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■ 湯河原温泉 「中屋旅館」

 

湯河原温泉 「中屋旅館」
住 所 :神奈川県足柄下郡湯河原町宮上606
電 話 :0465-62-2024
時 間 :要事前確認
料 金 :本文参照
紹介ページ (湯河原温泉旅館協同組合)
※ 営業状況・時間・料金・TELなどは、原則としてUP日時点の最新データに直してありますが、掲載内容を保証するものではありません。ご利用の際は必ず事前に各施設にご確認ください。

湯河原温泉の中心「温泉場」。藤木川右岸には自家源泉をもつお宿がいくつもあります。

 
【写真 上(左)】 風情ある温泉場の露地
【写真 下(右)】 温泉場の住宅地図

「中屋温泉」は温泉好きに人気の高い「ままねの湯」に行く道すがらにありますが、話題になることはあまりありません。
私も何度も前を通っていながら、日帰りできる雰囲気がなかったので未湯のままでした。
2008年4月、一郷一会の湯河原オフで、攻めてみようという話になり攻略すると日帰りOK。
ただ、温泉好きのグループがお願いしたので受けてくれたのかもしれず、常時日帰り対応しているかは不明。料金はうろ覚えですが3ケタで入れた記憶があります。

 
【写真 上(左)】 看板
【写真 下(右)】 玄関

やたらに雰囲気のある純和風のお宿で、帳場の奥に男女別の浴場があります。
おくの男湯は広め、手前の女湯はこぢんまりで交替制かどうかは不明。

 
【写真 上(左)】 扁額-1
【写真 下(右)】 扁額-2

 
【写真 上(左)】 浴場入口
【写真 下(右)】 脱衣所

木棚にプラかごの脱衣所、奥の洗面台がいい味を出しています。

 
【写真 上(左)】 男湯
【写真 下(右)】 男湯の湯口

やや暗めながら、落ちついた雰囲気の浴室は、石枠水色タイル貼6-7人の浴槽ひとつとシンプル。
浴槽おくの窓からはすぐ裏に源泉櫓が見え、泉源至近の浴槽と思われます。

カラン3、シャワーあり、シャンプー・ドライヤーなし。
日曜10時で独占。

石膏の析出におおわれたカランからの熱湯源泉随時投入で槽内注排湯なく、投入全量をオーバーフローのかけ流し。
入ったときはカランは閉でややぬる。鮮度感もさほどでもありませんでしたが、カランからの投入量がけっこうあるのですぐに回復し、湯温も上がります。

 
【写真 上(左)】 女湯
【写真 下(右)】 女湯の湯口

わずかに懸濁したお湯で、湯中の指先がよわく青白に発光しています。
スルスルと喉に入っていくような芒硝+石膏味+微塩味に明瞭な石膏臭が湯面でも香ります。
硫酸塩泉系のきしきしとアルカリ泉のツルすべが同居し、明瞭なとろみがあります。
湯ざわりに特徴がありながら、浴感はあくまでやわらかく軽い名湯系。
とろみがきいているためか、あと曳き感がハンパではありません。

 
【写真 上(左)】 湯色
【写真 下(右)】 ケロリン桶です

スペック以上のなにかが効いているような含蓄のあるお湯はさすがに名湯、湯河原の老舗の湯。
何人かのメンバーは先に「ままねの湯」に入ったあとここで合流したのですが、皆口を揃えてこっちの方がお湯がいいと云っていました。
(註.「ままねの湯」は混雑でなまり気味だったらしい。)

 
【写真 上(左)】 帳場前
【写真 下(右)】 客室への階段

名湯、湯河原の底力を感じさせるすばらしいお湯。営業状況など詳細は不明ですが、温泉マニアなら一度は入りたいところでしょうか。

〔 源泉名:湯河原59号 〕 <H14.5.27分析>
Na・Ca-塩化物・硫酸塩泉 69.6℃、pH不明(アルカリ性)、湧出量不明、成分総計=1.61g/kg
Na^+=363mg/kg、Ca^2+=146、Fe^2+=0.01
Cl^-=496、SO_4^2-=395、HCO_3^-=77.2、CO_3^2-=2.32
メタけい酸=94.5、メタほう酸=6.27

<温泉利用掲示>
加水:なし 加温:なし 循環装置等の使用:なし 消毒処理:なし

〔 2013/01/03UP (2008/04入湯) 〕


E139.4.28.139N35.8.38.162

【 BGM 】
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