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晩秋

2001-11-13 07:17:10 | 身辺のこと・自然
[11] 晩秋            (2001年11月13日 (火) 07時17分)

 白みがかった空の右にめをやると、雪でおおわれた富士山の白い美しい輪郭がくっきりと浮き出てくるように目に入った。5時過ぎに家を出て、東名高速で目的地の200キロの地をめざしていた。冷え込みこそ厳しくないものの、日の出の遅さに冬至に向かっていることを実感した。
 家庭として、家族のために必要な用事のためだが、その地はナンキンハゼとモミジがが紅くイチョウが黄色と、ちょうど見ごろな紅葉であった。ホトトギスの花が残っていがムラサキシキブの実があっちこっちに輝いていた。といったことを、静かな空間でじっくり味わう間もなく、しかるべき仕事を集中的にやり帰路についたのだった。
 東名高速からみえる風景は、静岡という温暖の地でもあり、あちこちに落葉の準備のため緑を失っていく晩秋の山々であった。富士山は緩やかなすそのまでも白く雪で覆われ、太陽と交差しての輝きは、もう初冬を迎えていた。

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