アフガン・イラク・北朝鮮と日本

黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ 万国のプレカリアート団結せよ!

我が社の障害者雇用の在り方を問う。

2019年12月04日 23時19分46秒 | 職場人権レポートVol.3
 
 
ブログ更新が滞り申し訳ありません。実は勤務先で厄介な問題が起こっており、それを会社のホームページに投稿していました。

投稿内容は次の三点。①折角、規格違い商品混入を社員に通報したのに社員がそれを黙殺。②折れコン入荷の馬鈴薯を誰も最後まで仕分けしようとせず。③応援バイトが下り坂でドーリー(台車)を横向き(坂の方向に対して垂直)に押していたのを発見して注意した。

三点とも社員に報告し、当日11月30日付の作業日報で報告を上げたにも関わらず、それでも会社からは何の応答も無かったので、翌日の公休日に、私が自室のパソコンから会社のホームページに改めて苦情投稿しました。「もう直ぐ年末繁忙期を迎えるのに、この調子では必ず事故が起きるぞ」と警鐘を鳴らす為に。

三点の中でも一番腹に据えかねたのが②の北海黄金(ほっかいこがね=馬鈴薯の品種)の仕分け放置です。荷物量の少ない平日なら我々のチームで仕分けするのですが、当日は週末繁忙期で取扱う荷物量が多く、とても我々だけでは仕分け出来ませんでした。

そんな事は他のバイトや社員も知っている筈なのに、誰も知らん顔して仕分けしようとしませんでした。そこで、私が怒って副所長を問い詰め、最終盤になってようやく他のバイトに仕分けさせて、どうにか欠配だけは避ける事が出来ました。

ところが、そのドサクサの中で、同じカゴ車に仕分けしていたシャリ(寿司米)を大量に誤配していた事が分かりました。そして、そのシャリを仕分け、検品していたバイトSさんが緑内障を患っていた事を後で知りました。

Sさんは目が悪い事は私も知っていましたが、まさか緑内障を患っているとは思いもよりませんでした。それに対して、他のバイトが社員に「何故そんな人間に検品業務を任せていたのか?」と問い質したら、社員は「緑内障だから検品しか任せられない」と応えたそうです。

しかし、普通は逆ではないでしょうか?緑内障は眼圧異常で目が徐々に見えなくなる病気です。現在の医学では治癒は不可能で、病状の進行を薬で食い止める事しか出来ないそうです。そんな人間に検品業務を任すのは、目の不自由な人にコンタクトレンズの傷の検査をさせる様なものです。これではまるで拷問ではないですか。

では、その人を検品業務から外せばそれで解決するのか?検品すら出来ない人間に、それよりも遥かにハードでミスも許されない現場作業が勤まるのか?任せられる仕事が無いなら、もう辞めるしかないのか?

ウチの職場には、他にも何らかの形で障害を持っているバイトが数多くいます。日勤バイト36名中何と7名もいるのです。

障害の内容や程度は様々です。中には、障害者手帳を持っているにも関わらず、日常業務を普通にこなせる人もいます。その一方で、表向きは健常者であるにも関わらず、認知症や自閉症気味のバイトもおり、そういう人は周囲に迷惑かけまくっています。

それに対して、会社も社員も見て見ぬ振りです。それは前述の社員対応からも窺い知れます。こんな調子では、「わざとそんなバイトばかり雇って、障害者雇用助成金だけを掠め取り、後は現場に面倒を押し付けているだけではないか?」と勘繰りたくなります。「一見『障害者雇用に熱心な企業』のふりをしながら、実際は頭数を揃える為に誰でも採用しているだけで、人材育成もせず、ただ『飼い殺し』にしているだけではないか?」と。

Sさんもその一人です。はっきり言って、彼の評判はバイト仲間の間でも余り良くありません。何故かというと、自分の仕事(検品業務)以外は何もしようとしないからです。前述の馬鈴薯の仕分けが残っていても知らんふり。そのくせ、こちらがSさんの仕事を手伝ってあげても「有難う」の一言もありません。それどころか、折角セットしてあげたカゴ車も、何が気に入らないのか知らないが、また置き直す有様。これでは「手伝い損」にしかなりません。

しかも、「明日は我が身」という事もあります。過去には私の労災をもみ消そうとした前科もある会社です。そんな会社で、もし私が障害を負うような事になれば、一体どんな目に遭わされる事か?会社が本当にSさんの事を思うなら、こんな「飼い殺し」で誤魔化したりせずに、もっとバイアフリー化やリハビリ就労に力を入れる筈だ。そして緑内障を患っている事も隠し立てせず、全員にもっと積極的に協力を呼びかける筈だ。

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