goo

■ 江間忠神戸温泉 「天然温泉 羽生湯ったり苑」

<江間忠神戸温泉「天然温泉 羽生湯ったり苑」> (羽生市、10:00~23:00、700円(850円土日祝)/時間制限なし ※会員各50円引、048-563-3726)
公式HP

11/10にオープンした温泉スパ銭。前にレポした「華のゆ」につづく、羽生では2軒目の温泉施設です。場所は蓮田から羽生へ向かうR122、「志多見」交差点を過ぎ羽生市に入ってすぐの「下川崎(南)」交差点を斜め右に入ってすぐ右手。R122とR125が入り組んだちょっとややこしいところにあり、看板の位置も悪いので、事前にHPで場所確認していった方が無難かも。Pは充実。ONKEN21さん、めがねさん、zippyさんのレポあり。

外観は純和風ではなく、やや洋風のエッセンスが入っています。館内はほぼ和風で木目主体のあたたかみのあるつくり。料金50円引になる会員カード(通常100円)が、オープンキャンペーンで11/30まで無料。付帯施設の詳細は、ONKEN21さんレポ(11/10)を・・・。

浴場は男女湯がほぼシンメトリで交替はありません。
内湯ゾーンに常泉湯(黒みかげ石枠石タイル貼10人位/温泉)、源泉湯(同4.5人/温泉、熱め43℃)、楽泉湯(ジャグジー/真湯)、泡活湯(ジェット/真湯)、座湯、サウナに水風呂(カルキ臭)。常泉湯には「加水・加熱・ろ過・塩素消毒」、源泉湯には「非加水・非加熱・非ろ過・無塩素」の掲示があります。
源泉湯は、石の湯口から間欠的にぼこぼこと源泉を投入、槽内注排湯はなく、常泉湯への流し出し。常泉湯は源泉湯からの流れ込みで底面吸湯+オーバーフロー。槽内注入は不明ですがたぶんあると思います。

露天ゾーンには源泉湯(鉄平石造5.6人)、岩風呂(同10人以上、東屋付)、寝湯(同4人、岩風呂とお湯の行き来あり)、湯畑(木枠石貼2人浴槽×6、木枕付)、壷湯(陶製1人×3)、桧風呂(檜枠石貼6.7人)、寝ころび湯、蒸気房(低温サウナ+湯腰掛)と多彩。寝ころび湯と蒸気房以外は温泉使用と思われます。

源泉湯は木樋の湯口から30L/minも投入で、槽内注排湯なく全量を下段の岩風呂へ流し出し。
岩風呂は源泉湯からの流れ込みと、ときおり左手石の湯口からの大量投入(たぶん真湯)で底面吸湯あり。ここも槽内注入は不明ですがたぶんあると思います。
その他の浴槽は循環を思わせる湯づかいでしたが、桧風呂はすこぶる入りごこちよく、湯畑は意匠的に面白いものです。庭園づくりの露天は広々として気分がいいですが、風とおしが良すぎて冬場は寒いかも・・・。とくに源泉槽はぬるめ38℃(40℃台を示す湯温計は投入湯温)で、「冬場はダメだな・・・」の声も。
カラン35、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜14時で60人くらいとまあまあの盛況ですが、スペースが広いのでさほど混雑感はありません。

お湯は源泉湯(内湯・露天)と他の温泉槽ではぜんぜん違います。
源泉湯は、緑茶色透明で湯面に白い浮遊物と湯中にこまかい気泡が舞っています。重曹味+弱塩味+金気味で湯面ではアンモニア臭、湯口そばではメタンガス臭+微モール臭+弱金気臭+僅微イオウ臭?が香り、アワつきもあって鮮度の高さを感じます。
重曹系のツルすべにアルカリ泉のヌルとアワつきのぬるが加わって、湯ざわりやわらかな美人の湯。浴後はお肌すべすべに。温まり感は比較的弱く、重曹の効いた夏向きのお湯かと思います。
露天源泉湯の人気がダントツに高いですが、お湯は内湯源泉湯のほうがいいように思います。

他の温泉槽は、源泉湯より赤味の強いうす茶褐色でわずかに懸濁。味不明で弱い薬品臭。ツル(ヌル)すべは残っていますが源泉湯より弱く、さして面白味はありません。
ただ、露天岩風呂は湯中に気泡がたくさんただよい、アワつきもあったのは不思議。

お湯のイメージはみなさんご指摘のとおり「華のゆ」や「いこいの湯多摩境」と同系かと思います。競合の「華のゆ」とくらべると成分的には濃いですが、お湯の勢いや温まり感は「華のゆ」のほうがあるような気がしました。
「東鷲宮百観音」とは対照的なお湯なので棲み分けはきくかと思いますが、「華のゆ」とはお湯のキャラがモロにかぶるので、今後は料金やサービスを含め、熾烈な競り合いが演じられるのでは?

Na-塩化物・炭酸水素塩温泉 46.3℃、pH=8.2、263L/min(1,600m掘削揚湯)、成分総計=1829mg/kg、Na^+=591.5mg/kg (97.41mval%)、NH4^+=--、Fe^2+=0.8、Cl^-=645.2 (68.30)、HS^-=0.03、HCO_3^-=491.8 (30.25)、CO_3^2-=7.2、陽イオン計=607.0 (26.42mval)、陰イオン計=1153 (26.64mval)、メタほう酸=22.8 <H16.5.17分析>
※温泉分析書は、パンフに全項目掲載(びっくり!)されています。

#ONKEN21さんにならって ^^; 、埼玉北東部・東毛の競合施設のお湯を”お湯のよさ”に絞って独断と偏見でランクしてみました。
(あくまでも入った時点での個人的な感覚にもとづくものです念のため)

A(かなりスゴい) 東鷲宮百観音 / 春日部湯楽の里 / 羽生華のゆ
B(けっこうイケる)行田茂美の湯 / 蔵の湯東松山店 / 羽生湯ったり苑 / 大利根100の湯
C(まあまあ)   行田古代蓮物語 / 熊谷湯楽の里 / ユーランド新田
D(???)    太田安眠の湯 / 尾島利根の湯

〔 2005年11月19日レポ 〕
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )