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「医学不要論」 その2 内海 聡

2017年08月08日 00時03分47秒 | 健康・老いについて
 「医学不要論」 その2 内海 聡(うつみ さとる) 三五館 2013年

 <消火器ガンの手術について> P-139

 私とまったく同意見ではないのだけれど、非常に示唆に富む意見を紹介しよう。『医者ができること、してはいけないこと』(小澤博樹)より、やや長くなるが、重要な箇所なのでそのまま引用する。

 (以下 引用)
 ガンをはじめ、すべての病気は「人体の酸化現象」としてとらえることができる。したがって、人体を構成する細胞一つひとつの「酸化状態」を改善しない限り、ガンは治らない。

 にもかかわらず、現代医学は、手術で人体を切り開くことにより、内臓まで空気にさらして「酸化」させ、
その上、手術中には「酸化力」の強い「麻酔剤」の投与や「輸血」を行なう。
 おまけに、手術のダメージからまだ覚めやらぬ患者の身体に、これまた「酸化力」の強い「抗がん剤」や「放射線」を浴びせかける。これでは、まるで「酸化のフルコース」である。

「抗がん剤」や「放射線」はともかく、「輸血」がなぜ身体を「酸化」させるかについては、説明が必要かもしれない。
「輸血用の保存血液」には、あらかじめ「放射線」が照射されている。殺菌し、アレルギー反応を起こさせないようにするためである。それは、ジャガイモが芽を出さないように「放射線」を浴びせるのと同じだ。
「放射線」の問題を差し引いても、「保存血のパック」には、もともと化学薬品が入れられている。血液の凝固を防ぐための薬品である。だから、純粋に血液だけを輸血するのではない。血とともに、さまざまな毒物を体内に入れる。

 (中略)

「ガン患者の体は、もともと酸化している」。むしろ、「酸化したがために発ガンしたのだ」と言える。それなのに、その患者さんに強い「酸化作用」を持つ「抗がん剤」や「放射線」を浴びせかけるのだから「毒の上塗り療法」としか言いようがない。

 少し前に、医師の「近藤誠」氏の著書『患者よ、がんと闘うな』(文藝春秋刊)がベストセラーとなった。
 この本の中で近藤氏は、ガンの「手術」や「抗がん剤」がいかに無意味であるかを説いている。そこまではよいのだが、なぜか、ご自身の専門分野である「放射線療法」だけは効果があると主張されている。これは、おかしな話だ。ほんとうは、三者(抗がん剤・放射線・手術)ともダメなのである。
「放射線療法」は、身体を極度に「酸化」させる。たとえば、原爆で被曝することは、原理的には「放射線療法」と同じだ。そして、被曝された方々が白血病などでたくさん亡くなっていったのを見ても、「放射線療法」がいいなどとは言えないはずである。

 (以上 引用終わり)

 これは非常に示唆に富む考え方である。ただ私はすべての病気が酸化によって説明できるとは思っていない。