藤原愛子の日常茶飯事

前稲城市議・藤原愛子のもろもろな日々

「共謀罪」で「横浜事件」が思い浮かんだ

2017年04月03日 | 雑感


 今年も桜が満開を迎えようとしています。

 桜は文句なくキレイなんですが、なぜか他の花と違って凄まじい悲劇も合わせて感じるのは、幹が黒いせいでしょうか。それとも何か私の体の底に、私の知らない記憶があるからでしょうか。


 そんな何かのざわつきを感じながらも、桜餅をほおばってニンマリするAB型の体質。


 さて。


 新聞を見てざわつきを感じるこの頃。


 憲法改悪を企てる者たちは、改悪の前に既に解釈を捻じ曲げて、沼底の過去の泥をかき混ぜる所作をしています。

 「共謀罪」は、なんだかんだと言っても、以前の悪法、「治安維持法」でしょう。

 以前記録フィルムで観た、「横浜事件」を思い出しました。

 ただの<慰安旅行>の記念写真を<証拠>として、共産党の結社を謀る集まりだと決めつけ、投獄拷問で複数の人が殺された事件です。

 当時逮捕された女性の方が、ありもしない<自白>を迫られて、拷問を受けた話をされた場面を鮮明に記憶しています。


 
 学校の教材に<教育勅語を導入>って、いったい何を考えてのことでしょうか。

 現憲法において、個人の尊重、主権在民が明記されているというのに、何故、「一旦事あれば皇族のために命をかけよ」という内容のものを教材とするのか、まったく私には理解できません。


 
 今、「忖度する」(毎日新聞はひらがなですね。そんたく)をよく見かけますが、日本はアメリカに「忖度」して、核兵器禁止条約の会議に参加しなかった。原爆を二度も落とされた唯一の国なのに。広島での平和の誓いなど吹き飛ぶ安倍首相。


 「安全基準に適合する」として、原発再稼働認可の流れが始まった。使用済み燃料をどう安全に処理できるかという技術も持たないのに。


 
 
 私たちは、私たちの子孫に、膨大な借金と、核のゴミを残してしまいます。さらに個人が生きにくく他人を疑う所作を教えてしまうようなことは避けなければいけません。


 「進撃の巨人」の、宣伝しか知りませんが、あのような恐怖を感じます。


 憲法を「守る」というだけではやられちゃいそうです!

 
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