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新ウイルスとメッセージのこと

2020-04-12 14:40:36 | 身辺のこと・自然
 11時過ぎからいつもの林までウォーキングに出かけました。曇りながらも風が弱いので心地よい陽気でした。いつもよりランニングとウォーキングの人が多く見かけました。とくに家族ずれやにわかランナーと思われる人も何人か見かけました。
 学校の運動場ほどの広さのゴルフ場は、数グループの人たちがプレーをしていました。家にとどまりながら野外でからだを動かす工夫をしているのでしょうか。
 道すがらのヤマブキ、レンギョウ、サクラの花がにぎわっていました。直径700ミリ余りのケヤキが、今年も4本ほど切られました。真新しい切り口に女性が「あ、きれい」と発していました。
 ぼくはといえば、そこを通るたびに「また緑が消えていった」「どうして切ったのかな」「初秋の枝切りなどの経費削減なのかな」「ケヤキの巨木は高価なはずなのでどこへ運ばれたのかな」といったことに思いを巡らしていたのでした。

 新ウイルスという困難に立ち向かうとき、指導者のメッセージは国民を奮い立たせるかどうかが問われています。ぼくはドイツのメルケル首相の国民へのメッセージには、感動しました。メルケル首相は東ドイツ時代に物理学の研究者で大学教員でした。
 新ウイルスの初期である1月に病院の罹患者受け入れ条件を整えました。ベッドの確保医療器具衣装用品等の整備も含めて、です。そのような取り組みは、罹患者に対して死者がとても少ないことに表れています。
 ドイツについては岩波新書の『豊かさとは何か』(暉峻淑子著1989年)に北欧の福祉事情と思に紹介されていました。原発についてもソ連のチエノブイリを経験し、日本の事故後再生可能エネルギーに転換しました。
 メルケル首相の民主主義にも及ぶメッセージは、ドイツ国民の民度としても受け入れられるものなのでしょうが、ぼくが読んで感激させるぐらい普遍性のあるものです。

*このコラムは、4月12日書きかけたものを4月30日完成させてにアップしました。内容が書きかけた日のものなのでアップの日と異なります。もう少し書くつもりでしたが、未完のままでした。ぼくの場合書きかけで消えていくものが多いのですが、今回は不本意な思いを持ちながら書いた日にしてアップすることとしました。今はまとまった時間が取れない暮らしなので、書きかけのものが増えています。だんだん限られた時間内にアップできる短いコラムを書くようにしていきたい思いです。

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