車場となっています。

新宮城散策マップ、、、新宮市歴史民俗資料館に設置



丹鶴城公園入口


駐車場


駐車場の背後には本丸や鐘の丸の石垣が迫っています。



駐車場から階段を登って本丸下へ



本丸下帯曲輪石段

   


「本丸」
本丸高石垣 東面









本丸大手門


同、本丸側より



本丸石垣
「武者返し」
反りを付けた石垣、扇の勾配ともいわれる
石垣全体に反りをつけるのではなく、石垣上部で勾配を強くしていくことで反りを形成している



鐘の丸から見た大手門



本丸西側高石垣
奥は出丸



本丸削平地


本丸大手門多聞櫓台


本丸多聞北櫓跡


本丸北西面石垣遠景
出丸より



本丸多聞北櫓台石垣
出丸より



本丸多聞東面
石垣天端


本丸多聞南東側



本丸多聞南西側



本丸からの眺望 北西方向
熊野川と右手方向が紀宝町





「天守」
天守台石垣


天守台石垣崩落個所




天守登り口


石段


天守虎口



天守から北東方向に熊野灘を望む
城からは熊野灘が一望でき、海上を監視することができた。また、船からは天守が熊野灘航行の目印になった。新宮城の別名が「沖見城」と呼ばれたことも海上交通に対する機能を物語っている。




「搦手虎口」


本丸側出入り口石段


屈折


矢穴石




「出丸」
松の丸より遠景


本丸より俯瞰







出丸埋門石垣


出丸石垣北角石



出丸からの眺望





「鐘の丸」
本丸より全景



本丸側虎口


鐘の丸削平地


庭園の池で佇む城主様(笑)
水面に映ったのはどっち?



南東石垣角石


西多聞櫓台石垣



鐘の丸と松の丸の間に築かれた門
切込み接ぎ布積み


枡形虎口
鏡石もみられます




「松の丸」
出丸からの全景


松の丸削平地


松の丸と大手道
鐘の丸より


大手道
大手道石段と土塀があり、麓の二の丸(現・正明保育園裏辺りに通じている。


松の丸大手道虎口
枡形虎口


眺望
熊野川に架かるJR紀伊本線鉄橋



松の丸から水の手虎口




「水の手」
熊野川に面し湊跡がある。洪水に備え6mもの高さの石垣が築かれている。また20棟の建物跡が発見されており、備長炭を専売していた領主水野氏の炭納屋と想定されている。
全景










船着き場、荷揚げ場






荷揚げ場から内陸方向





「二の丸」
現在は正明保育園となっています。
外観の石垣見学のみ。
石垣の少し先に大手道に至る公園入口がある。




熊野川に面した小高い丘に本丸、出丸、鐘の丸、松の丸があり、裏山を駆け下った熊野川沿いに水の手と呼ばれる荷揚げ場のような曲輪がある。石垣が幾重にも連なって残り、水野氏の栄華が偲ばれます。
ゴツゴツとした岩肌と海底から引き揚げたような岩の表面から、海に突き出た岩礁のようは一面ものぞかせるが、周囲は高石垣に囲まれた総石垣の城。
この石垣の上に明治になるまで多聞櫓が巡り、天守や御殿が建っていたと思うと壮観である。





【新宮城】
《熊野川を望む丘陵に築かれた総石垣の城》

名称(別名);しんぐうじょう(丹鶴城、沖見城)
所在地;和歌山県新宮市新宮7691-1
城地種類;平山城
築城年代;慶長6年(1601)
築城者;浅野忠吉
主な城主;浅野氏、水野氏
文化財区分;国指定史跡
近年の主な復元等;落石している石垣の復元
天守の現状、形態;天守台石垣のみ現存

※出典、、、続日本100名城 公式ガイドブック・日本城郭協会監修(学研)
地図;





【御城印】



販売場所:阿須賀神社社務所
住所:〒647-0022 和歌山県新宮市阿須賀1丁目2
営業時間:8:30~16:00
地図:


阿須賀神社

阿須賀神社社務所

☆※資料・続日本100名城スタンプは歴史民俗資料館(阿須賀神社社務所となり)
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