民話 語り手と聞き手が紡ぎあげる世界

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「出口のない海」横山秀夫

2019年06月28日 10時42分30秒 | 本の紹介(こんな本がある)
6月28日(金)
ひさしぶりに小説を最後まで読んだ。
「出口のない海」横山秀夫。
人間魚雷「回天」のことを知りたいと探した本の中の一冊。
「回天」の存在は知っていた。
空軍の特攻隊と同じような特攻攻撃を海軍でもやっていた。

しかし、特攻艇「震洋」や人間機雷「伏龍」は知らなかった。
戦後すぐ生まれたオレでさえ知らなかった。
戦後の教育が間違っていたこと思わないで入られない。
こういうことを知らされていれば、オレの戦争に対する考えも変わっていただろう。
知らなきゃいけない。
伝えなきゃいけない。
図書館でさっそく何冊かを借りた。

最初に読んだのが、この「出口のない海」。
ぐんぐん引き込まれた。
目が疲れて長いこと読めない。
少しずつ読んだ。
この先どうなるんだろう、知りたい欲求が読むのを止めさせなかった。

国のために死んでいった人たちに、オレは恥ずかしくない生き方をしているか、
自分に問いかけずにはいられなかった。


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