アフガン・イラク・北朝鮮と日本

黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ 万国のプレカリアート団結せよ!

まずはアンビバレントな毎日を諦めない事から

2012年09月05日 06時10分02秒 | 職場人権レポートVol.2
 アンビバレント(ambivalent)とは、同じ物事に対して相反する感情を同時に抱いたり、一人の人物について好意と嫌悪を同時に持つ、などの矛盾した状態を表したもの。mixiボイスでの私の最近の書き込みから、アンビバレントな呟きを抜き出してみました。さてどこがアンビバレントなのか分かるでしょうか?

【プライベート編】

週末は遅くまで残業なので晩飯は大抵外食。最近はすき家で済ましがちに。ブラック企業の搾取に加担する様で内心忸怩たるも、安価な割には旨いので。他店はご飯の味や量やメニューがイマイチ。尤も少し足を伸ばせばもっと旨い店も一杯あるが、翌日の仕事や価格を考えるとついつい近場で済ます破目に。(09月01日)

コメント あるみさん
たしかに「すき家」は安価でメニューも豊富(09月02日)

コメント プレカリアート
あるみさん、すき家の花かつおオクラ丼も牛トロ丼も美味しかったですよ。うな丼も完売御礼でした。あのメニュー考案力は凄いと思う。ただ安いだけで見映えも味も最悪の松屋とは大違い。でも素材勝負よりも激辛コッテリ味に逃げているのはすき家も同じ。所詮はマクドとモスの違いでしかない。嗚呼昔ながらの和食が食いたい。(09月03日)

内心忸怩たるのは競馬でスポーツ紙を買う時も。産経系列で石原ヨイショの夕刊フジなぞ買う位なら小沢ヨイショの日刊ゲンダイで我慢している方がマシ。でもフジの方が安価で馬柱も見易い。着差も秒差ではなく×馬身差表示なのでより分かり易い。但し買っても見るのは競馬欄のみで石原・橋下翼賛記事はガン無視。(09月01日)

コメント プレカリアート
9/2日の新潟記念は外れ。▲トランスワープ1着△アスカクリスチャン3着も◎ナリタクリスタル着外。2着タッチミーノットが外に膨れなければ○スマートシルエット連絡みでワイド的中してたかも。やはり本命レースだけに止めて混戦レースは潔く見送るべきだった。折角の復調もこれでストップ。(09月04日)

(解説)
 
 最初の外食の話では「本当はもっと昔ながらの和食が食いたいのに、平日は近場の”すき家”で我慢」、次の競馬の話では「本当は右翼偏向・産経系列の夕刊フジなぞ見たくないのに、競馬欄が見やすいからついつい買ってしまう」というアンビバレント。休日はその鬱憤を晴らすべく、”すき家”ではなく上記の”隠れた名店”(さて何処でしょう?)でランチを堪能。先週もメニューの「ポルポト派」に釣られて写真のカレイ煮付定食を注文。

【政治編】

竹島守って福島見殺し。尖閣守って沖縄見殺し。両者とも昔からの懸案。竹島なんて李ラインの頃から、尖閣の米軍射爆場もそのまま。保守だとか愛国だとか大騒ぎするなら、現に今もある国民無視の属国政治をまず何とかしろよ。米国や大企業には何も言えず、その鬱憤を今は誰でも叩ける中国や韓国に只ぶちまけているだけ。(09月03日)

昨日更衣室での奴隷同士の会話。アホが子ども手当に釣られて民主党に投票→自民も一緒→でも共産だけはダメ、中国や北朝鮮に乗っ取られる→消費税も上がる→議員減らせ、もう橋下しかいない云々。増税も反増税も一緒くたに議員全てダメと言いつつ、本音は増税賛成で弱者蔑視の、自民より更に酷い橋下にすがるバカ。(09月04日)

コメント ウルフの子
実際には緑と海賊しかないと思う。(09月04日)

コメント ウルフの子
奴隷根性というよりも情報弱者になっているのかも。(09月04日)

コメント プレカリアート
ちなみに奴隷の片割れは、別部署のバイトなので私も詳しくは知らないのだが、休日も掛け持ちバイトで睡眠時間が毎日3時間とか。寝てる暇があるなら金儲けなんだと。それだけ命すり減らして働いても搾取されるだけなのに。(09月04日)

コメント あるみさん
今の「日本共産党」で中国や北朝鮮に乗っ取られるなんて、ありえねぇ~ 「領土問題」だって日本共産党が最右派なのにね。(09月04日)

(解説)
 政治編では「中国・北朝鮮・韓国に国が乗っ取られると言いながら、米国に乗っ取られている現状にはダンマリ」、「増税反対の弱者のくせに増税派で弱者切り捨ての橋下に期待」という最近のアンビバレントな風潮を皮肉ってみました。特に後者なぞ「豚が自分を殺そうとする肉屋を熱烈に支持する」「自分で自分の首を絞める」様なもので、もう矛盾の最たるもの。
 最後の「あるみ」さんのコメントにある「領土問題では共産党が最右派」云々には、もう少し詳しい説明が必要かも。これは多分、日本の政党の中で共産党だけが北方四島だけでなく全千島の返還をロシアに要求している事を指しているのでしょう。互いに対等な立場で締結された明治時代の日露「千島・樺太交換条約」を共産党は根拠にしているからですが、これについても、日清・日露戦争など当時の日本の侵略政策とは無縁ではなかったとする立場からの批判があります。

【職場編】

http://blog.goo.ne.jp/afghan_iraq_nk/e/0ead68fb00a61bfdbd48e3a242ad301b 商品仕分けのバイトで、昨日も無茶苦茶な流し方をして来たから非常停止の紐を引っ張ってやった。この紐一本で出来るストライキを新人もどんどん真似る様になり、何度も商品仕分けレーン停止に。俺のやった事は決して無駄ではなかった。(08月30日)

コメント あるみさん
なるほど、そうゆう「サボタージュ」戦法もあるわけだ。安全と健康を守るための「順法闘争」ですね。(08月30日)

今日昼休みにS君から怒りの報告。写真のドーリーを、転倒防止の為に1台ずつ運ぶ決まりだが、実際それでは間に合わないし最近では誰も守っていないので、自分も2台ずつ運んでいたら副所長に注意された。他の者には注意せず何故俺だけなのかと応酬になり事務所に呼び出され。このドーリーの件は私も文書で改善求めていた。(09月04日)

要望内容は①実際1台ずつでは間に合わないのだから2台ずつ運んでも転倒しない様、重心の片寄りを避け縦に台車を運ばせる指導を、②床面の不具合補修の二点。その程度の改善も出来ないのは何故なのか?どうすれば職場の奴隷根性を一掃出来るか?他のバイトも交え少しマジな話の末、諦めるな諦めさせられるなという結論に。(09月04日)

(解説)
  
 上記写真の左から右へ順に、商品の仕分けレーン、そのレーンを止める非常停止の紐、1台ずつ運んでいたのでは間に合わないドーリー(オレンジ色の台車)。「事故防止の筈の内規が、実際は全然役に立たない代物で、誰も守っていない」「それを、声のでかい古株のバイトには何も言えず、新人のS君にだけ注意する」職場運営のアンビバレントに対する、S君からの痛烈な批判を私がmixiで代弁したもの。
 そのドーリーの件は当日昼休みの食堂でも少し議論になり、私も以前の呟きと絡めて、「二言目には中国や韓国・北朝鮮がどうたらこうたら言うが、自分の職場の北朝鮮みたいな状態には何も言えず」「その身近な奴隷状態には何も言えない鬱憤を、今は誰でも叩ける中国・北朝鮮バッシングで晴らしているだけじゃないか」と、今の職場の風潮を批判。
 でも、たった30分弱の昼休みでの僅か数人の議論では、簡単に結論なぞ出る筈もなく、ありきたりの落とし所に落ち着いただけでしたが、それでも、普段は口に出来ない事も議論出来たのは、一つの進歩だと思います。
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4 コメント

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no idea (noga)
2012-09-05 22:09:44
日本の国は、米軍に頼ることなく、日本軍で守れ。
そのうえで、相互に安全を保障すれば、日米は対等になる。
我が国は、虎の威を借る狐であってはならない。
自分の力を示せ。力は正義である。(Might is right).

力がなければ、正義もない。単なる歌詠みである。ひ弱な花である。
他人に仕事を任せておいて、いちいちあれこれ言うのは不謹慎である。いつまでも、未成年の姿勢をとるな。
消去法を得意とする論客ばかりでは、総理の寿命も短くなる。筋の通った政治もできない。

未来社会の建設には、建設的な意見が必要である。
未来構文がなくては、未来の内容は過不足なく構築できない。
未来構文があれば、理想が語れる。無ければ、筋の通らない空想・空論になる。

日本語の文章には、未来・現在・過去の区別がない。
現在のことは過不足なく考えられても、過去と未来に関してはそれができない。
日本人は、未来のことに辻褄を合わせて語ることは得意でない。
最悪のシナリオなど考えられない。悪夢は常に想定外になる。
だから、有事の際の危機管理も破たんする。

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日々の積み重ね (あるみさん)
2012-09-05 22:37:21
が感じられるブログ記事ですね。
とはいえ、なぜか私が大量に登場(^^;;
返信する
>no idea (noga) (プレカリアート)
2012-09-06 08:17:19
マルチポストはどのブロガーにとっても迷惑。もう来るな。
http://blog.goo.ne.jp/arai647/e/ebad7d5ba8408fc6d8caad759060ae8b
返信する
あるみさんへ (プレカリアート)
2012-09-06 10:28:05
>とはいえ、なぜか私が大量に登場(^^;;

 いや全然お構いなく。ブログだと、たとえコメント一つ書くにしても、どうしてもみんな構えてしまうのでしょう。それは記事を書く私とて同じです。気軽に書けるmixiやツイッターとはそこが違います。
 でも、じゃあブログなんて不要かと言えば、全然そうじゃない。書評や新聞記事の批評ともなれば、やはりブログでないと無理です。「呟き」だけでは、下手したら著書のタイトルや著者・版元の表示だけで終わってしまいます。
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