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■ 熊の湯温泉 「熊の湯ホテル」 〔 Pick Up温泉 〕



<熊の湯温泉 「熊の湯ホテル」>
(長野県山ノ内町平穏7148、12:30~15:30(繁忙期不可、要問合せ)、1,000円(タオル付)、0269-34-2311)
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)

温泉好きのあいだで根強い人気を誇る温泉ホテル。
熊の湯周辺の宿は平床からの引湯も多いですが、ここは自家源泉をもっています。
以前は冬場のスキーシーズンは日帰りはむずかしく、いまもそうなのかは不明。
いずれにしても”繁忙期不可要問い”なので、事前のTEL確認は必須でしょう。


【写真 上(左)】 湯屋
【写真 下(右)】 浴場入口

志賀高原を代表するゲレンデ、熊の湯スキー場の目の前にあるホテルです。
本館のつくりは洋風ですが、廊下を渡って奥まった浴場は、一気に和風モードにチェンジして木造の趣あるもの。


【写真 上(左)】 脱衣所
【写真 下(右)】 木組みの天井

がっしりと高い木組みの天井、総木貼りの床、浴槽ももちろん総木造(7-8人)。
たっぷりふかめですこぶる入りごこちのいい浴槽です。


【写真 上(左)】 趣ある浴場
【写真 下(右)】 露天

洗い場よこの扉をくぐると露天で、石造8-9人の浴槽がひとつ。
奥に滝がしつらわれ、高原の空気に包まれたいい露天です。
カラン5、シャワー・シャンプーあり。ドライヤーなし。
連休14時で2~4人とすいていました。


【写真 上(左)】 内湯浴槽-1
【写真 下(右)】 内湯の湯口

内湯は木の湯口からの投入で切欠からの上面排湯。湯口のそばには柄杓がおいてあります。
露天は木+石の湯口からの投入でおなじく切欠からの上面排湯。
どちらもかけ流しかと思いますが、内湯のほうがお湯がいいです。


【写真 上(左)】 内湯浴槽-2
【写真 下(右)】 露天の湯口

内湯のお湯はかなり熱めで、綺麗なエメラルドグリーンに白い湯の花がうかびます。
つよい苦味にエグ味+α。しぶ焦げイオウ臭に墨系のアブラ臭がまじる極上の湯の香。
お湯の色といい湯の香といい、月岡に似たものを感じました。


【写真 上(左)】 内湯浴槽-3
【写真 下(右)】 湯色

きしきしとスルスルが入りまじる絶妙な湯ざわりで、熱湯なのにほてらず、もっと熱いお湯に入りたくなる不思議なお湯。
あと曳き感がハンパではなく、なかなか抜けられません。
浴後は湯ぎれよく、充実したあたたまり感がながくとどまる格調の高いお湯です。
なるほどこれは噂どおりの名湯かと・・・。

渋い木づくりの浴舎で鮮度抜群の緑色のイオウ泉を楽しめる贅沢なお湯は、1,000円払っても入る価値があるように思いました。

含硫黄-Ca・Na-炭酸水素塩・硫酸塩温泉 48.2℃、pH=7.5、湧出量不明(掘削揚湯)、成分総計=1279mg/kg、Na^+=104.2mg/kg (30.58mval%)、Mg^2+=20.6 (11.48)、Ca^2+=168.4 (56.69)、Cl^-=79.4 (15.66)、HS^-=53.9、SO_4^2-=170.8 (24.90)、HCO_3^-=418.0 (47.90)、陽イオン計=300.3 (14.81mval)、陰イオン計=722.4 (14.30mval)、メタけい酸=191.5、メタほう酸=5.7、硫化水素=19.3 <H16.9.14分析> (源泉名:熊の湯温泉)

※別掲の「温泉利用証」(2005/6/1)では、63.0℃、pH=7.4、75L/min(動力揚湯)で、泉質は含硫黄-Ca・Na-硫酸塩・炭酸水素塩温泉

<温泉利用掲示(温泉利用証)>
加水:あり 加温:なし 循環装置:なし(完全放流式) 消毒:なし 

■ブランドグルメ
〔奥志賀高原牧場のほんわかヨーグルト〕
ブランド化されてるかどうかはわからんけど、「牛乳の殺菌温度を調整し、3年以上自家繁殖させた乳酸菌に志賀高原から吹いてくる風の中にある酵母が入り、やっと完成しました。」(オフィシャルHP)というヨーグルトで美味しそう。通販もやっています。

〔 2009/11/13UP (2007/7入湯) 〕


E138.29.53.286N36.40.53.143
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■ 強羅(早雲山)温泉 「五彩館」 〔 Pick Up温泉 〕



<強羅(早雲山)温泉 「五彩館」>
(神奈川県箱根町強羅1322-36、11:00~20:00?(時間要問合せ)、680円、0460-82-5185)
オフィシャルHP
紹介ページ (じゃらんnet)

早雲山駅の上にある元企業の保養施設だった全7部屋のこぢんまりとした湯宿。
道沿いに日帰り入浴の看板を出していて、日帰り受入れに積極的なようです。
強羅地区に落とす前の大湧谷造成泉に入ってみたくて行ってみました。


【写真 上(左)】 休憩所
【写真 下(右)】 浴場からの眺め

和洋折衷の建物はよくメンテされています。
浴室はふたつで、手前が男湯、浴室の手前に休憩所もあります。

こぢんまりとした浴室は高台にあって、山々を見渡せるきもちのいいロケ。
伊豆石貼の浴室に赤みかげ石造の浴槽がひとつおかれた質感の高いもの。
カラン6、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。平日11時で男女湯とも独占。


【写真 上(左)】 男湯(入浴前)
【写真 下(右)】 女湯(入浴前)

石の湯口からさわれないくらいのゲキ熱湯を絞り投入+側面注入で切欠からの流し出し。
湯張り直後だったらしく、お湯は緑白がかった半透明で底に緑灰色の沈殿物。
これだけ透明感のある大湧谷造成泉ははじめてみました。
館内掲示には「当館の湯は大湧谷より引湯された100%源泉のかけ流しです。」とあります。


【写真 上(左)】 舞い上がる湯の花
【写真 下(右)】 男湯(入浴後)

お湯はゲキ熱で入れず、湯かき棒でかき回すと白い湯の花が舞い上がり一気に透明度20~30cmの乳白色にごり湯に・・・。
しばらく湯かき棒で格闘するも、とうてい入れず、やむなく冷水ホースで加水。

かなり強い酸性レモン味に渋レモン?臭。
で、イオウ臭はあまり感じませんが、浴後肌にかなり強烈な焦げイオウ臭が残ります。


【写真 上(左)】 湯色と湯口
【写真 下(右)】 入るとざこざこの流し出し

酸性泉特有のぬめりととろみが明瞭なここのお湯は、箱根の造成泉のなかでも屈指の酸性度では?
かなり荒削りな浴感のお湯で、強羅下や仙石原のとろ~んとした造成泉とはイメージがだいぶんちがいます。
イオウ泉好きなら、一度トライしてみるのも面白いと思います。

酸性-Ca・Mg-硫酸塩・塩化物泉 64.7℃、pH=2.9、成分総計=1013mg/kg、H^+=1.27、Na^+=43.1mg/kg、Mg^2+=39.0、Ca^2+=104、Fe^2+=7.07、Al^3+=5.66、Cl^-=124、SO_4^2-=447、HSO_4^-=18.6、陽イオン計=206、陰イオン計=590、メタけい酸=213 <H11.9.17分析> (源泉名:箱根温泉供給(株) 供給温泉(大湧谷温泉)/湧出形態:造成温泉)

※ 当館の湯は大湧谷より引湯された100%源泉のかけ流しです。(館内掲示)

■ブランドグルメ
〔黒たまご〕
大湧谷で茹でられる超有名な温泉たまごは玉子茶屋で売ってます。1個食べると7年、2個で14年寿命が延びるとか・・・。

〔 2009/11/13UP (2006/8入湯・2007/4/22レポ) 〕


E139.2.4.150N35.14.41.190
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