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旧あいりんセンターに対する強制排除が行われた。

2019年04月24日 23時44分11秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ

 

本日4月24日はシフト休みで、昼間は外出していて知らなかったのですが…。

ホテルに戻ってツイッターやニュースを観たら、今住んでるホテルと目と鼻の先にある、旧あいりんセンターに閉鎖後も立て籠もっていた移転反対派の活動家と労働者に対して、強制排除が行われたとの事でした。

既にブログにも書きましたが、あいりん総合センターは、現在の耐震基準を満たしていない為に、建て替え工事が行われています。新しいセンターが完成するまで、センターは南海の高架下に仮移転します。それに反対する一部の労働者や活動家が、センター閉鎖後も居座っていました。それに対する強制排除が本日行われたのです。

そう言うば、夕方ホテルに帰って来た時に、あいりんセンターの方から何やら騒いでいるのが聞こえて来ていました。私はてっきり、また例の稲垣が騒いでいるのかと思い、無視して通り過ぎたのですが。

ヤバイw!何とその今日に、それまで着ていた下着や靴下、Tシャツ類をホテルのコインランドリーで洗濯し、去年の釜ヶ崎夏祭りで買った写真の釜ヶ崎解放Tシャツに着替えたばかりなのです。

今まではこのTシャツのお陰で、胡散臭い共同浴場の入浴客とも、「おっ、そのTシャツカッコいいやんけ!」とお近づきになれたりして、このTシャツが潤滑油の役割を果たしてくれた事もありました。

しかし、今日の強制執行で、私までが移転反対の「過激派」と間違われてしまいかねない事になってしまいました。私は、新年の越冬祭りのイベントとして行われたセンター移転問題の学習会に少し参加した以外には、この問題には全然関わっていないのに。今日はもう共同浴場行くのよそうかとマジで思い始めました。

でも、やはり風呂に入らない訳には行かないので、ちょっぴり勇気を振り絞って共同浴場に入って来ました。他の入浴客からは別に何も言われませんでした。共同浴場のある屋上から旧あいりんセンターの方を眺めたら、強制排除中は封鎖されていた南海高架横の道路も、現在は封鎖が解かれ、人も車も普段通り通行していました。

尚、釜ヶ崎の活動家全てがセンターの移転に反対している訳ではありません。釜ヶ崎で野宿者支援の夏祭りや越冬祭りを中心になってやって来た釜日労(釜ヶ崎日雇い労働組合)は、条件付き移転容認派です。移転の必要は認めた上で、労働者の意見も行政に認めさせようという立場です。それに対して、移転絶対反対を今でも貫いているのが、今度の大阪市議選にも立候補した稲垣浩を中心とする釜合労(釜ヶ崎合同労働組合)です。

元は釜合同も釜日労も同じ組織(釜日労)でした。むしろ稲垣浩らのグループの方が本家本元でした。しかし、今から40年程前に、不正経理問題などがキッカケで、稲垣が釜日労から追い出されて釜合労を結成しました。そして今では釜日労が釜ヶ崎の運動を主導するようになりました。センター移転を巡る両者の対立も、その様な過去の経過が尾を引いているのではないかと推測しています。

しかし、その詳しい内容を知ろうとしても、釜合労は「センター潰すな勿体ない」と言うだけで、チラシ一つ撒こうともしません。公式HPも無く、拠点の釜ヶ崎解放会館も今や廃屋も同然。もう一方の釜日労も、こちらは公式HPもありますが、センター移転問題を巡っては、釜合労をツイッターで罵倒するばかり。これではセンター移転の是非を判断しようと思っても無理です。だから、私もこの問題からは距離を置いて来たのです。

 

私がセンター移転問題の学習会に参加する気になったのも、あくまでも、SHINGO★西成などのラップミュージシャンのコンサートを聴きに、釜ヶ崎の夏祭りや越冬祭りに参加する様になったのがキッカケです。

釜ヶ崎の夏祭りや越冬祭りのお陰で、私の様な者でも盆や正月を楽しむ事が出来るようになりました。出される露店の天ぷら、焼きそばや、炊き出しのカレーも、安価でボリュームがあり美味しいので、彼らに対しては感謝している労働者も多い筈です。文中では揶揄して「過激派」と書いたりもしましたが、私は彼らの野宿者支援活動については高く評価しています。私なんかには到底真似できない活動を、彼らは何十年も前から、曲がりなりにもやって来たのですから。

しかし、両者の罵倒の応酬を見ると、センター移転問題については今でも距離を置かざるを得ないと言うのが、正直な感想です。

(参考記事)

「あいりん総合センター」完全閉鎖 労働者らの抗議続く(NBSニュース)

大阪市西成区のあいりん地区のシンボル「あいりん総合センター」の閉鎖に反発し、一部の労働者が居座っていましたが、警察と行政が強制排除しました。

24日午後0時半ごろから、警察と行政の職員があいりん総合センターのシャッターを閉め、施設を完全に閉鎖しました。

約50年前、日雇い労働をあっせんする場として建てられた「あいりん総合センター」は耐震性の問題などから今年3月末で閉鎖される予定でしたが、これに反発する日雇い労働者らが居座りを続けていました。

シャッターは午後3時すぎに閉められましたが、閉鎖に反対する労働者らの抗議は(午後5時)現在も続いています。

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