アフガン・イラク・北朝鮮と日本

黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ 万国のプレカリアート団結せよ!

政権買収

2009年11月27日 23時51分31秒 | 未完の政権交代
官房機密費 政権引き継ぎ時金庫カラ 塩川議員が質問(09.11.20)


 鳩山献金問題が、ここに来て、マスコミによってしきりに取り上げられています。曰く、個人献金の上限枠を超える額が献金されていたとか、実母からの莫大な献金が政治資金収支報告書に計上されていない、とか。
 これだけなら、前・自民党政権時代と変わらぬ「よくある話」でしかない。民主党なんて、何だかんだ言っても、その本質は「第二自民」である事は確かなのですから。「それでも少しでも自民党の悪政を止めてくれるなら」という事で、先の総選挙では多くの人が民主党に一票を投じたのです。だから、それを攻撃する自民党に対しても、「目くそ鼻くそ(どころか寧ろこちらが金権腐敗本家)の自民党に、民主党を批判する資格があるのか?」と言うのが、大方の人の気持ちでしょう。

 私としては、こんな「よくある話」よりも、寧ろ官房機密費の行方のほうが、遥かに気になります。「国益のため」との名分さえつけば、使途自由で領収書も不要の、「掴み金」同然の機密費が、麻生・自民党政権の退陣間際に2億5千万も引き出されたと言うのに、後任の鳩山・民主党政権も、それに対して「前政権の事だから」と済ませるのみで、異を一切唱えないという。鳩山献金問題で、あれだけ自民党に攻撃されながら、この問題では何も反論しようとしない、この不思議。
 かつての社会党がそうだったように、野党時代の主張を軒並み後退しだして。これを「出来レース」と呼ばずして、一体何と呼ぶ。これでは「政権交代」ならぬ只の「政権買収」ではないか。事と次第によっては、自民も民主も只では済まないし、当然済まされる話でもない。

・鳩山首相元秘書を在宅起訴へ 偽装献金2億円超 東京地検(産経新聞)
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091124/crm0911241044006-n1.htm
・実母から首相に十数億円 実母の参考人聴取も検討(同上)
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091126/crm0911260146004-n1.htm
・金庫カラにし自民下野 機密費、突出の2.5億円支出(朝日新聞)
 http://www.asahi.com/politics/update/1120/TKY200911200338.html
・使途不明の官房機密費/自公政権-総選挙2日後に2億5000万円/鳩山政権-すでに1億2000万円(しんぶん赤旗)
 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-11-20/2009112001_01_1.html
・内閣官房機密費について(追記あり)(村野瀬玲奈の秘書課広報室)
 http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-1523.html
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