アフガン・イラク・北朝鮮と日本

黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ 万国のプレカリアート団結せよ!

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「東京の金正日」を倒せ!

2006年12月04日 10時13分50秒 | 反石原・’07東京都知事選
・<自殺予告>石原知事発言で追い詰められた 高2からはがき(毎日新聞)
 http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20061115k0000m040120000c.html
・石原都知事 ケタ違い 豪華外遊/クルージングや二輪レース見物/海外出張19回 3600万円の場合も(しんぶん赤旗)
 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-11-16/2006111601_03_0.html
・石原知事の海外出張問題、都庁に批判210件(朝日新聞)
 http://www.asahi.com/national/update/1121/TKY200611210393.html
・石原都知事:四男が公費で海外出張 都の文化新興事業で(毎日新聞)
 http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061123k0000m040125000c.html
・石原知事 四男作品にも公費 (ゲンダイネット)
 http://news.www.infoseek.co.jp/gendainet/society/story/27gendainet02029476/

 「東京の金正日」が、北朝鮮の本家に負けず劣らず、物議を醸し出しています。
 11月10日の定例記者会見では、「虐められるのは虐められる奴が弱いからだ」という趣旨の事を平然と言ってのけ、「10日の知事発言で余計窮地に追い込まれた」という自殺予告手紙まで頂戴してしまいました。
 続いて、今までの「無駄遣い・行政私物化の極み」ともいうべき豪華出張の内容が明らかにされ、ガラパゴス諸島クルージングや英国・マン島の二輪レースに公費を使って観光旅行に行っていた事が明るみに出ました。それに加えて、気分次第で始めたトップダウン事業に税金をつぎ込み、自分の四男を重用していた事も。

 石原慎太郎と言えば、例の「ババア」「三国人」発言でも物議を醸し出しましたが、この御仁はどうやら、「弱者イビリをワザと見せつける事で、自分の優越性を誇示したがっている」のではないでしょうか。つまり、石原の数々の差別発言・人間蔑視は、単に「口が滑った」とかいうレベルのものではなく、確信犯としてワザと人の嫌がる事を言って楽しんでいるのです。まるで「バカイホウシャ(下記注記参照)のリアル版」ともいうべき人格の持ち主なのです。
 実は私も中学生時代に一時期虐めに遭った事があるので、こういう醜悪な言動をする奴の心理は逆によく分るのです。こういう輩は、イデオロギー云々以前に、人間として絶対に許せないのです。

 上記の事例など、ホンの氷山の一角にしか過ぎません。石原慎太郎という人間の醜さについては、表に出てこない、もっと酷い事例が、幾らでもあります。例えば、下記の事例の様なものが。

・差別主義者・石原慎太郎の正体
>1982年の選挙運動中、対立する同じ自民党候補であった故・新井将敬氏のポスターに「’66年北朝鮮より帰化」というシール3000枚を張って回り、第一秘書が現行犯逮捕されるという事件があったが、その後もさらに石原慎太郎は次のような差別発言をしている。<
>「皆、割と鈍感だけど、帰化した人が代議士になるのは憲政史上初めてのことなんですよ。差別とか偏見とかではなく、原則論として考えなければいけない問題があると思うんです。一つは日韓関係で激しい摩擦が生じた時、いったいどちらの国益を優先させるのか、ということです。新井氏の原籍が北か南かよく分かりませんが、いずれにしても、日本と韓国の間には教科書問題や竹島の領有問題があるし、漁業権もいつも問題になっている北は日本を敵視する大変な国ですしね」<
 http://www.geocities.jp/social792/isihara/isihara3.html

 選挙に勝つためには自党の候補者さえもデマ宣伝で窮地に陥れる。しかも「新井将敬の原籍が北か南かよく分からない」くせに、「北朝鮮から帰化」と口から出任せを言って平然としている。今回の件では自分から差別と偏見で敵視しておきながら、「いつも北は日本を敵視する」と白を黒と言いくるめる。そして挙句に果てには、北朝鮮・金正日体制の人権抑圧問題を日朝間の民族対立や日韓の教科書・領土問題にすり替えて、「国益」の名で民族差別を煽る。

 また、表向きの「北朝鮮・拉致問題支援者」としての政治的ポーズとは裏腹に、拉致被害者には思いの外冷淡なのも、その界隈では有名な話。「横田めぐみさんはもう既に北朝鮮で死んでいる」と何の臆目も無く口にして家族の感情を逆撫でしたり、2004年参院選で当初は持ち上げていた増元照明候補(東京選挙区)の応援演説を直前になっていきなりすっぽかしてみたり。私は拉致問題支援者でも「救う会」シンパでもありませんし増元氏の政治的立場にも組しませんが、石原のこの変節には私でも憤りを覚えます。
 http://www5f.biglobe.ne.jp/~kokumin-shinbun/H16/1607/1607026spoile.html

 石原都政と言えば、利権まみれのオリンピック招致を餌に臨海副都心開発や高速道路網建設などの大型乱開発を進め、都内の環境破壊やヒートアイランド現象を急速に悪化させている事でも有名です。また、福祉切捨てでは急先鋒を努め、他の都道府県では順次実施に移されつつある三十人学級も、未だに実施する気配さえありません。
 そして、高校卒業式にヤクザまがいの都議を動員し、教師・生徒間に連座制まで導入してまで、教育現場に「日の丸・君が代」強制を徹底しようとしています。その陰で、エリート偏重の競争・格差教育の下、足立区や品川区などでは、学校間格差で新入生が一人もいない中学校が出現したり、生徒が学力テスト対策で過去の出題問題ばかりやらされるといった事態が進行しています。ここまで来ればもう単なる「調教」です。真の学力向上とは全く無縁の行為と言う外ありません。

 それでいて選挙になれば、記者団の前で煤塵の粉を撒いて見せて、さも「自分は大気汚染の現状を憂えている」かの様なポーズをとってみたり、日米軍事同盟や米軍再編に大賛成なくせに横田基地の日米共用化推進で如何にも「アメリカにも物申す」みたいなポーズと取ってみたりと、票を掠め取る術だけは熟知しているのです。いずれにしても、大した「品格」の持ち主である事だけは確かです。

 何かと言えば「品格」だの「規範意識」を問題にしてそれを憲法や教育基本法の所為にしたがる人たちが、何故この政治家の「品格」には頬かむりをするのか。また、何かと言えば北朝鮮・金正日の贅沢三昧な私生活を攻撃する人たちが、この「自国の金正日」然とした行状については何故誰も問題にしないのか。私は不思議でなりません。

 かつてヒトラーは、第二次大戦でベルリン陥落を前にして、こう言ってのけました。「自分を選挙で選んだのは当のドイツ国民なのだから、国民には最後まで自分と運命を共にしてもらう」と。「東京の金正日」(下記追記参照)に同じ事を言わせない為にも、来年4月の都知事選では是非、「革新都政をつくる会」の吉田万三候補(元・足立区長)に石原の息の根を止めて欲しいものです。
 http://www.manzo-y.jp/pledge/1024_hyomei.htm
 http://www.manzo-y.jp/

(参考資料)

・石原慎太郎研究会
 http://www.winterpalace.net/isrg/
・悪質政治屋・石原慎太郎の監視小屋
 http://www.geocities.jp/social792/isihara/isihara_kansi.html
・特集:石原慎太郎とは何か!
 http://www.linelabo.com/bk_sp003.htm

(注記)バカイホウシャ:

 バカイホウシャ(HN名:解法者、本名:×辺×彦)と言うのは、某ウヨクサイトから拙ブログの旧掲示板に侵入してきたネットウヨ・ネットゴキ。侵入当初こそ猫をかぶってはいたものの、やがてネットの匿名性の陰に隠れて、個人情報暴露やヘイトスピーチを繰り返したが為に、旧掲示板から追放されたのを逆恨みして、他板で旧掲示板に対する誹謗中傷・「呼び込み行為」や同様の差別発言を繰り返してきた御仁。その正体は、新聞ダネにもなったイカサマ法律ゴロ。詳細については旧サイト所収の2004年9~10月頃の旧掲示板・過去ログを参照の事。

(追記)「東京の金正日」:
 
 「東京の金正日」の比喩については、その後のエントリー記事で「金正日」から中央アフリカ元皇帝の「ボカッサ(ボカサ)」に格下げしています。石原都政のデタラメぶりや慎太郎個人の品格の貧しさは、もう比喩以上に酷いので。同様に、安倍も同じ理由で「ブッシュ」からフィリピン旧大統領の「マルコス」に格下げ済。
コメント (3)
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