藤原愛子の日常茶飯事

前稲城市議・藤原愛子のもろもろな日々

阪神大震災。17年前の今日。

2012年01月17日 | 雑感
 17年前の本日未明、阪神大震災がおこりました。

 高速道路が折れ曲がって倒れ、あちこちから煙が上がっている光景に、言葉を失ったあの大地震から、17年。

 もう17年も経ったか・・・と思う反面、「まだ17年」。
お年寄りが戦争の話を昨日のように話し、悔恨の思いや悲惨な経験に涙を浮かべるように、そうそう人間は忘却の淵に何でも沈めるようなことはできないものです。

 新聞に「東北に行くボランティアが激減した」と書かれていましたが、それは一時の流行であったのが興味が無くなって減ったという話では無く、支援の内容が変わってきたことで、何をどう支援すれば有効なのかという情報が、捕らえにくくなっているというのが一因として、あるのではと思います。たしかにネットで調べればわかったり、問い合わせをすれば教えてくれるルートはありますが。
 何かしなくては・・・と今でもじりじりしている人は大勢いるはずです。


 ここで少しイヤ~な感じになる話をひとつ。

 私の「イヤ~な性格」の真骨頂。


 今、原発人災で放射能汚染に関する問題が噴出しています。これから先、多分2.3年先に身体に何らかの変化が出てきたり、作物に異常が出たりという目に見える<放射能の影響>がでてくると推測します。まず、原発の事故処理にあたっていた方々からかもしれません。そして、子ども達にも表れるかもしれないことは否定できません。
 大切なものも思い出の品も、<瓦礫>と呼ばれてしまい、その扱いも明確にならないうちに、放射能に高濃度汚染されたコンクリートが出回ってしまった。知らないうちに汚染物質が取引され、加工されて拡散する危険もあります。
 

 私達はこのことから逃げることはできないのです。
 なんとか避ける努力もしなければいけません。

 しかし・・・。

 避ける方向を間違ってはいけません。

 ちょっと過去をさかのぼってみますと・・・。

 いままでも私達の日常生活には、様々な脅威が降りかかってきています。

 たとえば、 食品添加物。 排気ガスなどによる大気汚染。 ダイオキシン。農薬。遺伝子組み換え食品。 環境ホルモン。

 ざっとあげただけでも、既に私達の日常には不安材料が沢山あります。

 放射能汚染を避けていたら、他の汚染地帯に入ってしまったということのないようにし
なければいけないのです。二者択一の危機的状況は別にして。

 私達はこれから、更なる脅威の中でこれからの命を育んでいかなければならなくなったのです。
 でも。

 ビビッてはいられない。
 幼い子どもを抱きしめて、途方にくれていてはいけません。

 何よりも「知る」ことです。知らないと対処のしようが無い。放射能不検出だからといって、添加物のカタマリのようなものを食べ続けることのないように。地盤が確かだからといって、車がブンブン行き交う道路際に引っ越してよいかどうか。

 そして、長い長い取り組みになるでしょうが、福島を始めとする被災された方々のことを忘れずに、自分や家族のためだけではない「良好な環境」を得ることに対して、出来ることからやっていきましょうよ。

 阪神大震災17年目に、あらためて思いました。
コメント (2)
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