民話 語り手と聞き手が紡ぎあげる世界

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「川中島」 お手玉歌

2013年12月04日 00時18分23秒 | 名文(規範)
 「川中島」 お手玉歌

 西条山(さいじょうざん)は 霧ふかし
千曲(ちくま)の河は 浪(なみ)あらし
遥(はるか)に聞こゆる 物音は
逆捲(さかま)く水か つわものか
昇る朝日に 旗(はた)の手の
きらめくひまに くる くる くる

 車がかりの 陣ぞなえ
めぐるあいずの 閧(とき)の声
あわせるかいも あらし吹く
敵を木の葉と かきみだす
川中島の 戦いは
かたるも聞くも 勇ましや


 ―『新編教育唱歌集(五)』明29,5

 このお手玉歌は、明治29年にできた唱歌「川中島」が元歌になっています。



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