絵本と児童文学

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文字を自分で書き始めるようになる

2006-02-23 14:05:26 | 子どもからの発見
 海は、かるたの文字を見て、書けそうな文字を選んでサインペンで書き出した。かるたは、絵で最初の音を覚えている。最初の音とは、かるたの文字ということだ。
 語頭の音に着目できるのが5歳過ぎからであり、わたしがこれまで考えていたよりちょっと早めである。これは音に着目できる、言葉遊びのかるたを使った影響だと思われる。
 いくつかの言葉からある音を抽出(音韻抽出)すできるのが、6歳ぐらい(年長組)なので、それが可能になるのを正確に観察しようと思っている。
 音韻抽出の前に語頭の音に着目できる活動をていねいにやることが大事なことがわかった。日本語とくにかな文字表記につながる、言葉と音韻の関係を子どもが意識できるためである。活動とは、その内容を盛り込んだ言葉遊びの絵本やかるたや唱え言葉を覚えるといったものである。

 今では「さ」のつく言葉というと、いくつかの言葉を言えるようになってきた。すべて音に対して、その音の言葉探しをすることはやっていないが、これはすぐ言える語彙が見つけられないといったこともあり、難しいかもしれない。
 ところで文字を書くこともよそうより早くやっている。これも友達関係の影響が強い。最初に「ひ」を書いたときは、年長の子どもからの手紙が契機だった。今書き始めたのは、先日のバレンタインデイのチョコレートをもらったとき、手紙がそえられていたからではないかと思われる。
 書いた文字は、 つ う こ り い と し ひ さ た だった。自分で書けそうな文字を選んで、その音を発しながら書いたのだった。選んだ文字の基準がなんとなく分かる感じがする。

*かるたでお薦めのもの
 ことばのえほん あいうえお・かるた (五味太郎作 絵本館発行 1000円+税)
 <例>つながり つばめの つなわたり
    りんりん りすの りんごばん
    とうさん とかげ とんかち とんとん
 

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