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■ 日本で洋楽が聴かれなくなった理由?

さらに追記します。

メロもグルーヴもアンサンブルもだけど、つまるところアーティストの個性だったのかもしれぬ。↓
ブラインドで聴いても、誰が歌ってるかわかるもんね。

■ U.S.A. For Africa - We Are the World


■ 伝説のオールスター曲『We Are The World』完全解説


↓ こっちの方が先だけどね。
英国とアイルランドのアーティストだけで、これだけのインパクトある企画を立ち上げられたって、いまの洋楽から考えると信じられぬ。
■ Band Aid - Do They Know It's Christmas? (Live Aid 1985)



1980年代前半、メインストリームのど真ん中にいたアーティストたち。↓
この当時の洋楽が、いかにメロディにあふれていたかがわかる。

■ Journey - Don't Stop Believin' (Live 1981: Escape Tour - 2022 HD Remaster)


■ The Go-Go's - Head Over Heels


■ Hall & Oates - Wait For Me (Live) - [STEREO]


■ Cyndi Lauper - Time After Time (Official HD Video)


■ Elton John - I Guess That's Why They Call It The Blues


■ Van Halen - Jump (Official Music Video)


■ Prince - Purple Rain (Official Video)


■ top songs of 1981


■ top songs of 1982


■ top songs of 1983



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先日アップしたこの記事→ ■ utsuboの音楽遍歴-4 (洋楽1983年ピーク説とカラバトU-18黄金世代説をつなぐもの)【 洋楽1983年ピーク説 】

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最近、日本人の洋楽離れがあちこちで話題になっているような・・・。

ライフスタイルとかメディア論とか、いろいろ難しい分析かける人もいるけど、
単純に洋楽にいい曲がなくなったからでは?

かつて、仲間内で ”洋楽●鹿”(笑)と呼ばれていた筆者個人の例からすると、すでに1980年代後半には洋楽チャートを追うのをやめてしまっていた。(↓ の記事のとおり)

まぁ、ことばもわからず、まして音楽的に魅力も感じないのに、ムリしてRapやhip hop聴かにゃならん義務なんてどこにもないし・・・。
とくに最近、米国で主流のワンループお経的hip hopなんて苦痛でしかなんもんね、筆者的には・・・。

↓ の動画とコメント、なかなか本質ついてると思います。

【解説】日本人はもう洋楽を聴いていない


【解説】「日本人の洋楽離れ」みんなの反応+衝撃データ発表

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と書きました。


その後、ナビゲーター氏の「Rapやhip hop曲が増えただけじゃなく、それ以外の曲もメロディがループ的」的なコメントが妙に気になって、米国のメインストリームというか、MOR(middle-of-the-road)系の最新曲をすこし聴いてみました。
聴いてもいないのに、あ~だこ~だいうのもどうかと思うし・・・。

■ Ariana Grande - we can't be friends (wait for your love) (official music video)


■ Sabrina Carpenter - Please Please Please (Official Video)


■ KAROL G, Tiësto - CONTIGO (Official Video)


■ Beyoncé - TEXAS HOLD 'EM (Official Lyric Video)

カントリー大復権って、ほんとなのか??


↓ 次の2曲は比較的往年の洋楽のイメージを残しているような・・・。
でも、メロやアレンジやアンサンブルが単調。

■ Halsey - Lucky (Official Video)


■ Billie Eilish - BIRDS OF A FEATHER (Official Lyric Video)


やっぱり筆者的にはいまいちかな・・・。
なんといっても圧倒的に引きつけられるメロディ、そしてグルーヴがない。

欲求不満になったので、以前まとめた1980~1990年代のLady Soulの名曲を聴き直してみました ↓
↑と比べると曲に引きこんでいく力が圧倒的に強い。(あくまでも筆者的にです。)

やっぱり洋楽人気の低迷は、単純に洋楽にいい曲がなくなったからでは?

「ベストヒットUSA」で、小林克也氏が最新のヒット曲紹介早々に切り上げ昔の名曲流してしまうのも、わかる気がする(笑)


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2022/07/29 UP

記事タイトル「■ Lady Soulの名曲(1980~1990年代)10曲」

先日、実家で大量の自作テープリストを発見したので、一部ジャンルを絞ってご紹介してみます。
別記事で、筆者は1985年くらいで洋楽を離れた的なことを書いていますが(笑)、BCM、スムースジャス、ヒーリング系は実はその後もそれなりにフォローしていました。
このテープリストはたぶん1990年くらいにまとめたものだと思います。

今回はLady Soul(BCM(ブラコン)の女性ヴォーカル)のミディアム~スロー曲をリストからピックアップしてみました。

あふれんばかりにネタがあるので、今後もテーマ別にご紹介します。


01.Whitney Houston - Where You Are (from『Whitney』/1987年)

Whitneyの最高傑作とも評されるLP『Whitney』収録の名バラード。
才人Kashifのプロデュース。
KashifのセルフALBUMはもっとごつごつとしたサウンドだが、これはWhitneyのハイトーンを活かした透明感あふれる仕上がり。
こうして聴き返してみると、Whitneyがいかに綺麗な声質を持っていたか、あらためて実感する。
b:Marcus Miller、Ds: Paul Leimのリズムセクションも安定感抜群。

02.Amy Keys - Has It Come To This (from『Lover's Intuition』/1989年)

いま、手元にCDがないので詳細不明だが、1989年にわずか1枚のALBUMを残しただけのBCMシンガー。
響きの深いエモーショナルな歌いまわしは聴き応えあり。もっと早くにデビューしていたら数枚の名盤を残していたであろう逸材。
これは『Lover's Intuition』収録のスケール感あふれるミディアムテイク。

03.Champaign - Love Games (from『Modern Heart』/1983年)

イリノイ州Champaignで結成されたBCMユニットで、 1981年のヒット曲"How 'Bout Us"で知られる。
これは1983年リリースの名盤、2nd ALBUM『Modern Heart』収録の甘~いデュエット。
確信もてないが、フェミニンで華のある女性ヴォーカルはRena Jonesと思われる。

04.Sharon Bryant - Foolish Heart  (from『Here I Am』/1989年)

Atlantic Starrのリードヴォーカルを張った、Sharon Bryantの1989年1stソロアルバムからのシングル曲。
Randy GoodrumとSteve Perry(Journeyのリードヴォーカル)の共作で、1984年リリースのSteve Perry『Street Talk』に収録されシングルヒットしている。

05.Chaka Khan - Through the Fire (from『I Feel For You』/1984年)

1984年リリースの名バラード。
David FosterとTom Keaneの共作と思われ、David Fosterの1stソロアルバム『The Best Of Me』(1983年)にインスト曲として収録されている。
曲名はなんと「Chaka」。
のちに名手Cynthia Weilが歌詞をつけ、Chaka Khanが歌った。
プロデュースはDavid Foster&Humberto Gatica。 Executive ProducerにArif Mardin。
b:Nathan East、Ds:J.R. Robinson、G:Michael Landau、Key:David Fosterの隙のないバッキング。

↓ のヒットもこのALBUMから。この時期、いかにChakaに勢いがあったかがわかる。
Chaka Khan - I Feel for You (Official Music Video)

この頃のRAPって、こういう入り方していた。

06.James Ingram & Patti Austin - How Do You Keep The Music Playing (from『It's Your Night』/1983年)

クインシー・ジョーンズ(Quincy Delight Jones II)の秘蔵っ子、James IngramとPatti Austinが1983年に放ったヒット・ソング。
Arranged:Quincy Jones
b:Nathan East、Ds:Leon Ndugu Chancler、G:George Doering, Paul Jackson Jr.、Piano:David Foster、Syn:David Paich
すこぶるメロディアスな曲調を名うてのミュージシャンが完璧にサポート。とくにDavid Fosterの関与が大きいと思う。

07.Angela Bofill - On And On (from『Something About You』/1981年)

New York、Bronx出身のBCMシンガー。
これは3rdALBUM『Something About You』からのミディアム・チューン。
Dave Grusinのサポートでデビューしただけに、クロスオーバー色が強い。
1980年代前半の典型的なグルーヴ。フェンダー・ローズがバックでひたすらサポートしてる。

08.Perri - Tradewinds (from『Tradewinds』/1990年)

Los Angeles出身の4人組BCMユニットで1986年1stALBUMリリース。
これは1990年リリースの名盤『Tradewinds』収録のミディアムでSaxはEverette Harp。
ウエスト・コーストらしいブライトなメロが、グルーヴ感あふれるバックインストにたおやかに乗って聴きごこちよし。
この名盤を残して、このユニットは2016年までALBUMリリースを絶つことになる。

09.Natalie Cole - Starting Over Again (from『Good To Be Back』/1989年)

Nat King Coleの実娘。
薬物中毒から立ち直り、心機一転放った1987年『Everlasting』と1989年の『Good To Be Back』は何れ劣らぬ名盤。
これは『Good To Be Back』収録の名バラードでGerry Goffin&Michael Masserならではの華麗なメロディライン。
プロデュースはMichael Masser、アレンジは才人Gene Page。
バッキングもb:Mike Porcaro、Ds:Jeff Porcaro、G:Paul Jackson (Jr.)、Key:Robbie Buchananとオールスター。
Robbie Buchananのフェンダー・ローズが綺麗に効いて、リバーブの効いたJeff Porcaroのドラムスも聴きどころ。

10.Klymaxx - Finishing Touch (from『The Maxx Is Back』/1990年)

当初はSolarレーベルに所属していた女性BCMユニットで、メロディアスなヒット曲をいくつか持っている。
これは1990年に4年振りにリリースされた『The Maxx Is Back』収録のバラードで、シングルカットされていた記憶があるが、いま調べるとALBUM曲。
スキのない仕上がりで、Lady Soulは1990年にしてなお、かなりのレベルを保っていたことがわかる。
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