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■ 早稲田天然温泉 「めぐみの湯」

早稲田天然温泉 「めぐみの湯」
住 所 :埼玉県三郷市仁蔵193-3
電 話 :048-957-7777
時 間 :10:00~24:00 / 原則無休
料 金 :800円(土日祝900円)
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (るるぶ.com)
紹介ページ (ぽかなび.jp)
※ 営業状況・時間・料金・TELなどは、原則としてUP日時点の最新データに直してありますが、掲載内容を保証するものではありません。ご利用の際は必ず事前に各施設にご確認ください。

2006/04/27に正式オープンしたお湯に定評のある日帰り温泉施設。

外環三郷西IC、草加方面からだとICを下りて少し先の側道から常磐道の側道に入り、2km弱走った突き当たりを右折、すぐの信号を左折しJR武蔵野線のガードをくぐってすぐ左折(仁蔵の信号)すると右手に見えてきます。
場所的にはJR武蔵野線「三郷」駅と「新三郷」駅の中間くらいの線路脇。
以前は三郷中央・三郷・吉川の各駅から送迎バスがありましたが、現在は廃止されています。

オープン時は1,300円タオル付(会員1,000円)でしたが、2010年11月に平日600円土休日700円と大幅値下げ。2012/10/01にふたたび値上げし、現在平日800円土休日900円となっています。

元配送センターの跡地に建てられたとおぼしきこの施設。外観は箱形で特徴に乏しく、施設構成もシンプルで、いわゆるスパ銭仕様ではありません。
1Fに受付と会員制スイミングプール、ELVで2Fにあがると温浴フロアです。
食事処、手もみ処、休憩場、個室風呂×2と男女別の浴場があります。

男女湯は固定制のようで、男湯が左手です。
この施設は全体に空間どりがゆったりとしていますが、脱衣所も広め。
セパレート型のドライヤー処もゆったり配置されてつかい勝手がいいです。

内湯ゾーン手前に洗い場、サウナ、水風呂、奥に左から大内湯(赤みかげ石枠青石タイル貼10人弱、39℃)、浅めの小内湯(同4人、やや熱め*)、真湯槽(4人)の3槽。
*)2012/12時点ではややぬるめに設定されています。

水風呂はすぐれもの。おそらくかけ流しでカルキ気なく20℃ほどと入りごろ。やや緑味を帯びてわずかにうす茶の浮遊物を浮かべています。よわい金気味に金気貝汁臭。とろみをおびてただならぬあと曳き感とよわいながら収斂感もあり、金気まじりで弱酸性に振れた水質とみましたがどうでしょうか。
首都圏では東鷲宮百観音温泉とならぶ逸品の水風呂かと思います。

「虹の湯」となづけられた露天ゾーンに奥から大露天(岩+鉄平石枠鉄平石敷10人強、適温)中露天(同4-5人、やや熱め)、小露天(同3-4人、ややぬる)の3槽を配置。
露天は軒下的ながら風がとおりそこそこ開放感もあります。チェアがたくさんおかれているものナイス。
なお、男女湯露天はシンメトリではなく、女湯には壺湯があります。

カラン23(内セパ式7)、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
料金改定を受けて入り込み具合に変動はあるものの、スパ銭などとくらべておおむね空いていてゆったりと入れます。

すべての温泉槽は赤茶に色づき石灰華系の析出のでた石(岩)の湯口から熱湯(非加温源泉だと思う)を投入し、側溝 or 排湯口への上面排湯。
湯口は50℃近くもあり、掲示によると「非加温」とのことなので、泉温(45.4℃)が上昇した可能性も。
槽内注排湯は確認できず、自信あふれる掲示類やお湯の感じからしてもおそらく温泉槽はすべてかけ流しかと思います。

お湯は透明度5~20cmほどの黄土色にごり湯で、鮮度がいいと緑味を帯びて透明度が増し、鮮度が落ちると赤味がかって透明度が落ちます。当然、鮮度感もこれに比例します。
以前は小内湯の湯口そばの鮮度感がベストでしたが、いま(2012/12現在)は投入量を絞っているので小露天湯口そばのコンディションがベストです。

強鹹味+弱金気だし味+微苦味。鉱物系アブラ臭+金気貝汁臭+アンモニア臭+ヨウ素?臭+臭素?臭が入り混じった、化石海水系らしい湯の香が湯面でも高く香ります。

土類系成分に重曹分が抑え込まれてギシギシとした湯ざわり。湯あがりはややぺとつくものの、意外に湯切れよく爽快な浴後感。
ただ、力感あふれる高張泉なので浴後はほどよい湯づかれ感がでます。

強食塩泉らしい重厚な浴感とつよい温まりを備えたお湯で、よく発汗し水分をしこたまもっていかれます。とくに熱湯槽は長湯不可で浴槽まわりにトド続出。
食塩と土類+金気で怒濤のように攻めてくるので、正直、温泉慣れしてないと辛いものがあるかも・・・。

湯色といい味臭といい、イメージ的には市川の「法典の湯」に似ていますが、重曹気が表面に出てきていない分、こちらのほうが凶暴な感じ。
また、金気がよく効いていて、首都圏ではもっとも有馬の金泉(入湯済未レポ)に近いニュアンスがあるのでは?

それにしても、化石海水型強食塩泉をこれだけ潤沢につかう施設は貴重。
スペック的にもっと強力(濃厚)な施設はいくらもありますが、ここまで湯づかいよく、源泉の力を体感できる施設はちょっと見あたりません。

二宮温泉 「みどりの湯 船橋・田喜野井店」のレポで、「南関東の化石海水系で正統派の東横綱を三郷早稲田の「めぐみの湯」とするならば、クセモノ系西横綱はここになるのでは?」と書きました。
しばらくぶりに入ってみて、やはりこの感想に変化のないことを実感。

ファミリー客などスパ銭的なアミューズ感を求める向きはさておき、とくに濃厚温泉マニアは見逃せない泉質・湯づかい重視の好施設だと思います。

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【オープン時の感想】
一度行くと無料で会員になれ、次回から1,000円で入れるようですが、それならばいっそのこと料金1,000円(できればタオルなし980円 ^^; )にしてしまえば、入り込みはぜんぜん違うと思いますがどうでしょうか。

外観や建物じたいには料金1,300円なりの質感はうすいのですが、洗い場のシャンプーやドレッサーの備品類などはさすがに高級品をつかっていてなんとなくチグハグ。やや無機質であちこちに無意味に広い空間があったりして、ここらへんは旧緑営グループの施設に似た雰囲気かな。
食事は軽食しか食べませんでしたが、なかなか凝ったメニューがあって期待できるかも・・・。
なんといってもお湯のインパクトが凄いので、料金1,000円ならば、再訪したい施設だと思います。
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〔 源泉名:早稲田天然温泉 めぐみの湯 〕 <H16.8.3分析>
Na-塩化物強塩温泉 45.4℃、pH=7.2、300L/min(約1,500m掘削揚湯)、成分総計=24.44g/kg
Na^+=8190mg/kg (86.42mval%)、K^+=91.6、NH4^+=16.7、Mg^2+=338.0、Ca^2+=491.9、Fe^2+=8.3
Cl^-=14750 (98.70)、Br^-=51.2、I^-=19.9、HCO_3^-=281.9
陽イオン計=9137 (412.2mval)、陰イオン計=15110 (421.5mval)、メタけい酸=83.1、メタほう酸=83.3

<パンフ掲載>
加水:なし 加温:なし 循環ろ過:なし 薬剤処理:なし

〔 パンフ掲載より 〕
当館の温泉は「加温・加水・濾過・薬剤処理」を一切せず、地下1,500mから湧き出たお湯をそのまま湯船へ供給しております。濾過をしないため、そのお湯を贅沢に掛け流しております。

■ブランドグルメ
〔 みさと小松菜漬 〕
あくがすくなくつかいやすい冬野菜として人気が高いコマツナは、東京都江戸川区小松川発祥とされますが、そこから近い三郷も名産地として知られています。小松菜にちなむ加工品がいくつかあり、三郷市商工会Webでは三郷市特産品として「みさと小松菜漬」が紹介されています。

〔 2012/12/09内容補強のうえUP (2006/12/01レポ (2006入湯)/以降20回以上入湯 〕


E139.52.53.375N35.50.54.514
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