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トラックバイアス過信禁物

2023年03月29日 10時26分23秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ

先週の土日も雨模様でどこにも行けなかったので競馬予想で週末を過ごしました。日曜日にはGⅠレースの高松宮記念(中京11レース、芝1200メートル)が開催されましたが、予想は難解を極めました。確たる本命馬不在の混戦レースの上、雨で馬場が荒れてさらに不確定要素が加わり、展開すらなかなか読めませんでした。

私はその中で◎ロータスランドを本命にしました。同馬は芝重1.2.0.0.の成績で、重馬場だった昨年の高松宮記念も2着に来ています。そして前走の京都牝馬Sでも3着に好走。岩田康誠の騎乗で、イン突きによる馬群割りで混戦から抜け出てくると予想しました。

同じ理由で〇メイケイエールを対抗に。同馬も重馬場実績があり、昨年の高松宮記念では5着に好走。騎手も大胆な乗り方をする池添が騎乗。但しこの馬はむらっ気があり成績が安定しません。そこで昨年の高松宮記念に勝ちスプリンターズSでも3着に好走した▲ナランフレグ、3連勝後に前走の阪急杯でも勝った★アグリ、芝千二では常に掲示板確保の安定株★ナムラクレアの3頭で、◎〇の不安定性を補う事にしました。

以下、連下の△には昨年3着のキルロード、阪急杯2着のダディーズビビッド、オーシャンS1着のヴェントヴォ―チェ、スプリンターズS2着のウインマーベルを配して、◎―〇▲★―〇▲★△の三連複フォーメーションと、◎〇▲★の馬連ボックスの2種類の馬券をそれぞれ100円ずつ買う事にしました。

ところが結果は、2着こそ★ナムラクレアが来たものの、1着には12番人気のファストフォース、3着にも13番人気のトゥラヴェスーラが来て、馬連7920円、三連複81180円の大波乱で終わりました。

直前に買った馬券攻略本の影響で、内枠重視の予想をしてしまった事が敗因です。確かに一般的には距離ロスのない内枠が有利で、荒れ馬場では追い込みが利かないのでさらにその傾向が顕著に出ると言われています。

でも、それはあくまでも一般論でしかありません。実際は同じ重馬場でも雨の降り方次第で馬場状態は変わります。雨上がりでは排水の良い内側から馬場が乾いてきますが、雨降りの中では高くなっている外側の方が逆に走りやすい場合もあるのです。

それに内枠は、距離ロスがない代わりに、外から包まれるリスクがあります。特に中京競馬場のコーナーはスパイラルカーブになっていて、入口よりも出口が狭くなっているので、そのリスクはさらに高まります。しかもゴール前には急な坂もあるので、余り飛ばし過ぎると上り坂でバテてしまいます。必ずしも内枠有利とは言えないのです。(上記コース図参照)

その中で、ファストフォースは、7歳の高齢で、枠順も7枠13番と比較的外側でした。GⅢでこそ好走歴がありますが、GⅡ2着が最高で、最近ではオープン特別でも勝ちあぐねています。GⅠでは格下感が否めないので消しにしてしまいました。

でも、レースが終わって改めて同馬の成績を見直してみると、昨年秋のスプリンターズS10着大敗後は、京阪杯7着(勝ち馬と0.9秒差)→タンザナイトS4着(同0.4秒差)→シルクロードS2着(同アタマ差)と、着実に成績が上向いていました。そして先週の追い切りでも、栗東坂路で12秒ジャストの好タイムを出していました。

それなのに、私はトラックバイアスにばかり気を取られ、高齢・外枠・格下だからと消しにしてしまったのです。混戦で買い目を絞らなければならないと焦ってしまい、他の馬の表面的な「好成績」にばかり目を奪われて。混戦になればなるほど、冷静に判断しなければならないと、今回の件で痛切に感じました。

【高松宮記念】大波乱! 異色の戦歴を持つ12番人気ファストフォースはなぜ29戦目にしてG1初勝利を飾れたのか? (msn.com)の記事コメント欄にも同じ趣旨の事を書きましたので、ご参考に。


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