ゴールデンウイークのうち、一日だけ休めた夫と映画に行きました。
下高井戸シネマ。
私の実家があった駅から徒歩2分にある映画館です。
私が子どもだった頃、下高井戸には映画館が二館ありました。駅を挟んであっちとこっち、いずれもちょっと古い感じの映画館でした。
そのうちの一つが生き残って、小さいけれどきれいな建物になり、大きな映画館では上映しない、けれど優れた映画を観せてくれる貴重な場所となっています。
以前、持続が困難な時期もあったようですが、地元等に支えられて、今度は京王線の高架化でハラハラしたけれど、どうやら大丈夫そう。
懐かしい映画館でクリントイーストウッドの映画を見た後、実に久しぶりに実家があった所に行ってみる事にしたのですが・・。
私は、道が分からない・・。
いえ、認知症になったのではありません!
以前あった店が、ほとんど無い。
近道しようと思ったのがいけなかったのは確かだけれど、「ここはどこ?」状態。
一回駅の方に戻って、まだあったお店を確認してから歩き直ししたのですが、夫に「ほら、此処でしょ」と言われた実家への最後の曲がり角に来ても、まだキョロキョロする私。
ショックでした。
あまりの変わりように、昔の記憶しかない私の脳みそがついていけなかったのです。
まあ、いつまで畑があったり土の小道があったりすることはないでしょうが、なんだかチョット寂しくなりました。
下高井戸シネマだけは、変わらずに続いてほしいです。