民話 語り手と聞き手が紡ぎあげる世界

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夏目漱石 作 永日小品より 「柿」

2018年11月13日 23時02分28秒 | 朗読・発声
13日(火)
午前中、朗読教室。
文化祭が終わったので新しい教材に入る。
夏目漱石 作 永日小品より 「柿」
明治の頃を書いた作品だから、今ではお目にかかれない生活の様子が出てくる。
女性の髪は束髪、子供がお琴の稽古に行っていた時代、
下駄の歯入れ、鋳かけ錠前屋、洗い張り。
ぎりぎり、オレの小さい頃、いくらか記憶に残っている生活風物詩だ。

読むと、8分くらいのようだ。
セリフは全部、地の文に混じっている。
文の終わりはほとんど、「~する」とか、「~している」とか、「~である」になっている。
今ではあまり見かけない文体だ。
エッセイではよくないとされている。
今度、使ってみて、よくないと言われたら、夏目漱石を真似したと言ってみようか。


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