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絵本と児童文学

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文字を書いた

2007-01-13 21:14:43 | 子どもからの発見
■ ともがきにもっていく

 ふきは、折り紙で花をおったら、
「これよううちえんの ともがき にもっていく」
といった。友達なのに友垣とは、いったいどういうことなんだと思ったら、気づいたことがあった。
 唱歌である故郷の、2番の歌詞に「ともがき」とあるのでした。故郷を何度も歌い友垣を友達と説明されたのを覚えていたので、使ってみたのだろう。
 如何にいます父母
 つつがなしやともがき
 雨に風につけても
 思いいずる故郷

 この歌は、朝の連続ドラマ「純情きらり」のある場面で聞いてから覚えて、よく歌うようになった。気持ちをこめて、2番まではいまだに時々歌っている。
 
 故郷は「尋常小学唱歌」(6) 文部省 大正5年
 高野辰之作詞 岡野貞一作曲

 小学唱歌は、戦前の国定教科書の子どもの歌であるが、作詞作曲を伏せられている。戦後両人のものであることが明らかになり、唱歌の作品は多い。

■ 文字を書いた

 3歳8カ月のふきが、文字を書いた。A4大の50音表を見ながら、最初に書いたのは家族の名前だった。不完全であるが一人でじっとやって書き上げた。
 兄の海が読んで文字をすらすら書くので、その影響で覚えてしまったのだ。2ヵ月ぐらい前から、文字と称して右下がりの斜め横の1センチほどの線をたくさん書いていた。それが形の弁別力がともなったからだろう、1月ぐらい前から読める字が出始め、一気に書けるようになった。そういえばこの頃、人の服装の襟を出すように言ったり、普段と違った靴を履くと気づいていうことが多くなったようだ。
 今年は常連のメジロが庭に来ているので、野鳥用のミカンをやる体験をした。メジロが来ると、室内から「メジロさん、メジロさん」と話しかけている。紙に
「たべてね いつもあげるから」
と書いて、庭を見るガラス戸の外に貼り付けた。家族の名前の次に書いたのである。
 海は、4歳の頃はこの世に文字があることが知らなかったことからすると、環境の影響は大きい。兄の真似をして見よう見まねで覚えてしまう。かな文字が言葉を表記するのではなく、表音文字のため獲得しやすいということを確認した思いでもある。

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